現在公開中の映画『遺書、公開。』で主演を務めるTHE RAMPAGE from EXILE TRIBEの吉野北人。同作では、生徒と担任全員の“序列”がつけられた2年D組の1人・池永柊夜役を演じ、話題を呼んでいる。そこで本記事では、吉野の俳優としての活躍を振り返りつつ、最新出演作『遺書、公開。』での演技にも着目したい。
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総勢16人からなるTHE RAMPAGE from EXILE TRIBEのヴォーカルとして活躍し、昨年9月には東京ドーム公演を成功させるなど、アーティストとしても波に乗る吉野。その一方で演技にも挑戦しており、昨年にはPrime Video独占配信ドラマ『1122 いいふうふ』で、高畑充希演じる相原一子の感情を揺さぶる女性向け風俗店のスタッフ・池端礼を演じて話題に。同作のイベントでは、高畑は吉野について、「『緊張してるんです』っておっしゃりながら、全くそれが見えない」「本当に堂々と、初日から礼くんでしかなくて、それにすごく私は感動して」と絶賛しており、その演技は共演者からも高く評価されたようだ。
着実に俳優としてもステップアップしている印象の吉野だが、そんな彼が主演を務めたのが、陽東太郎の同名漫画を映像化した、現在公開中の映画『遺書、公開。』だ。同作は、クラスメイトだけでなく、教師までが序列される2年D組を舞台に、序列1位の生徒・姫山椿(堀未央奈)が自殺後に残した遺書を巡って生徒たちの本性が明かされ、学級が崩壊していく様が描かれる。スリリングなストーリー展開に加え、吉野や宮世琉弥、高石あかりといった若手実力派の演技も話題を呼び、映画を観たSNSユーザーからは、「皆様の演技がめちゃくちゃ上手くてマジですごい」「面白すぎて1回じゃ足りない」「想像してた内容をいい意味で裏切ってくれた」と絶賛の声が多くあがっている。
さまざまな生徒が登場する今作で、序列19位の池永柊夜を黒髪の男子高校生らしい姿で演じた吉野は、松竹のYouTubeチャンネルにて公開されたスペシャルトーク映像の中で、池永を“内気で地味な生徒”と表現している。その上で、「メイクもしないでいいですっていうのを言って、なるべく落ち着いた感じでっていうところは、結構話してたんで」「観て下さってる方の拠り所っていうところで、お芝居させていただいてました」とも振り返っており、吉野が自身の作中での役割や男子高校生役としてのリアリティを意識しながら役作りを行ったことがうかがえる。
『遺書、公開。』で吉野が見せた演技に対し、SNSでは、「芯のあるナチュラルな演技」「主人公の静かだけど芯があってしっかり自分を貫くところが北人さんと似ていて役にピッタリ」「作品のたびに演技に魅力増してる」などの反響があり、俳優としての知名度がぐっと増したことだろう。映画主演という大役を経た吉野の今後の飛躍にも期待が高まる。
※高石あかりの「高」は、はしごだか