【デスクツアー】マウスとトラックパッドの二刀流、引き出しの中まで合理性を追求した元技術コンサルのデスク | NewsCafe

【デスクツアー】マウスとトラックパッドの二刀流、引き出しの中まで合理性を追求した元技術コンサルのデスク

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生産性向上や人生の最適化をテーマとしたYouTubeチャンネルを運営する米国在住のクリエイター Reysuさんのデスク。
  • 生産性向上や人生の最適化をテーマとしたYouTubeチャンネルを運営する米国在住のクリエイター Reysuさんのデスク。
  • デスクは昇降式で高さを変えられると同時に、キャスター付きで向きを変えることも可能。
  • M4 Proチップ搭載のMacBook Proを、ラップトップスタンドに設置して使用。ジャーナリング用ノートを置く場所にもなっている。
  • Apple Studio Displayが大きいため「フルサイズのモニターをもう一台置くよりもこのほうが断然いい」と、合理性重視。
  • モニター下にはMagSafe充電器を設置。ただし、仕事中にiPhoneをここに設置することはあまりない。
  • キーボードの右にマウス、左にはトラックパッドを置き、両方使用する二刀流だ。
  • 「デスクの上でもっとも気に入っているものの一つ」というiPod classic。外出時にはiPod nanoを持ち歩くという。
  • マイクは専用アームに取り付け、カメラもデスク奥に固定。このような画角で撮影できるようセットされている。
 Reysuさんは、生産性向上や人生の最適化がテーマのYouTubeチャンネルを運営する米国在住のクリエイターだ。大学でコンピューターサイエンスとビジネスを学び、米国の大手コンサルファームで技術コンサルタントを務めた経歴を持つ。

 また、日本語を独学で学び、1年でJLPT(日本語能力試験)レベルN1の認定を取得するほどの勉強家でもある。ずば抜けた優秀さを裏付けに、機能・目的・使い勝手の隅々まで合理的かつ最適化された彼のデスク周りを見ていこう。

ラップトップスタンドを愛用、セカンドディスプレイはiPad
 Reysuさんは、仕事のほとんどを自宅のデスクで行っている。デスクはハーマンミラー Fullyシリーズの昇降式デスク。オプションでキャスターが取り付けられており、容易に移動できるようになっている。仕事中に立ったり座ったり、窓向きに変えたりなど、身体の健康だけでなく気分転換にも最適だ。

 デスクの天板はホワイトボード仕様になっており、直接文字を書き込むことが可能。しかし誤って消してしまうことがあるため、現在はメモ帳を置くスタイルに切り替えているという。

 PCはM4 Proチップを搭載したMacBook Proを使用。出かける時も、旅行の時も、これ一台ですべて完結させることが合理的だと考えたためだ。デスク上ではラップトップスタンドに設置し使用している。

 ラップトップスタンドは10年以上使用しているというTwelve SouthのCurve Stand。Apple公式ストアでも取り扱われているラップトップスタンドの名品と言えるアイテムで、モダンでミニマルかつ人間工学と放熱に最適なデザインで定評がある。

 Reysuさんにとってこのスタンドは、MacBookだけでなくジャーナリング用ノートを置く上でも最適な場所となっている。これは毎日の記録とアイデア・調べ物などのメモを組み合わせ、記録と同時に改善に繋げるReysuさん独自のメソッドに基づくノートで、毎日目に入るようノートの置き場所を用意することが大切だという。

 デスクに置かれたメインのモニターは、Apple Studio Display。その左側でセカンドモニターとして活用されているのがiPadだ。iPadは簡単にMacの拡張ディスプレイにできる機能がある。Reysuさんは、着脱が容易なマグネット式のアームスタンドに、ケーブルを接続した状態でiPadを設置。ほとんどの場合、ToDoアプリまたはカレンダーアプリを常時表示させておく用途で使用している。

無刻印HHKB、右にマウス&左にトラックパッド
 Reysuさんのデスク上に装飾的なアクセサリはなく、非常にシンプルで合理的だ。デスク中央にあるキーボードは、こだわり派の愛用者が多いHHKBの無刻印タイプ。Reysuさんは10年来のユーザーであり、このおかげでキーを全く見ずに打てるようになり、タイピング速度が上がったと言う。Reysuさんのタイピング速度は、計測によると1分間あたり165語。平均的な値は40~60語とされるからかなり速いと言える。

 マウスはLogitech MX Master 3S。こちらも愛用者の多いモデルで、多数のショートカットをカスタムで設定できるところが気に入っているという。注目は左側にトラックパッドが置かれていること。マウス操作に疲れたら左手でもポインタを動かせるという、文字通りの二刀流スタイルだ。

 ポモドーロタイマーの隣には、ちょっと懐かしいホイールタイプのiPod classicが置かれている。Sonosスピーカーに接続し、Lo-Fiミュージックやホワイトノイズ、雨音などの再生に使用している。Reysuさんは何でもPC・スマホで済ませるのではなく、単機能の専用デバイスを活用することで、不要の場面での通知等のノイズを切り離している。

 動画撮影用のカメラとマイクは、デスクに常時設置されている。マイクは多くの配信者に選ばれているShure SM7B を使用。音量が不足しがちになる欠点を補うためプリアンプとオーディオインタフェースが必要だが、これらはデスクの下に取り付けてスッキリさせた。

 カメラはソニーのα7SIII。映像クリエイターからも評価の高いモデルだ。連続使用に適したダミーバッテリーを装着し、ビデオキャプチャカードを接続。CalDigitの多機能ドッキングステーション「Thunderbolt Station 4 (TS4)」を介して録画データがMacBookに保存される。

 そして、ショートカットコントローラー Elgato Stream Deck MK.2に動画収録用のショートカットを用意しておき、ボタンを1つクリックするだけでデスク前ですぐに収録を開始できる、という仕組みになっている。

引き出しの収納は3Dプリンタ製オーガナイザーで最適化
 Reysuさんはデスク下に後付けの引き出しを取り付けて使用している。左側はキーレスでロックできる耐火性セキュリティボックス。パスポートや大切な品を収納している。右側は一般的な浅めの引き出しだが、デザイナーのYouTuber @ScottYuJan さんの動画にインスピレーションを得て、3Dプリントで作成したオーガナイザー(整理ケース)を活用している。

 引き出しには文房具だけでなく、小型シール印刷機やBOOX Palmaといったデバイスも収納。目を引くのがHOTOの4WAY小型エアクリーナーだ。吸引と送風の両方に対応したハンディタイプのバッテリー式卓上掃除機で、デスクマットやキーボードなど、掃除しにくい部分のホコリを吸い取ったり吹き飛ばしたりすることができる。

 Reysuさんはこの他、各種デジタルデバイスやAIの活用法、ジャーナリングのメソッドといった形で生産性の最適化を発信している。
《笠井美史乃》

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