現在放送中の日本テレビ系ドラマ『アンサンブル』で主演を務めている川口春奈。第1話の放送時にはドラマの関連ハッシュタグがSNSでトレンド入りを果たすなど、早くも話題となっている。そこで本記事では、川口のこれまでの活躍を振り返りながら、最新出演作『アンサンブル』での注目ポイントを紹介したい。
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2022年放送の主演ドラマ『silent』(フジテレビ系)で主人公の青羽紬役を務め、その繊細な演技が多くの感動を呼んだ川口。同作は社会現象とも呼べる大ヒットとなり、川口自身も「第114回ザテレビジョンドラマアカデミー賞」で主演女優賞に選ばれるなど、彼女の代表作の1つとなったことがうかがえる。『silent』以降もその勢いは留まることを知らず、昨年もドラマ『9ボーダー』(TBS系)や映画『身代わり忠臣蔵』などの話題作に出演し、実力派女優として存在感を放っている。
そんな彼女の最新出演作が、現在放送中のドラマ『アンサンブル』だ。同作は、川口演じる現実主義の女性弁護士と、SixTONES・松村北斗演じる理想主義の新人弁護士という真逆の2人がバディを組み、さまざまな恋愛トラブル裁判に挑みながら次第に距離を縮めていくリーガルラブストーリー。これまで、『silent』や『着飾る恋には理由があって』(2021年/TBS系)といった恋愛を主題とした作品で等身大の女性を演じてきた川口だが、『アンサンブル』では、好きな言葉はコスパ・タイパの現実主義者の弁護士・小山瀬奈役を演じる。
今作はそんな瀬奈がクライアントの恋愛関係の問題を解決する“お仕事ドラマ”という側面もあり、SNSでは、「川口春奈ちゃんのしごでき感」「瀬奈さんもっとクールな感じかと思ったら優しく寄り添ってくれる優秀弁護士さんだった」など、その演技の幅広さに称賛の声が寄せられている。一方で、第1話終盤では、過去の失恋のトラウマで踏切の音が苦手な瀬奈の耳を真戸原が咄嗟に塞ぐという、2人の距離が少し縮まるようなシーンも描かれており、今後のラブストーリーとしての展開にも期待が高まる。
2019年に放送されたドラマ『イノセンス 冤罪弁護士』(日本テレビ系)で弁護士役に初挑戦した際には公式コメントの中で“不安もあった”と語っていた川口だが、それからさまざまな作品で経験を積み、『アンサンブル』では説得力のある演技で座長として作品を引っ張っている。瀬奈と真戸原の恋の行方と共に、川口の深みを増した演技にも注目だ。