現在放送中のドラマ『Dr.アシュラ』(フジテレビ系)に出演しているAぇ! group・佐野晶哉。今作では主人公に振り回される初期研修医・薬師寺保役を演じており、俳優としても存在感を発揮している。本記事では、佐野のこれまでの活躍を振り返りつつ、今作での演技とその反響にも触れ、魅力を深堀りしてみたい。
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昨年5月にAぇ! groupとしてCDデビューを果たし、今後ますます活躍が期待される佐野。個人としては、ドラマや映画などにも出演しており、昨年放送された『離婚後夜』(ABCテレビ・テレビ朝日)では地上波連続ドラマ初主演を務めると、大企業の社長を父に持ち、損得勘定で近づく女性が多いことから恋に興味を持てずにいたが、バイト先の常連客である新人小説家の香帆(久保田紗友)と出会い、初めての恋をする大学生・宝条伊織を好演。俳優として順調にステップアップを重ねている印象だ。
そんな彼のGP帯連続ドラマ初出演作が、救急科を舞台に、どんな急患も絶対に断らない、そしてどんな手を使ってでも絶対に助けるスゴ腕のスーパー救命医・杏野朱羅(松本若菜)の活躍を描いた救命医療ドラマ『Dr.アシュラ』だ。医療ドラマ初挑戦でもある佐野が演じるのは、救急科に配属されたばかりでへっぴり腰の“ポンコツ研修医”である薬師寺保。劇中では保が救急科の過酷さとどこまでも型破りな朱羅に振り回されながらも奮闘する姿が描かれている。
佐野は公式コメントの中で、保について“どこか物足りなさを感じて生きている”と分析した上で、「たくさんの修羅場を経験しながら保の心が動いていく過程を、大切に演じたいです」と意気込んでいた。その言葉通り、第4話では朱羅と共に患者に向き合う日々を送る保が苦手としている気管挿管の練習をしつつ、「救命医にはなんないけど、ここにいるうちは、ちょっとは役に立ちたいじゃん?」と心境の変化を明かす姿や、朱羅から受けたアドバイスを元に、実際の手術で挿管を成功させる成長ぶりが丁寧に描写され、「保先生が着実に成長してる様子が見えた」「今回で一気に成長を遂げてて泣いちゃう」「研修医保くんというより薬師寺先生だった」とSNSでも話題を呼んだ。医療ドラマ、そしてGP帯連続ドラマ初出演という佐野の初々しさが、救命医療の現場で成長していく保という役柄にうまくマッチしていると言えそうだ。
今後は、5月30日より公開予定の映画『か「」く「」し「」ご「」と「』への出演も控えており、芝居面でも着実に存在感を増している佐野。『Dr.アシュラ』の展開と共に、そんな彼の俳優としての活躍にも注目していきたい。