44歳、「もう限界」と感じたとき夢に現れたのは、中学時代に片思いしていた先生でした。「手紙作戦」を始動した私に、まさかの展開が!? | NewsCafe

44歳、「もう限界」と感じたとき夢に現れたのは、中学時代に片思いしていた先生でした。「手紙作戦」を始動した私に、まさかの展開が!?

女性 OTONA_SALONE/LIFESTYLE
44歳、「もう限界」と感じたとき夢に現れたのは、中学時代に片思いしていた先生でした。「手紙作戦」を始動した私に、まさかの展開が!?

日々が飛ぶように過ぎていくなか、自分のあり方に漠然と迷う40代50代。まるでトンネルのように横たわる五里霧中ですが、そんななか「ほんのちょっとしたトライ」で自分のあり方を捉えなおすには、「最初の一歩」に何をしてみればいいのでしょうか。

ライター野添ちかこがオトナサローネ読者にインタビューを行い、リアルな女性の人生をお届けする本シリーズ。今回は、仕事も家庭も行き詰まりを感じていたSumiさんが、夢に出てきた中学時代に片思いをしていた先生と再会したことで、自分の人生を取り戻したお話をご紹介します。

◾️Sumiさん
神奈川県在住の45歳。43歳の夫、中学2年の娘、小学5年と年長の息子の5人家族。今の職場は新卒から正社員で23年間、働いている。

【私を変える小さなトライ】

 

「いろいろ、もう限界」。そんなときに夢に現れたのは、片思いしていた先生でした

新卒から23年間、ずっと同じ会社で働いてきました。でも44歳の夏、突然「仕事がしんどい」と感じ始めました。不本意な仕事が次々と降ってきて、人間関係にも疲れ切り、気づけば「もう限界」と思う日々。イライラのせいで夫との仲も険悪になり、家庭も仕事もボロボロでした。

そんなある日、中学3年のときに片思いしていた数学の先生が、夢に出てくるようになったんです。夢の中ではよくおしゃべりをして、私は昔と同じように先生に恋をしていて、「楽しいなぁ」と思っているんです。

その先生は、男子からは人気があったけれど、女子からはそうでもなかったんです。年齢もかなり上でした。でも私は大好きで、中学を卒業してからも2~3年は片思いを続けていたほどです。

「先生にお礼の手紙を書こう」と思い立って、卒アルやサイン帳を物色

夢の中の先生に励まされるようで、つらい夏をなんとか乗り切れました。勝手に支えてもらった気持ちでしたが、「お礼の手紙を書こう」と思い立ちます。

卒業アルバムに載っていたのは、当時先生が住んでいた賃貸アパートの住所だけ。ほかに何か手がかりがないかと探していたら、昔のサイン帳を見つけました。クラスメートに好きな食べ物や生年月日などのプロフィールを書いてもらったものですが、先生にもお願いしたんです。そこに、先生の実家の住所が書いてありました。

さっそく、「先生に夢で助けられました」と勝手なお礼と「お会いしたいですね」というメッセージを添えて、手紙を出したんです。電話番号やメールアドレス、LINE IDとQRコードも添えて。ですが、待てど暮らせど返事はなし。

翌年のお正月に、先生からの年賀状が届いて

手紙が届いたかもわからずでしたが、少なくとも「受取人不明」で戻ってはきませんでした。

やがて私は忙しい日常に戻って、手紙のことも忘れていきました。ところが4カ月後のお正月、なんと先生から年賀状が届いたのです! そこには電話番号とメールアドレスが記されていて、「年賀状じまいをするので、今後はこちらへ」とありました。

「これはいい機会だ」と思った私は、お正月の夜中、ちょっと酔った勢いで「お会いできたらいいですね」とメールを送りました。返事はすぐには来ませんでしたが、1カ月ほど経ってから「帰省の際はご連絡ください」と返信が。

小躍りして喜んじゃいました。単なる社交辞令だったとしても、「真に受けよう」と思いました。

私の実家は今住んでいるところから、新幹線で1時間程度。父から「母の法事があるから3月には帰ってこいよ」と言われていたこともあり、そのタイミングで先生に会おうと決めました。

帰省を伝えると、先生からも返信が届き、それからは週に1回ほどのペースでメールのやり取りをするように。憧れの先生からメールが届くたび、私は嬉しくて天にも昇る気持ちでした。

Sumiさんが「もう限界」と感じていた日々。夢に出てきた先生との再会が、思いがけず彼女の人生を動かし始めます。

本編では、仕事でも家庭でも行き詰まっていたSumiさんが、夢に出てきた中学時代の憧れの先生に手紙を書いたお話をお届けしました。

▶▶「45歳、「片思いの先生に会いたい」と思った私が故郷に帰ったら、人生が大きく動き出した

では、Sumiさんが一歩を踏み出したことで、行き詰まりを感じていた仕事を転職する勇気を得たお話について、お届けします。


《OTONA SALONE》

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