【モデルプレス=2025/03/29】実業家でYouTubeクリエイターのRちゃん(あーるちゃん/28)による初のエッセイ本『死ぬことが決まっているのなら』(KADOKAWA)が発売中。整形総額は3,000万円以上にものぼることを公表するなど赤裸々なYouTubeに加え、アパレルブランドを手がけるなど華やかに活躍する姿はZ世代女性の憧れの的。モデルプレスではそんなRちゃんにインタビューを行い、現在の成功を掴むまでの努力・苦悩、そして最近話題を集めた恋愛事情についても明かしてもらった。【写真】美人YouTuber、大粒の涙で婚約者との破局報告◆Rちゃん『死ぬことが決まっているのなら』誹謗中傷・内定取消・22歳起業・整形総額3000万円…。「決して順風満帆ではない人生だけど、いつか死ぬことが決まっているのなら、私は私を諦めない」。Z世代の女性を中心に共感され、憧れられ、熱狂的支持を受けるRちゃん。衝撃の半生と、自分を貫く反骨マインドを詰め込んだ、待望の初エッセイとなっている。◆Rちゃん、エッセイのオファーは3年前― 初めに、このタイミングでエッセイを出版されたきっかけを教えてください。Rちゃん:お話をいただいたのは3年前。もともといろいろな出版社さんからスタイルブックの提案があったのですが、どうせ出すならエッセイがいいと思っていたんです。私はどちらかというと見た目よりも文字で伝えることに自信があったので絶対に1冊目はエッセイにしようと決めていました。ただ、担当の方がめちゃくちゃ変わるぐらいKADOKAWAさんにはご迷惑をおかけして、怒られたこともあります(笑)。でも私のことを考えてくださって、当時はかなり尖っていたこともあり、いっぱいご指導をいただいて完成しました。◆Rちゃん、起業するために“女を利用” 当時振り返り「すごく辛かった」― エッセイではYouTubeを始めるまでのこともお話ししています。アパレルを広めるためにYouTubeを開設されたとのことですが、改めて「Rちゃん」としてお仕事が軌道に乗り始めたのはいつ頃でしたか?Rちゃん:起業して2年目ぐらいでしょうか。1年目はずっと赤字で、2年目で東京に来る前くらい。ただ私は数字を追うことができないので、今でも調子が良い感覚はまったくないです。利益が出ている、イコール、軌道に乗っているのではないか、大丈夫なのではないか…という判断なだけでしっかりと実感があるわけではないです。― アパレル事業を進めるうえでさまざまな苦労もあったのではないでしょうか。Rちゃん:ブランドを広めるために身を削るしかなかったときもきつかったですし、もっと前で言えば、会社ができるまでが一番苦しかったです。若い女性が大きなお金を貯める手段を考えたら、女を利用するお仕事や若さを武器にするお仕事しか思い浮かばなくって。私の名前を調べてそういう過去や噂が出てくると、銀行もお金を貸してくれないんです。そのときはがむしゃらだったので夢のためだと思って何も感じていなかったんですが、今思えばすごく辛かった。もう2度と同じことはしたくないですね。― 当時でも相当な覚悟が必要なことだったと思います。デザイナーという夢を持つまで幼少期はどのように過ごされていましたか?Rちゃん:めちゃくちゃうるさくてわがままで、自己主張の強い娘だったと思います(笑)。正義感が死ぬほど強いので、学校では浮いていました。例えば、いじめられている子を見たら「なんでいじめてんの?」とか言っちゃうし、個性的な服を着ちゃうし。多分自分を見てほしい子だったから突発的な行動をしていた気がします。― そういった部分は今の活動に通ずる部分も多いのでしょうか?Rちゃん:世の中に対して「なんで?」と思うことが多くて、「女性はこうだよね」「これってこうだよね」と断定されることが好きじゃなくて、これが“普通”の考え、といったことはあまり意識してないんです。だから炎上するし、物議も醸すし…でも言わずにはいられない。炎上ということに対して怖い気持ちはあるのに、つい発言して意図していないところで燃えてしまうことが多いんです(笑)。◆Rちゃん、婚約破棄動画が話題 当時は自暴自棄に「もう死んでいいや」― 本の中ではこれまでの恋愛について語るパートも。恋愛というと、YouTubeでは昨年10月に婚約破棄の動画を上げられていたことが話題となっていました。Rちゃん:小さい頃から絶対に好きな人がいるような感じで、恋愛で学んだことは仕事にも活かせる時がありますよね。人と密に向き合って、自分の性格をすべてさらけ出すことでいろいろな人の感情を知ることができるので、恋愛で人として成長できることもあると思っています。去年の2月に当時の彼と別れたときは本当にしんどくて、「もう死んでいいや」と自殺未遂をしたこともあるほど、すべてがどうでもよくなりました。それぐらい好きだったので、目の前が真っ暗になっちゃって、初めて食欲がなくなって数日間吐き続けて。でも、周りの人に「お前はここで落ちるな」と熱い言葉をたくさんいただいたことで納得がいって、与えられた仕事をこなして無我夢中でした。とにかく相手が私より稼いだらムカつくと思って、相手に越されないように保とうと仕事はしていましたが、心は死んでいたと思います。毎日寝るのも怖いし、起きるのも怖いし、何も楽しみがなくなっちゃって、睡眠薬を飲んでずっと家で泣いていたんです。― そういった日々はどれぐらい続いたのでしょうか?Rちゃん:時間が経ったら忘れられるといいますが、1年以上かかりました。動画を出す10月までがしんどかったです。あの動画でも2日間寝てないと言ったんですが、すべてを終わりにしようと思ったらまた寝られなくなって。すごく勇気がいることではありましたが、スッキリしました。結果炎上したんですが(笑)。― ちょっと荒れていましたね…。Rちゃん:それで逆にどうでもよくなりました(笑)。この恋愛から学んだことを伝えたくて動画を上げて「みんな伝わったかな?」と思って反響を調べたら「あれ!?」と、おかしな展開になっていて、負の感情の矛先が別の方に行ったので、その日は爆飲みしました!もう大丈夫です。― その後には新しい恋人の存在も明かしています。今の彼とはどのように出会ったのでしょうか?Rちゃん:その方と出会ったのは春辺りで、別に付き合うことなどはなにも考えてなかったんですけど、その人と出会うことで区切りを付けることができたんです。当時は前の人が好きな気持ちもあったのであやふやな関係が続いたんですが、新しい人と出会うことで次に行ける気がしたんです。◆Rちゃんが恩返ししたい相手「大人としてのあり方を示してくれた」― お仕事やプライベートなど、オープンに発信することでもたくさんの方からの支持を集めていますが、ご自身の活動を通じて恩返しをしたいお相手はいますか?Rちゃん:めっちゃいます。私は「誰かのために」と思う方が頑張れるタイプなんです。本にも登場する、今も一緒に仕事をしている相棒は、腫れ物だった私の横にもいてくれたし、一緒に服作ろうと同じタイミングで就活を辞めましたし、私を信じてくれたならこの子のために頑張ろうと思えた存在です。あと1人は、経営者としての恩師で、自分の気持ちを聞いて、絶対に一緒に戦ってくれて、経営者、大人としてのあり方を示してくれた人がいて、その方に出会わなかったら会社は作れていませんでした。◆Rちゃんが悲しみを乗り越えたエピソード― モデルプレスの読者の中には今、さまざまな不安を抱えている読者がいます。そういった読者に向けて、Rちゃんのこれまでの人生の中で「悲しみを乗り越えたエピソード」を教えてください。Rちゃん:今もまさにですが、ずっと悩みや迷いは出てきますし、服のことを嫌いになりそうな瞬間もあります。そういった状況を抜けるには、とにかく死ぬほど悩んで、やり続けることでしょうか。今YouTubeは、先ほどお話しした炎上の動画のときからピタッと数字が止まっていて、あれからチャンネル登録者数も1ミリも動いてないのですが、そこで更新しなくなった瞬間、先はないんです。目の前のことが正解じゃなくてもやればいい。誰も正解がわからないけど、やらなくなったら可能性は0なので、0.1パーセントでも可能性がある方にやるしかない。辛くてもとにかく進むことを大事にしています。◆Rちゃんの夢を叶える秘訣― モデルプレス読者の中には今、夢を追いかけている読者もたくさんいます。そういった読者に向けて、Rちゃんの「夢を叶える秘訣」を教えてください。Rちゃん:その夢が好きなら、そこにすべての時間と愛を注ぐことでしかないです。夢のためだったら、大好きだったら、命も懸けられると思うので、叶わないのならば生きている意味はないと思ってしまうくらい。どこで戦うかはすごく大事だと思うんですが、好きな限り負けることはないと思うので、どれだけ辛いことがあっても諦めることは生きている意味がないような感覚です。― 現在はアパレルとYouTubeをどれぐらいの割合で行っているのでしょうか?Rちゃん:これまで半々ぐらいだったんですが、最近は初心に戻ってアパレルの仕事が大半を占めています。もともと「Riu」を広めたくてYouTubeをやっていて、YouTubeの仕事で忙しいタイミングはアパレルを相棒を任せるような形をとっていたんですが、今は伸びた知名度を存分に使いたいと思って、「Riu」に専念しています。今後は実業家として頑張りたいというのが大きくて、本来YouTubeではアフタヌーンティーをしているようなところだけ撮りたいんですが、そうはいかないので(笑)。もちろんファンの方もいるのでYouTubeを辞めることはないと思いますが、今はありがたいことに会社の事業に時間を注いでいます。― 今叶えたい夢はありますか?Rちゃん:自分の身の回りの人とお客様が幸せになること。幸せをちょっとでも感じられる商品を作り続けることが夢です。店舗を作りたいとか、すべて自分でプロデュースしている会社が入ったビルを買いたいとか膨大な夢はいっぱいありますが、一番は周囲の人、お客様が幸せを感じることに生きる意味を感じるので、自分はそれでちょっと利益が出て、いい暮らしができたら嬉しいぐらいの気持ちです。― 周りの方の幸せがご自身の生きる意味につながるということですよね。Rちゃん:もともとデザイナーになることが夢だったんですが、人が増えていくと、みんなの夢を叶えていくことも自分の夢になります。私も自分の夢を笑わない人たちが叶えるための材料をいっぱいくれて大人に希望を持てたときがあったので、みんなに希望を持ってほしい。私と出会ったら、夢が叶うかも、叶えられるかもと思ってほしいんです。― ありがとうございました。(modelpress編集部)◆Rちゃんプロフィール女社長兼YouTuber。自社のアパレルブランド「Riu」の代表であり、デザイナーも務めている。22歳で自身のブランド「Riu」を設立。ブランドを広めるためにYouTubeチャンネルを開設。女性から絶大な支持を得ている。【Not Sponsored 記事】