2025年3月5日(水)、2025年度(令和7年度)滋賀県公立高等学校入学者選抜が実施された。2025年3月1日に発表された全日制課程の出願者数は、学力検査定員6,253人に対して、出願者は6,563人で、平均倍率は1.05倍。 リセマムでは、京進の中学・高校受験トップシグマの協力を得て、学力検査「数学」の講評を速報する。このほかの教科(全5教科)についても同様に掲載する。滋賀県公立高入試<数学>講評(京進 提供)大問1 小問集合(計算、方程式、空間図形、確率、データの活用) 〔易〕大問2 平面図形 〔標準〕大問3 関数 〔やや難〕大問4 式の計算の利用 〔標準〕 今年も大問4題構成で、作図・証明・理由を説明する問題が出された。昨年よりやや難しい問題もあったが、全体的には取り組みやすく、高得点を狙いたい。大問1は基本問題が中心で、確実に得点したい。 大問2では、2点を通り直線に接する円の作図や、正三角形と平行四辺形を組み合わせた図形が出題された。証明は三角形の合同を利用する基本的なものであり、このレベルの証明は確実に書けるようにしておきたい。線分比を求める問題では、相似の性質を活用することが重要となる。 大問3は大問では今まであまり見かけることがなかった放物線と直線に関する問題が出された。面積比を求める問題では文字を使った処理が必要であり、受験生にとっては難しく感じられた可能性がある。 大問4も大問ではあまり出題されることがなかった数表を扱った問題だったが、(1)(2)は基本的な内容であり、確実に得点したい。全体的に基本~標準レベルの問題が中心であり、基礎知識を身につけた上で、素早く正確に処理する力が求められた。過去問演習に加え、他県の類似問題にも取り組み、出題傾向に慣れておくとよい。 このレポートは2025年3月5日(水)に、速報として京進の中学・高校受験トップシグマにより作成されたもの。 京進の中学・高校受験トップシグマは関西・愛知を中心に全国で学習塾を展開している。最新の脳科学に基づく学習法は、自ら学ぶ力を育む学習法として高い効果を上げている。協力:京進