東京都生活文化スポーツ局は2024年12月20日、2025年度の都内私立中学校の学費状況をまとめ発表した。調査対象となった181校の初年度納付金の平均額は103万3,387円で、前年度比2.4%(2万4,025円)増加した。 調査によると、77校(42.5%)が値上げを実施し、3校(1.7%)が値下げ、101校(55.8%)が据え置いた。初年度納付金の最高額は上野学園(国際コース)の211万7,800円、最低額は八王子実践の66万8,000円。値上げ額がもっとも大きかったのは開智日本橋学園の20万2,000円(27.0%増)だった。 費目別の平均額は、授業料が51万4,983円、入学金が26万5,296円、施設費が3万2,670円、その他が22万438円となっている。このうち、入学金の最高額は頌栄女子学院の45万円、最低額はサレジオの8万円だった。 10年以上学費を据え置いている学校は19校あり、最長は大妻中野の28年連続。一方で、初年度納付金の平均額は4年連続で上昇しており、2021年度から2025年度にかけて約6万3,000円増加している。