【モデルプレス=2025/06/15】6月20日公開の映画『君がトクベツ』のモデルプレスインタビュー連載。Vol.6には、M!LKの山中柔太朗(やまなか・じゅうたろう/23)がソロで登場。劇中に登場するアイドルグループ・LiKE LEGEND(ライクレジェンド/通称:ライクレ)の“皆を惑わすイタズラ天使”来栖晴を演じる山中が、メンバーそれぞれの印象や、役作りについて語ってくれた。【写真】「君がトクベツ」大橋和也・山中柔太朗ら劇中アイドルのパフォーマンス◆畑芽育&大橋和也W主演「君がトクベツ」原作は「ヒロイン失格」「センセイ君主」「あたしの!」(全て集英社マーガレットコミックス刊)など数々のヒット漫画を生み出し、多くの女性読者に共感と親近感、切なさと感動、癒しと勇気を与え続けている幸田もも子氏の最新作で、2025年1月に完結した同名漫画。過去のトラウマからイケメン嫌いになった黒髪メガネの陰キャ女子・若梅さほ子(畑芽育)と、誰もが知る国民的アイドルグループ「LiKE LEGEND」の最強の愛されリーダー・桐ヶ谷皇太(大橋和也/なにわ男子)のまさかの出会いと恋愛模様を描いた“全女子の心を掴む”ラブストーリー。LiKE LEGENDのメンバーには、大橋、山中のほか、FANTASTICSの木村慧人、DXTEENの大久保波留、MAZZELのNAOYAと、事務所やグループの垣根を越えたキャストが集結した。◆山中柔太朗、幸田もも子氏から得た役作りのヒントとは― まずは、本作の出演が決まった時の心境を教えてください。山中:去年に出させていただいた映画『あたしの!』と原作が同じ幸田先生で、また呼んでいただけたことが本当に嬉しかったです。― 晴を演じるにあたって、意識したことはありますか?山中:幸田先生がM!LKを見てくださっているそうで、ライブも来てくださったのですが、僕が年上に小声で辛口にツッコむノリがキャラクターに似ているとおっしゃっていて、すごく腑に落ちました。サラッと真顔で強めなことを言う感じとか、そのアドバイスからヒントを得て役作りしました。― 実際の活動が役に活かされていたんですね。山中:今回の役はM!LKとしての活動がすごく活きています。ダンスシーンや歌のシーンもありますし、何よりアイドルの裏側みたいなところは、僕らが1番リアルに分かっていると思うので!◆山中柔太朗、LiKE LEGENDメンバーの印象語る― LiKE LEGENDのメンバーそれぞれの印象をお聞かせください。山中:大橋くんはテレビで見たままでした(笑)。プライベートでもご飯に行ったり、遊んだりしたんですけど、裏でも変わらずアイドルらしい部分があって、関わると好きになっちゃうタイプだなと。そういった人間性はすごく憧れますし、愛される存在だなと思いました。― 木村さんとは過去にドラマでW主演として共演していました。山中:僕は共演者で長く関係が続くことってあまりないんですけど、慧ちゃんとはご飯を食べたり、サウナに行ったり、気軽に遊んでいます。今回も共演が決まってすぐに連絡しました!最初の共演よりだいぶ仲良くなったので、より色々な話をするようになりました。今回の慧ちゃんの役はクールでカッコいい感じですけど、普段はそうではないので(笑)、新鮮で新しいキャラクターを見ることができて嬉しくなりました。波留は『M!LK 吉田仁人のレコメン!』(文化放送)にゲスト出演した時に、M!LKの推しは「柔太朗くん」と言ってくれていたらしいんです。会って直接話した時も、M!LKのライブを配信で観ていたと聞いて、すごく嬉しかったですし、年下ということもあり可愛がらせてもらっています。NAOYAとは昔一緒にダンスレッスンをしていて、お祭りとかも行く仲でした。NAOYAが新しい挑戦をすると決めてから、長らく連絡を取ってなかったので、共演すると聞いて嬉しかったです。昔はまだ小さくて“可愛い男の子”って感じだったんですけど、だいぶ成長して、ダンスも歌もすごく上手くなっていました。相変わらず面白い人で、ロケバスとかでも昔話で笑い合っていました。研究生の時の楽曲を思い返して「こんな歌あったよね」って(笑)。あと僕とNAOYAは昔、波留の先輩のINIの木村柾哉くんがダンスの先生だったので、共通の話題で盛り上がっていました。─ M!LKとしての活動時は、LiKE LEGENDメンバーの中で誰の立ち位置に近いですか?山中:M!LKのリーダー(吉田仁人)はこんなにニコニコしているタイプではないので(笑)、M!LKとはちょっと違う部分もあるんですけど、晴なのかな?それか“ピュアな末っ子”の成瀬一生。いや、それは(曽野)舜太か(笑)。…晴だと思います!― 普段とは違ったメンバーとのパフォーマンスはいかがでしたか?山中:ダンスシーンは、振りの動画が送られてきてから撮影まで数日しかなく、みんなで合わせる時間もなかったので、撮影前日にみんなでスタジオを借りてプライベートで練習しました。波留がダンスの細かい部分を言ってくれて、さすがだなと!すごく助かりました!ダンスの上手い人達が集まっているので、僕は付いていくのに必死でした。― ボーイズグループの垣根を超えた共演ということで、刺激を受けたことはありますか?山中:それぞれ忙しい中での撮影で、スケジュールが非常に詰まっている人もいたんですけど、みんな弱音1つ言わずに笑顔で取り組んでいる姿を見て、プロだなと思いました。改めて僕も頑張ろうと思うきっかけになりました。◆山中柔太朗がファンとの絆を感じる瞬間― 山中さんは現実でもアイドルとして活動していますが、グループ活動において大切にしていることはありますか?山中:メンバー同士の尊重が大事だと思います。僕は長くM!LKを続けたいので、そうするためには仲が良くないと。ありがたいことに、僕らはとても仲が良いです!― ズバリ、ご自身にとって“アイドル“とは?山中:みんなの日常生活の中での癒しや支えになるために僕らが存在していると思っています。ライブに来てくれたファンの疲れを癒すことや、非現実的な体験で笑顔にすることがアイドルの仕事だと思うので、この作品でもその部分がしっかりと描かれていて、共感しました。― 本作ではファンとの絆も描かれていますが、実際の活動の中でファンとの絆を感じる瞬間はありますか?山中:M!LKは色々な時代を経てきました。それでもずっと応援してくれているファンもいますし、新たにこの5人を好きになって、受け入れて応援してくれているファンもいます。そこが1番、僕らとファンの絆かなと思います。あと、楽曲のコール動画を出しているんですけど、今開催中のツアーでも、ファンの皆さんが完璧に覚えてきてくれて、すごく嬉しいです!◆山中柔太朗“トクベツ”な存在はM!LK― 作品タイトルにちなんでご自身にとって“トクベツ”な存在を教えてください。山中:M!LKかもしれないです。仕事ではあるんですけど、それ以上に“みんなといたいから仕事してる”みたいな感じです。変な人ばかりで楽しいし、この5人だから1つ1つ乗り越えられているし、今後も一緒に乗り越えていきたいなって思います。― 先程からグループ愛が伝わってきますが、最近のメンバーの言動で嬉しかったことはありますか?山中:リーダーの吉田が言っていたことで、嬉しいことがありました。吉田って欲があまりなくて、“このメンバーで活動できれば良い”みたいなタイプなんです。佐野(勇斗)とか僕が「ドームでライブしたい」ってずっと言っているんですけど、吉田にとって売れるというのは、このメンバーで活動を続けるための手段みたいな考え方で、普通に嬉しいし、なるほどなって思いました。― 理由は違えど、目指すところは同じなんですね。山中:現状維持してしまうと、グループってなかなか前に進まないと思うので、続けるために大きくなる、みたいな感じです。◆山中柔太朗の困難を乗り越える方法― 本作ではLiKE LEGENDが活動休止に陥り、困難に立ち向かう姿が描かれていますが、実際に山中さんが「困難を乗り越えたエピソード」を教えてください。山中:メンバーが5人になって再出発しようとした時にコロナ禍に入ってしまって、活動が一気にストップした時期は辛かったです。メジャーデビュー後も会場の規模は変わらずで、コロナ禍で何をしたらいいのかすら分からなくて大変でした。そんな時も、みんなで話し合ったことで乗り越えてきたと思います。― 今ではアリーナツアーをするほど、グループも大きくなりましたね。山中:そこに行くまでは「あれやってみよう」「これやってみよう」って色々なことに挑戦しました。佐野とかがチャレンジするタイプで、メンバーそれぞれ話しながら活動しています。◆山中柔太朗の夢を叶える秘訣― モデルプレス読者の中には、夢を追いかけている読者もたくさんいます。そんな読者に向けて山中さんの「夢を叶える秘訣」を教えてください。2024年9月のインタビューでは「続けること」と話していました。山中:続けることも大事ですが、今は挑戦することだと思っています。この感覚は、自分の中で明確に変化がありました。以前は“続けていれば、いつか報われる”という感覚だったんですけど、今は失敗しても良いから積極的にチャレンジすることが大切だと感じています。「イイじゃん」がありがたいことに多くの人に知ってもらえて、M!LKが段階として1つ変わりました。かなり挑戦的な曲で、表題曲にするかどうかメンバーで話し合ったんですけど、僕はどうしてもこれを表題曲にしたくて。それが結果的にうまくいったこともあって、挑戦しないと当たらないなって。この成功体験が、意識を変えた理由かもしれないです。― 「イイじゃん」旋風をご自身で実感する瞬間はありますか?山中:街でバレやすくなりました(笑)。1番嬉しかったのはオンラインゲームでマッチした敵の名前が「ビジュイイじゃん」っていう名前だったことです。ゲーム界隈で僕たちのことを知っている人はいないんじゃないかと思っていたので、すごく広がっているんだなって実感できて、不思議な感覚でしたし、嬉しかったです。― 最後に、今後の目標や挑戦したいことを教えてください!山中:メンバーが「富士山に登りたい」ってずっと言っていているんです。「アリーナツアーをしたい」「ヒット曲を出したい」「CMをソングやりたい」って去年立てた目標が今叶っていて、今は富士山(笑)。僕はそんなにやりたくないんですけど、メンバーがそんなに言うなら良いかって(笑)。個人としては最近はありがたいことにたくさんの作品に出させてもらっているので「この役良かったね」って言ってもらえる作品に出たいです!作品が良いかどうかっていうよりは僕の力で「キャラクターが良かった」と言ってもらえるような俳優に今年はなりたいです。― ありがとうございました!(modelpress編集部)◆山中柔太朗(やまなか・じゅうたろう)2001年12月23日生まれ、栃木県出身。俳優として『飴色パラドックス』W主演(2022〜2023/MBS)、映画『静かなるドン2』(2024)、『あたしの!』(2024)、『BADBOYS -THE MOVIE-』(2025)など話題作に多数出演。横浜アリーナ2Daysを含むグループ史上最大動員数のツアー『M!LK CONCERT TOUR 2025 “M!X”』を開催するなどアーティストとしても活躍している。【Not Sponsored 記事】