愛知県蒲郡市にある全寮制中高一貫男子校の海陽学園が、累計発行部数380万部を超える中学受験漫画「二月の勝者-絶対合格の教室-」(作・高瀬志帆/小学館刊)とのタイアップを実現した。作中で海陽学園をモデルにした学校を受験し合格するキャラクター、島津くんの特別漫画「海陽学園特別描き下ろし編」が制作され、同校の学校説明会などで受験生に配布される。 海陽学園は、イギリスの名門ボーディングスクールであるイートン校をモデルに、2006年に開校した。全寮制の特色を生かし、「将来の日本を牽引する、明るく希望に満ちた人材の育成」を建学の精神として掲げている。今回のタイアップは、同校の教育理念を広く知ってもらうことを目的としている。 「二月の勝者-絶対合格の教室-」は、高瀬志帆氏が手掛ける中学受験を題材にした教育漫画で、進学塾を舞台に子供たちの成長や家庭の葛藤、受験の現実を描いている。2017年から「週刊ビッグコミックスピリッツ」で連載が始まり、2021年にはテレビドラマ化もされた。2024年に完結した原作は全21巻で、累計発行部数は380万部を超える。 今回のタイアップでは、特別漫画の配布に加え、今後「二月の勝者-絶対合格の教室-」のキャラクターを用いたノベルティグッズの配布も予定されている。これらの配布は、海陽学園のイベントに参加した受験生に限定される。 海陽学園は、3月16日と23日に新小学5年生および6年生の男児を対象にオープンスクールを開催する。参加希望者は海陽学園のWebサイトで申し込むことができる。