【モデルプレス=2025/04/11】宮崎駿(※「崎」は正式には「たつさき」)監督のスタジオジブリ最新作『君たちはどう生きるか』が、5月2日よる9時より、日本テレビ系金曜ロードショーにて初放送される。【写真】“ハウル役”木村拓哉「ハウルの動く城」前で記念撮影◆「君たちはどう生きるか」初放送決定『風立ちぬ』以来10年ぶりに宮崎監督が生み出した本作は、2023年7月の公開時には「先入観なしで映画を楽しんでほしい」という思いから、ポスタービジュアルのみの露出に。公開されると話題を呼びヒットを記録した。さらに2023年12月に全米で公開されると、週末興行ランキングで1位を獲得。第81回ゴールデン・グローブ賞アニメーション映画賞、第96回米アカデミー賞長編アニメーション映画部門賞を受賞で2度目のオスカー獲得という快挙を達成。世界での興行収入で、スタジオジブリ作品の中でも1番の成績を記録した。初放送となる今回は、ノーカットで届ける。◆5月9日には「紅の豚」もノーカット放送また、その翌週5月9日には『紅の豚』をノーカットで放送。「飛ばねぇ豚は ただの豚だ」そんな名台詞が飛び出す本作は、スタジオジブリらしい、大空にロマンと冒険を詰め込んだ作品だ。子どものころワクワクとしながら見た人も、大人になって改めて、きっと新たな感動に出会うことができる。(modelpress編集部)◆5月2日「君たちはどう生きるか」(よる9時~)【あらすじ】舞台は第二次世界大戦中の日本。主人公の少年・眞人(まひと)は、火事で最愛の母親を失い、父と共に東京を離れ、疎開先の大きな屋敷に引っ越す。しかし、新しい環境になじめず、複雑な感情を抱える眞人は、屋敷で出会った不思議な青サギに導かれ、大伯父が建てた古い塔へと向かい、もうひとつの世界へ迷い込む。その世界で出会ったのは、漁師の女性キリコ、火を操る謎の少女ヒミ、そして眞人を追う奇妙なインコたち。やがて眞人は大伯父と出会い世界の秘密を知ることに。【登場キャラクター(※カッコ内は声の出演)】・眞人(山時聡真)第二次世界大戦中に母親を火事で亡くし、父親と共に東京を離れ疎開。新しく母親となったのは、母の妹の夏子。複雑な感情を抱えながら、さらに新しい学校にもなじめず、孤立し、自傷してひきこもる眞人の前にあらわれる謎の青サギとの出会いをきっかけに、もうひとつの世界へと足を踏み入れる。・青サギ・サギ男(菅田将暉)青サギと人間の姿を行き来する謎の男。悩む眞人の前に突如現れ、もうひとつの世界へと導く、謎につつまれた存在だ。ひょうひょうとして捉えどころのない性格で、眞人を翻弄する。・勝一(木村拓哉)眞人の父親。火事で妻を亡くし、眞人と共に疎開。軍需工場を経営しており、多忙な日々を送っている。非常に息子思いではありますが、眞人の悩みを汲んでやることができずにいる。・夏子(木村佳乃)眞人の亡くなった母親の妹であり、父親の再婚相手。眞人にとってはもともと叔母でありながら、今は新しい母親という立場の女性だ。明るく優しい夏子だが、眞人は複雑な感情を抱き、心を開くことが出来ない。・キリコ(柴咲コウ)もうひとつの世界で、漁師として巨大な魚を捕っている女性。墓所へと続く黄金の門をくぐってしまった眞人を厳しくも優しくいざなう。・ヒミ(あいみょん)眞人が迷い込んだもうひとつの世界で出会う少女。火を操る不思議な力を持つ。活発で芯の強い性格で、危ない目に遭う眞人を助け、行動を共にする。・大伯父(火野正平)眞人の母の大伯父で、屋敷の塔を建てたが、本を読みすぎて姿を消したと言われている。・七人の婆々(大竹しのぶ、竹下景子、風吹ジュン、阿川佐和子など)眞人が疎開した先の屋敷に仕える7人のおばあちゃんたち。クスリと笑ってしまうようなかわいいでたちの7人ですが、眞人を導いたり、助言を与えたり、とても頼りになります。それぞれ背丈や性格が違う。・ワラワラ(滝沢カレン)小さな白い生き物。月の輝く夜にふわふわと天へ昇っていく。・インコ大王(國村隼)もう1つの世界でインコマンたちを率いる王、大伯父と会談し帝国と呼ぶもうひとつの世界を統治しようとしている。・インコマンもうひとつの世界に登場する、インコの姿をした奇妙で少しユーモラスな生き物たち。眞人を群れで追いかけてきます。王様のようないでたちのインコマンも…?【制作秘話:宮﨑駿監督が挑んだ新しい主人公像】本作では、いままでの監督の作品では描いてこなかった主人公像に挑んだという。従来のジブリ作品では、明るく元気な女の子や、正義感の強い少年を中心に描かれることが多かったのに対し、本作の主人公・眞人(まひと)は、“心の中に、複雑な感情を抱えながら生きる少年”として登場する。最愛の母を失い、新しい母親の夏子との関係に戸惑い、新しい学校にもなじむことができないという11歳の少年・眞人。子どもながらに様々な感情を抱え、葛藤しながらも、まっすぐに生きようとしている。宮崎駿監督は、眞人を自身の少年時代の記憶を参考に描いたという。それは、両親との関係性の悩みや、自分の感情への戸惑いなど、誰しもが多かれ少なかれ経験する心の葛藤をもつ少年でもある。そんな多感な時期の等身大の少年・眞人が、青サギに導かれ、もうひとつの世界に迷い込む。生と死が混然一体となった世界を巡る傑作ファンタジー作品になっている。◆5月9日「紅の豚」よる9時~【あらすじ】舞台は、第一次世界大戦後…オレンジ色の屋根の港町や、きらめく青々とした海と白い砂浜が美しいアドリア海。主人公は、どこか憂いを帯びた賞金稼ぎ、ポルコ・ロッソ。なぜ彼が豚の姿をしているのか秘密を知ってるのは、飛空艇乗りたちのマドンナ、昔なじみのマダム・ジーナだけ。かつては空軍のエースパイロットとして名を馳せたポルコだが、今では空賊退治に明け暮れている。ポルコに対抗すべく空賊たちが雇ったのは、アメリカ人パイロットのカーチス。ポルコは、飛空艇のエンジントラブルが原因で、カーチスに撃墜されてしまう。ひょんなことからポルコの飛空艇を修理・設計することになったのは、17歳にして天才的な腕を持つ整備士の女の子フィオ。彼女の前向きな明るさと困難に立ち向かう行動力がポルコを変えていく。いよいよ宿命のライバル、ポルコとカーチスの決闘が始まる。【制作秘話:機内上映向けの作品だった?】飛行機に乗ると、目の前のモニターで色々な作品が見られる。この作品は当初日本航空の機内上映用の短編アニメーションとして企画された。『風の谷のナウシカ』以来長編の劇場アニメーションを作り続けてきた宮崎駿監督は、スタッフのリフレッシュも兼ねて気楽な小品を作りたいと考えていたそう。原案は監督自身が模型雑誌に発表した漫画「飛行艇時代」。この趣味のつまった原案からストーリーを練るうちに、構想が膨らみ劇場公開作品になった。宮崎駿監督の趣味たっぷりの飛行機のラインナップ、空を飛んで風を感じるような緻密な動きのアニメーションなど、スタジオジブリ作品の魅力が満載となっっている。◆4月29日にはジブリ特番も放送(※関東と一部地域)『君たちはどう生きるか』初放送を記念して、4月29日15時55分からはジブリ特番を放送。作品のあらすじや、主人公・眞人をはじめとする個性豊かなキャラクターを、映画の映像を交え紹介。また、これまでの宮崎駿監督の足跡を振り返り、『君たちはどう生きるか』の魅力に迫る。さらに、眞人役の声の出演をした山時聡真が、話題の「ジブリパーク」(愛知県長久手市)を訪問。スタジオジブリ作品の世界を体験できる公園施設で、展示や貴重な資料を巡る。【Not Sponsored 記事】