東京大学に通っています、さんきゅう倉田です。
たまに行く三軒茶屋のカウンターだけの居酒屋があるんですが、そこの店主の女性が「大学に通ってるんですよね?キャンパスどこですか」と聞いてきました。
「この間まで駒場で、今は本郷です」と言ったら、「大人になってから大学に行くなんてすごいなあ」と感心していました。
この話は彼女と3回くらいしていて、何度も同じ話をしてくるので、だんだん怖くなってきました。
というか、「え?!まさか東大!?」って言えよ。
それはさておき、東大には課外活動に興味を持つアクティブな学生に対して、ほとんど何も喋らない無口な学生たちも存在します。
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▶恐ろしいほど無口な東大生
東大で出会った、ほとんど喋らない二人の友人
ふたりのうちひとりはもうほとんど喋らない。
まず自分から口を開くことがない。授業で当てられても言葉を発するまでにだいぶ時間がかかる。自分から他人に声をかけることはない。質問されれば答えるし、挨拶をすれば返してくれるがそれだけだ。
ぼくか彼を見本にして、特定の集団の中に放り込まれて話をしたくないとき、彼をいたこのように降ろして、やり過ごしている。このとき、無口であるだけでなく、微笑んだりリアクションしたりもしない。無表情を貫くのがコツだ。
もうひとりの友人は、少し喋るが、他人にあまり興味がないのか質問をしてこない。こちらが質問をすれば答えてくれるし、エピソードトークをすれば楽しそうに笑ってくれる。
ただ、主体的に何かをしてくれたり話をしてくれたりすることはほとんどない。放っておいたら、ずーっと黙っている。
そんな彼も中学生の頃はよく喋る子供だった。学習によって喋らないという選択が最適だと考えるに至ったらしい。
▶彼が喋るのをやめた理由
おしゃべりだった彼が「喋るのをやめた」納得の理由
「会話をすると、つい変なことを言ってしまうんだ。
余計なことと言ったらいいのかな。トラブルになりそうだから話さないようにしてるんだ。
この間サークルの女の子に告白されたんだ。付き合うつもりはないけれど、セックスはしたいと思ってる。俺がセックスしたら面白いじゃん。面白いから、サークルのみんなに言おうと思ってる。
え?ひどい?そうかな。でも面白いじゃん。言うよ。セックスしたら言うよ。確かに、男にとってセックスは名誉で、女の子にとっては不名誉な事実かもしれない。
それをコミュニティ内で共有することは酷いことなのかもしれない。でも俺は言うよ。面白いから。」
あれだけ無口なのに、どうしても言うらしい。
ぼくは粘り強く説得したが、応じてくれる様子はなかった。
彼は男子校出身だ。いわゆる「男子校のノリ」が共学の大学で是正されることを願うばかりである。
■編集部より
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