日向坂46、ハマスタ2日間で“9時間超”全曲披露 4つの発表・OG登場も【6回目のひな誕祭/全セットリスト】 | NewsCafe

日向坂46、ハマスタ2日間で“9時間超”全曲披露 4つの発表・OG登場も【6回目のひな誕祭/全セットリスト】

芸能 モデルプレス/ent/music
日向坂46/撮影:上山陽介
【モデルプレス=2025/04/07】日向坂46が4月5日・6日の2日間に渡って、6周年を祝うライブイベント「6回目のひな誕祭」を横浜スタジアムにて開催。日向坂46として発表した楽曲の全曲披露、前身グループ・けやき坂46(通称ひらがなけやき)時代の名曲も含め、2日間で計114曲・9時間を超えてパフォーマンスした。ここでは、グループのキャプテンを務めていた久美の卒業セレモニーを含む、6日のイベントの模様を届ける。

【写真】日向坂46、長濱ねる・加藤史帆ら“一期生OG”サプライズ登場

◆日向坂46、晴天で2日目開幕

ライブ冒頭、シースルーの生地をあしらった春らしい新衣装で登場したメンバーたちは、シングル表題曲の「ドレミソラシド」「ソンナコトナイヨ」「ってか」を3曲続けて披露。曲間には、河田陽菜が「ひな誕祭2日目、声出して行くぞー!」と観客をあおった。最初のMCでは、スタジアムの上に広がる青空を見上げて「晴れたねー」とメンバーたちが笑顔を見せる。今日は雨予報だったにもかかわらず、日向坂46というグループ名の通り、晴天を引き寄せた形だ。そして昨日卒業セレモニーを行ったばかりの佐々木美玲が、「2日目もおじゃましまーす」と、トレードマークの太陽のような笑顔で挨拶した。

次は期別曲のコーナー。まずは四期生が「シーラカンス」「雨が降ったって」を披露。続いて三期生が「愛のひきこもり」「Right?」、二期生が「沈黙が愛なら」「君のため何ができるだろう」、一期生が「愛はこっちのものだ」「骨組みだらけの夏休み」を連続してパフォーマンスした。その後のMCでは、さっきまで雨が降る中でカッパを着てリハーサルを行っていたと明かしつつ、「雨が降ったって」のセンターを勤めた小西夏菜実が「雨の中で踊るかなと思ってたら、(本番は)こんなにぽかぽかに晴れて!おひさま(日向坂46のファンの総称)のおかげですし、日向坂のおかげでもありますし、晴れ女の久美さんのおかげでもあるなって」と、感謝の言葉を伝えた。

そしてメンバーたちは、フロートも使ってアリーナいっぱいに広がって「ときめき草」「友よ 一番星だ」「思いがけないダブルレインボー」を披露。いずれも隠れた名曲として知られるカップリング曲を、ファンとコミュニケーションを取りながら歌った。短いMCを挟み、怒涛のユニット曲のコーナーへ。「SUZUKA」「一番好きだとみんなに言っていた小説のタイトルを思い出せない」「ママのドレス」「やさしさが邪魔をする」「窓を開けなくても」「恋とあんバター」「See through」「まさか 偶然…」と、8曲を立て続けにパフォーマンスした。富田鈴花がセンターを務める「SUZUKA」は、これがライブ初披露。河田陽菜、森本茉莉、平尾帆夏、藤嶌果歩による「恋とあんバター」も、愛知県でのライブでしか披露されていなかったレア曲で、観客を沸かせた。また、富田と松田好花のユニット「花ちゃんズ」による「まさか 偶然…」は、ふたりがアコースティックギターで弾き語りをした。

三期生によるMCでは、コロナ禍の2021年に行われた2周年イベントで、1年1ヶ月ぶりに有観客でライブを行った際の思い出が語られた。高橋未来虹(※「高」正しくは「はしごだか」)、森本茉莉、山口陽世はこのとき初めてファンと対面したが、「イヤモニでさ、先輩方が歌いながら泣いてんのよ。もうそれがグッときたね」(山口)と、一、二期生の涙混じりの声をイヤモニ越しに聞いたというエピソードを語った。続いては、カップリング曲を中心にしたブロック。「青春の馬」「川は流れる」「見たことない魔物」といったライブ定番曲に混じって、初披露の「孤独たちよ」もパフォーマンスした。また、四期生が制服に着替えて登場した「見たことない魔物」では、藤嶌が「横浜スタジアム、全員叫べー!」とあおり、新世代のライブ番長ぶりを見せた。

ここで佐々木久美をフィーチャーしたVTRに。2016年、けやき坂46としてグループが結成された際に、初イベント「おもてなし会」を行ったお台場を訪れ、様々なことを語った。「TOKYO IDOL FESTIVAL2017」の楽屋で、久美が他メンバーの態度に激怒し、「悔しくないの、みんな?」と訴えたグループ初期の出来事について、「初めてですね、あんなふうに、自分の気持ちをみんなに言ったのは」と語った。そしてこれまでのグループでの活動を「楽しかったです。もう、9年間ずっと楽しかったです」と感慨深げに振り返った。ここで、佐々木久美がプロデュースするブロックに。自身がセンターを務める「My god」、メンバー人気の高い「抱きしめてやる」をパフォーマンス。続くユニット曲「沈黙した恋人よ」は、久美以外の歌唱メンバーが全員卒業しているが、今日は副キャプテンを務める「相棒」の高橋とふたりで歌う。高橋は目に涙を浮かべながら最後まで歌い切り、励まされるように久美に手を取られて笑顔を見せた。そしてメンバー全員で「車輪が軋むように君が泣く」を歌う。過ぎた過去とこれからの未来を歌った歌詞に、多くのメンバーは涙を流しながら熱唱した。そして久美たっての希望で、最後は全員で肩を組んで合唱した。

MCでは、久美と長い時間を過ごしてきた一期生、二期生のメンバーが思い出を語る。富田は初めて自宅に久美を呼んだ際、なぜか逆立ちをし始めたというエピソードを披露。「さかさまの世界って面白いよ」という久美の言葉に、「怖っ」「次元が違う」という声も上がる中、富田は「何年経っても、いろんな面が出てくるのが久美さんですよね」と言って締めた。

ここからは期別曲&ユニット曲。四期生の最新曲「足の小指を箪笥の角にぶつけた」、三期生曲「パクチー ピーマン グリーンピース」、二期生曲「You’re in my way」「君は逆立ちできるか?」、一期生曲「どうする?どうする?どうする?」をパフォーマンス。続いて、藤嶌&渡辺莉奈の「妄想コスモス」、小坂菜緒&上村ひなの&正源司陽子&山下葉留花の「夜明けのスピード」が披露される。さらに、佐々木久美と無二の親友だった加藤史帆のソロ曲「どっちが先に言う?」を久美が歌唱。そして、「ナゼー」を河田陽菜&松田が、「その他大勢タイプ」を金村美玖&富田鈴花&上村ひなのがパフォーマンスした。

◆日向坂46、一期生がサプライズ登場

四期生によるMCを挟んで、再びカップリング曲へ。一〜三期生がフロートに乗り込み、客席にサインボールを投げ入れながら「ホントの時間」「一生一度の夏」を歌った。ここで、昨年この横浜スタジアムで卒業したOG、齊藤京子のメッセージ映像が流れる。「久美がここまで引っ張ってきてくれた日向坂46が最強だってことを、この会場にいるみんなで証明しましょう」と呼びかけるとともに、ファンに「最高のプレゼントを用意しました」とフリを作った。

そしてステージに、長濱ねるを先頭に井口眞緒、潮紗理菜、影山優佳、加藤、高本彩花、東村芽依という7人のOGメンバーが登場。残る一期生のW佐々木、高瀬愛奈を加えた10人で、けやき坂46が初めてもらった楽曲「ひらがなけやき」を当時の衣装で歌った。けやき坂46は、もともと長濱ねるひとりからスタートしたという歴史がある。しかし途中でグループを離れた長濱が、このステージで「私はひらがなけやきのみんながしんどいときとか、嬉しいときに立ち会えなかったのが、すごい心残りだったから」と言って涙を浮かべると、全員が集まってハグをした。

また、今日は会場に来られなかった柿崎芽実の手紙を潮紗理菜が代読。佐々木美玲、佐々木久美、そして5月のライブで卒業が決まっている高瀬愛奈へのメッセージとともに、「おひさまのみなさん、日向坂46を好きでいてくれてありがとうございます。これからもずーっと一緒に応援しましょうね」と、自身もファンのひとりとして観客に呼びかけた。VTRで出演した齊藤京子と合わせると、グループ結成時の12人が全員今回のライブに関わった形となり、9年経っても失われない絆を感じさせた。さらに、一期生にとって思い出が詰まった名曲「永遠の白線」をパフォーマンス。二〜四期生も全員参加し、OGとの奇跡の共演を果たした。

ここからは現役メンバー全員で「僕に続け」と「HEY!OHISAMA!」を歌う。後者では、上村ひなののリードでファンとコール&レスポンスを楽しんだ。そして高橋がセンターを務める「錆つかない剣を持て!」を、鬼気迫る表情でパフォーマンス。終盤のブロックは、シングル表題曲を立て続けに披露。「僕なんか」「君しか勝たん」「君はハニーデュー」「卒業写真だけが知ってる」と、クールな曲とキュートな曲を織り交ぜ、日向坂46の多面性を見せた。そして佐々木久美がセンターを務める2ndアルバムリード曲「君は0から1になれ」へ。バレエ経験者でダイナミックな踊りに定評のある久美を中心に、ダンサブルなパフォーマンスで観客を沸かせた。本編最後は日向坂46のセルフタイトル曲「日向坂」。欅坂46のアンダーグループ・けやき坂46としてスタートし、2019年に日向坂46としてメジャーデビューしたというグループの歴史をたどるような内容の楽曲だ。

◆佐々木久美、スピーチで思い語る

そしてアンコールが開けると、ステージ上に異変が。メンバーが誰一人も登場しないまま、モニターに楽屋前の映像が流れる。どうやら楽屋から出てこようとしない一期生に、二期生の松田好花が「好きですねー、立てこもり」と言って呆れる。2017年に起こったグループ史上最大の事件「一期生衣装部屋立てこもり事件」をオマージュした演出だ。二期生やファンの呼びかけに応じ、高瀬愛奈、佐々木美玲は楽屋から出てきたが、久美は楽屋から出るなり会場へ走り去ってしまった。

その久美が、今度はアリーナを自転車で爆走しながら登場。「ライブまだまだ終わらせねーぞー!」と叫び、そのまま「ひらがなで恋したい」を歌う。他のメンバーが呼びかける中、ようやくステージに上った久美は、振り付け通りに河田陽菜を豪快に振り回した。こうした卒業セレモニーでは、アンコール明けに卒業メンバーがドレスを着て登場するのが定番だが、お笑い好きの久美らしく、ここでも「茶番」を仕込んでいたようだ。

そして、四期生曲「夕陽Dance」、三期生曲「青春ポップコーン」、二期生曲「恋した魚は空を飛ぶ」を久美が後輩たちに混じってパフォーマンス。誰よりも元気にステージを飛び跳ね、体力モンスターぶりを見せつけた。最後は全員で一期生曲「ハロウィンのカボチャが割れた」を踊った。

ここでメンバーがステージを降り、VTRへ。けやき坂46の最終オーディションで、久美が「ひらながけやきにかける思いは、ここにいる誰にも負けない気持ちでここに来ました」と語る映像から始まり、9年間の活動の折々に嬉し涙や悔し涙を流してきた様子が流れた。

そして、真っ白なドレスに着替えた久美がついにステージに登場。マイク1本で、用意してきた言葉ではなく、今この場での気持ちを語った。久美が語り終えたところで、メンバーたちがそれぞれ花を持ってステージに出てくる。そして、全メンバーから久美への感謝の思いが伝えられた。それを受けた久美は、メンバーの方を向いて「私はみんなのことほんとに大好きだし、みんななら絶対にもっともっと上に行けるって信じているから。大事な日向坂46、これからもずっとずっと楽しく、活動していってください」と改めてメッセージを送った。

さらに、「未来虹、前に来てください」と高橋を呼び出すと、「ほんとに聞いてない」と動転する高橋に、日向坂46のロゴのバッジを着けて「これからはあなたが日向坂46のキャプテンとして、日向坂46を守っていってください」と伝えた。髙橋は驚きの涙を流しながらも、「(グループに入ってから)5、6年やってきて、見てきた久美さんの背中っていうのは、私の中に深く刻まれているので、その姿を思い出しつつ。でも久美さんは、あなたらしくねって言葉をくれたので、私らしいやり方を、メンバーみんなに助けてもらいながら見つけていきたいなって思います。これからも付いてきてくださると嬉しいです、よろしくお願いします」と決意を語った。

しんみりした時間が続いた後で、久美が「最後は、楽しく終わりたいんですよ!泣いてる暇ないんですよ!」「笑って、いくぞー!」と気勢を上げ、「誰よりも高く跳べ!2020」へ。曲中の久美の力強いあおりとともに、結成初期から歌い継がれてきた曲で、日向坂46随一のキラーチューンだ。イントロでは、久美の持ちネタ「後頭部が遅れてくる人」をメンバー全員で再現しながら、スタジアムが揺れるような歓声とともにパフォーマンスした。最後の「おひさまラスト、跳べー!」という久美の絶叫は、間違いなくこの日一番の盛り上がりを記録した。

こうして久美を見送った後、5月21日に14thシングル「Love yourself!」が発売されることと、5月28、29日に国立代々木競技場 第一体育館でライブを行うことが発表された。5日のライブでお披露目したばかりの10人の五期生もステージに上がり、新キャプテン・高橋を中心にした「新生日向坂」として、グループの歴史や縁を引き継ぎつつ、今後もより成長していくことを誓った。

◆日向坂46「6回目のひな誕祭」

「ひな誕祭」は日向坂46のデビュー日である3月27日を節目として開催されてきたグループのメモリアルライブ。6回目となる今回は、2023年、2024年に引き続き横浜スタジアムにて開催。5日は一期生・佐々木美玲の卒業セレモニーの他、新メンバーとなる五期生10人がファンの前に初めて登場し、自己紹介を行った。2日間でおよそ9時間超えとなった同公演では、新曲の発表・ライブの発表・新キャプテンの発表・五期生「おもてなし会」の開催発表と、4つの発表も行われ、終始盛り上がりを見せていた。(modelpress編集部)

◆「6回目のひな誕祭」DAY1セットリスト

00. Overture
01. キュン
02. こんなに好きになっちゃっていいの?
03. Am I ready?
04. ロッククライミング
05. この夏をジャムにしよう
06. 自販機と主体性
07. Dash&Rush
08. 最初の白夜
09. 耳に落ちる涙
10. 飛行機雲ができる理由
11. 声の足跡
12. 恋は逃げ足が早い
13. 雪は降る 心の世界に
14. 君を覚えてない
15. 10秒天使
16. 孤独な瞬間
17. もうこんなに好きになれない
18. 夢は何歳まで?
19. 酸っぱい自己嫌悪
20. Footsteps
21. どうして雨だと言ったんだろう?
22. ガラス窓が汚れてる
23. アディショナルタイム
24. 膨大な夢に押し潰されて
25. 永遠のソフィア
26. キツネ
27. イマニミテイロ
28. 三輪車に乗りたい
29. My fans
30. 期待していない自分
31. ブルーベリー&ラズベリー
32. ゴーフルと君
33. 43年待ちのコロッケ
34. 世界にはThank you!が溢れている
35. 嘆きのDelete
36. Cage
37. どこまでが道なんだ?
38. あくびLetter
39. 真夜中の懺悔大会
40. 接触と感情
41. 何度でも何度でも
42. ただがむしゃらに
43.約束の卵2020
44. NO WAR in the future 2020
45. あの娘にグイグイ
46. One choice
47. 月と星が踊るMidnight
48. 絶対的第六感
49. アザトカワイイ
50. JOYFUL LOVE

<アンコール> ※佐々木美玲卒業セレモニー
EN1. わずかな光
EN2. Instead of you
EN3. 好きということは…
EN4. 知らないうちに愛されていた

◆「6回目のひな誕祭」DAY2セットリスト

00. Overture
01. ドレミソラシド
02. ソンナコトナイヨ
03. ってか
04. シーラカンス
05. 雨が降ったって
06. 愛のひきこもり
07. Right?
08. 沈黙が愛なら
09. 君のため何ができるだろう
10. 愛はこっちのものだ
11. 骨組みだらけの夏休み
12. ときめき草
13. 友よ 一番星だ
14. 思いがけないダブルレインボー
15. SUZUKA
16. 一番好きだとみんなに言っていた小説のタイトルを思い出せない
17. ママのドレス
18. やさしさが邪魔をする
19. 窓を開けなくても
20. 恋とあんバター
21. See Through
22. まさか 偶然…
23. 青春の馬
24. 孤独たちよ
25. 川は流れる
26. 見たことない魔物
27. My god
28. 抱きしめてやる
29. 沈黙した恋人よ
30. 車輪が軋むように君が泣く
31. 足の小指を箪笥の角にぶつけた
32. パクチー ピーマン グリーンピース
33. You‘re in my way
34. 君は逆立ちできるか?
35. どうする?どうする?どうする?
36. 妄想コスモス
37. 夜明けのスピード
38. どっちが先に言う?
39. ナゼー
40. その他大勢タイプ
41. ホントの時間
42. 一生一度の夏
43. ひらがなけやき
44. 永遠の白線
45. 僕に続け
46. HEY!OHISAMA!
47. 錆びつかない剣を持て!
48. 僕なんか
49. 君しか勝たん
50. 君はハニーデュー
51. 卒業写真だけが知ってる
52. 君は0から1になれ
53. 日向坂

<アンコール> ※佐々木久美卒業セレモニー
EN1. ひらがなで恋したい
EN2. 夕陽Dance
EN3. 青春ポップコーン
EN4. 恋した魚は空を飛ぶ
EN5. ハロウィンのカボチャが割れた
EN6. 誰よりも高く跳べ! 2020

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《モデルプレス》

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