ふと口にした更年期症状話しをきっかけに、コンビ結成(!?)をし、更年期に起こりがちなあれこれを語ってきた美容エディターの藤井優美と、オトナサローネ編集長・井一美穂。光陰矢の如し、とはよく言ったもので、前回の記事から更新されず気づけば約1年半。54歳となった2人の更年期症状は果たしてどうなったのか? アフター更年期について語り合います。
54歳コンビが疑問に思う「更年期の終わり」。それはいったいいつ、どうやって訪れるのでしょう…
藤井 井一さん、お久しぶりです。私たちの年代になると、5年前でも「ついこないだ」と言ってしまいがちなので、実はそんなにお久しぶりな気持ちではないのですが(笑)。ズバリ、更年期症状は“抜け”ましたか?
井一 抜けましたねー! 私はこの3月に54歳になったばかりですが、半年前、53歳の8月に最後の月経がきたかな?と思って、半年じーっと「閉経判定」を待ってました。
藤井 閉経は、最終月経から1年経って、はじめて遡って閉経と判断するんですよね。
井一 そうそう。で、秋からはもう月経のリズムも作らなくていいやと思って、ホルモン補充療法の薬の飲み方を「持続的併用投与法」に変えていました。黄体ホルモンも一緒に毎日飲み続けるやつですね。なのに年が明けてから「あれ、まだくるのか」となってしまって。いまは黄体ホルモンを飲まない期間を作る「周期的併用投与法‐持続法」に戻しています。主治医にはどっちでもいいよと言われましたが、月経がくるなら管理したほうが慌てなくて済むので。そんなこんなですが、昨年夏ごろから気持ちの浮き沈みが明らかに落ち着きました。藤井さんは?
藤井 私はまだ毎月月経があるのですが、気持ちや睡眠に関する自覚症状は1年ほど前から落ち着き、いろいろなことが「まっ、いいか」と流せるようになってきたので、たぶん抜けた気がします。
井一 あー、わかる。私、悩みや怒りをぐるぐると頭の中で反芻してしまう悪いクセを、それこそマインドフルネスだの何だのできることを全部やっても全然止められなかったのですが、ふと気づくとちょっとずつ減っているな?という感じがありました。
藤井 以前、同業の先輩から「ある日突然ストンと大丈夫になる」と聞いていたので、目の前が開けるようなすっきりとした感覚を期待していたのですが、決してそんなことはなく、徐々に機嫌のいい日が増えていった感じでしょうか。ただ、月経があると言っても、惰性な感じなのに、何だかんだ月経痛もひどいし、出血量のリズムがつけにくいし、いつ出血するのか、終わるのか毎回ハラハラしているので、正直もう終わってくれないかな、と思っています。
始まりも終わりも「漠然としている」のが更年期の困りどころ
井一 「いつ終わるのかがわからない」というのは更年期の困り感の大きな原因ですよね。婦人科で行っている「AMH(抗ミュラー管ホルモン)検査」では卵巣予備能(卵巣内の卵子の残存量)がある程度はわかるとされています。ただし、だいたい閉経に向かっているな、というような指標の一つみたいですね。
藤井 私が通っている婦人科でも、閉経時期はわからないと言われました。AMH検査は、主に妊活の際に行われる検査ですから、卵巣の状態を知るのに有効な気がします。でも、これもHRT(女性ホルモン補充療法)の処方と同じく、クリニックの方針や先生の考え方で提案が変わってきますよね。
井一 はい。保険診療では閉経時期を予想する目的での血液検査はできないので、自費でのチェックになります。ですから先生のご方針でかなり変わると思います。
藤井 ぴたっと「あと卵胞の残りは左1つ右2つ!3カ月で閉経です!」みたいな予測ができればいいのに(笑)。
井一 年齢的に月経はもうなくていいと思う藤井さんの気持ちはよくわかりますが、月経があるということは以前ほどではないにしろ、エストロゲンが分泌されているということですから、エストロゲンの恩恵は受けていますよね。
藤井 肌のハリや弾力の低下はそれなりに実感していますが、肌のプロに肌を見てもらうとまだ褒めてもらったりするので、エストロゲンの恩恵は受けているようです(笑)。そうでうよね、乾燥やハリ・弾力の低下は、エストロゲンの影響は大きいですよね。
ここまでの記事では更年期を「抜けた」2人の思いを語りました。続く記事では「その後」について語ります。
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