4月1日放送スタートのドラマ『対岸の家事~これが、私の生きる道!~』(TBS系)に出演するディーン・フジオカ。同作では、徹底した育児計画を立てるも、思い通りに進まない育児と家事に困惑する育休中のエリート官僚パパ役を演じる。さらに、映画『おいしくて泣くとき』の公開も4月4日に控えており、俳優としてますます輝きを増している印象だ。そこで本記事では、ディーンの直近の出演作にフォーカスしながら、その役者としての魅力を紐解いていきたい。
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2015年度のNHK連続テレビ小説『あさが来た』で五代友厚(才助)役を演じて、一躍注目を集めたディーン。近年では作品の主演を務めることも多く、ドラマ『シャーロック アントールドストーリーズ』(フジテレビ系/2019年)では、犯罪捜査専門のコンサルタント役、日本テレビ×Hulu共同製作のドラマ『パンドラの果実~科学犯罪捜査ファイル~』では最愛の妻を亡くした警察官僚役など、多彩な役柄にチャレンジ。さらに、ドラマ『星降る夜に』(テレビ朝日系/2022年)では、それまでのスマートなイメージをガラリと覆す45歳の“ポンコツ新人医師”役にも挑むなど、役の幅を広げている。
プライベートでは3児の父親で、過去に出演したテレビ番組でも、家族は“人生”であると表現していた子煩悩なディーンだが、そんな彼がこの春出演するのが、“家事”をテーマにした新たなお仕事ドラマ『対岸の家事~これが、私の生きる道!~』だ。同作でディーンが演じるのは、専業主婦の主人公・村上詩穂(多部未華子)がひょんなことから出会う育休中のエリート官僚・中谷達也。詩穂の“パパ友”になろうとするが、価値観の違いから彼女とぶつかることになるという役どころとなっている。ディーンにとって父親として培ってきた経験も活かされる“ハマり役”となりそうな予感だ。
また、ディーンは4月4日公開の映画『おいしくて泣くとき』にも出演する。同作は、“互いの幸せを願う純粋な想い”をまっすぐに描き、多くの読者の心を震わせた森沢明夫の同名小説を実写化した作品。亡き母との思い出の“四つ葉のクローバー”を大事にしている高校生・風間心也(なにわ男子・長尾謙杜)と、どこか影のある同級生・新井夕花(當真あみ)の恋を描いた切ないラブストーリーで、ディーンが演じるのは、突然別れることになった夕花への想いを胸に抱え続けている30年後の心也だ。さまざまな役の経験を積んできたディーンならば、夕花をひたむきに想い続ける成長した心也の姿を繊細な演技で体現してくれることだろう。
ディーンは今後も、映画『パリピ孔明 THE MOVIE』(4月25日公開予定)など出演作がいくつか控えており、2025年は俳優としてこれまで以上に活躍する年となりそうだ。新ドラマ『対岸の家事~これが、私の生きる道!~』や『おいしくて泣くとき』での演技と共に、ディーンのさらなる活躍にも期待したい。