【モデルプレス=2024/11/07】連続テレビ小説「おむすび」(NHK総合・毎週月~土あさ8時~ほか)で主人公の姉・歩(仲里依紗/幼少期:高松咲希)の親友・渡辺真紀役を演じる大島美優(おおしま・みゆ/14)に、モデルプレスがインタビュー。朝ドラ初出演となった思いや共演者とのエピソード、芸能デビューのきっかけなどを語ってもらった。【写真】「おむすび」真紀役・大島美優、超ミニスカのギャル姿◆大島美優「おむすび」で朝ドラデビュー朝ドラ第111作目となる本作は、根本ノンジ氏が脚本を手掛けるオリジナル作品。平成時代の福岡、神戸、大阪を舞台に、平成元年生まれの主人公・米田結(橋本環奈)が栄養士として、人の心と未来を結んでいく“平成青春グラフィティ”。「マイファミリー」(TBS系/2022)で二宮和也の娘役を演じ大きな注目を集めた大島は、今作で朝ドラ初出演となった。◆大島美優「おむすび」出演は“リベンジ”― 「おむすび」への出演が決まった際の心境を教えてください。大島:朝ドラのオーディションは今までも何度か受けていて、ずっと出たかったのでとても嬉しかったです。また、オーディションの台本をもらったときからこの役(真紀)が大好きだったので、演じることができてすごく嬉しいです!― 過去にも朝ドラのオーディションを受けていたのですね。大島:いろいろ受けました。特に「らんまん」(2023年度前期)は何度かオーディションに呼んでいただき最終審査まで残ったのですが、出演できなくて。なので今回の「おむすび」はリベンジでした。◆大島美優「おむすび」渡辺真紀役との共通点は?― 渡辺真紀役を演じてみて、難しかった点や工夫した点をお聞かせください。大島:私が演じる真紀は神戸編に出演しているので、神戸の方言を使うんです。私は埼玉県出身で、今まで役でも方言を使ったことがなかったので、難しいなと思うところもありましたが、方言指導の先生からいただいた役のセリフが入っている音声データを繰り返し聴いて練習しました。今までにない経験ができて新鮮で楽しかったです!― 真紀を演じてみて、ご自身と似ていると感じる点はありますか?大島:真紀は東京に憧れや夢を持っている子なのですが、私もそういうワクワクした感情を持っています。あとは元気なところなど、似ているところは多いと思います!― 作中ではギャル姿も披露していますが、真紀を演じるにあたってビジュアルのこだわりなどがあれば教えてください。大島:ビジュアルに関しては素晴らしいスタッフの皆さんが衣装やメイクを用意してくださるので、そこは信頼してお任せして、私は作っていただいたビジュアルにどう自分の真紀を当てはめていくかを考えました。◆大島美優、仲里依紗と話した“アミューズあるある”― 撮影現場で印象に残っていることを教えてください。大島:真紀の親友・歩ちゃんのお家に行くシーンが何度かあるのですが、ザ・平成のお部屋なんです!「平成初期ってこんな感じだったんだぁ」と思い、なんだか懐かしい気持ちになりました。― 米田歩役の仲里依紗さんやその幼少期を演じる高松咲希さんなど、共演者の方とのエピソードがあればお聞かせください。大島:仲さんは、アミューズ(所属事務所)の先輩なので“アミューズあるある”をお話しました(笑)。2人とも事務所の寮に泊まった経験があるので、寮や事務所のスタジオについて「あそこはこうだよね(仲)」「分かります!(大島)」みたいな感じで、いろいろお話することができて嬉しかったです!歩ちゃんの幼少期を演じる高松咲希ちゃんと結ちゃんの幼少期を演じる磯村アメリちゃんは、撮影の前から本当の姉妹のように仲良しなんです。そこに私が参加するような形だったので、作中と同じように大親友とその妹のような関係性でいることができました。◆大島美優、芸能界入りのきっかけ― 今回の「おむすび」だけでなく、あらゆる作品で活躍する大島さんですが、改めて芸能界入りの経緯を教えてください。大島:小さい頃からお芝居が大好きで、お芝居をしているという自覚はなかったのですが、幼稚園に入る前から家族の前でも一人二役でお芝居をしているような子でした。幼かったのでまだその頃は芸能界に入るなんて夢にも思わず、「いずれ何かをすればテレビに出られるかな?」くらいに思っていました。その後、小学3年生のときに、大好きな少女漫画雑誌「ちゃお」の専属モデル・ちゃおガールのオーディションがあることを母から教えてもらいました。当時も今も大好きな漫画家の先生がいるのですが、ファイナリストに残ったらその先生とお茶会ができるという特典があることを知り、「ファイナリストまで残るしかない!」という思いでオーディションを受けました。そこで準グランプリをいただき、芸能界に入りました。― 1歩目は漫画家の先生とのお茶会だったのですね(笑)。大島:はい(笑)。お茶会にも参加できて、芸能活動もさせてもらえたら楽しそうだなと思っていました。なので、その先生のおかげで、今こうしてお仕事ができていると言っても過言ではないですね。― お芝居が好きだったとのことですが、演技のお仕事はすぐに決まったのですか?大島:一番最初のお仕事は「ちゃお」のYouTubeだったと思いますが、事務所に入ってから割とすぐにオーディションを受けさせていただき、3ヶ月後には最初の演技のお仕事が決まりました。そこからずっとお芝居をやらせていただいています。― 現在の事務所に入るまでは芸能界へお誘いはなかったのですか?大島:今の事務所に入る前、1度別のオーディションを受けたことがあり、そのときに他の事務所さんから声をかけていただいたことはありました。◆大島美優「マイファミリー」で感じた二宮和也のすごさ― これまでに共演した俳優さんで、勉強になった方や刺激を受けた方はいますか?大島:皆さんすごく素敵で、たくさん学ばせていただいているのですが、特にすごいなと感じたのは「マイファミリー」(TBS系/2022)で共演した二宮和也さんです。私が今までで一番深く関わった作品で、一緒にいる時間が長かったということもあるのですが、座長としての立ち振る舞いや、休憩中などのスタッフさんへの気配りが素敵だなと思いました。誰に対してもフラットな方で、一緒にお芝居をさせていただきとても勉強になりました。― なにかお話されたり、アドバイスをもらったりはしましたか?大島:アドバイスというよりかは、私の学校の話をしたり、本当のお父さんと娘のように楽しくお話しさせていただきました。― 「マイファミリー」の現場で学んだことや成長を感じたことをお聞かせください。また、今作で活かせたことはありますか?大島:「マイファミリー」の現場を通して、二宮さんをはじめ、共演者の皆さんの作品に向き合う姿勢やコミュニケーションの大切さを学んだので、「おむすび」の撮影では咲希ちゃんやアメリちゃん、スタッフの方々ともたくさんコミュニケーションを取れるように心がけました。◆大島美優の悲しみを乗り越えたエピソード― モデルプレスの読者の中には今、さまざまな不安を抱えている読者がいます。そういった読者に向けて、大島さんのこれまでの人生の中で「悲しみを乗り越えたエピソード」を教えてください。大島:大きな悲しみはまだあまり経験していないのですが、この先の漠然とした不安はあります。そういうときは無理に前を向こうとせずに、とにかく今を過ごせばいずれは良い方向にしろ悪い方向にしろ進んでいくと思って、「今を動かそう」とポジティブな考え方をしています。落ち込んで前向きになれなくても「前向きになれないままでも大丈夫だ」と思っています。― 芸能活動で特に悔しかった経験はありますか?大島:今回は真紀を演じることができましたが、今回のように「この役がすごく好きだ」「この役を演じたい」と思った役ができなかったときはショックです。ですが、完成した作品を観ると、「この役者さんがこういう風に演じていて素敵だな」と思えますし、そう思うようにしています。◆大島美優の夢を叶える秘訣― モデルプレス読者の中には今、夢を追いかけている読者もたくさんいます。そういった読者に向けて、大島さんの「夢を叶える秘訣」を教えてください。大島:私は多分、根拠のない自信をすごく持っています。もちろん「できる、大丈夫」という自信もあるのですが、「うまくいかなくたって大丈夫だ」という気持ちも持つようにしています。そういう自信を持てるといろいろなことに挑戦しやすくなるので、そう思うことが私が考える秘訣かもしれません。― これまで“根拠のない自信”を持ったことで叶えられた夢はありますか?大島:芸能活動自体がそうです。始めた当時はまだそこまで深く考えてはいなかったのですが、あのときから「大丈夫だ!」と思っていましたし、「オーディションに落ちたらどうしよう」という心配よりも“まず動く!”という気持ちで今いろいろなことをやらせていただいています!― 最後に、今後の夢を教えてください。大島:大河ドラマや時代劇に出演したいです。そして、いつか朝ドラのヒロインをやりたいです。また、父と兄がサッカー好きなので、高校サッカー選手権の応援マネージャーになれたら嬉しいです!― ありがとうございました。(modelpress編集部)◆大島美優(おおしま・みゆ)プロフィール生年月日:2009年11月19日出身地:埼玉県身長:156cm趣味:映画鑑賞・読書2018年、「ちゃおガール2018☆オーディション」で準グランプリを受賞し、芸能界デビュー。翌2019年には「ラジエーションハウス~放射線科の診断レポート~」(フジテレビ系)で女優デビューを果たし、2022年、日曜劇場「マイファミリー」(TBS系)で物語の鍵となる主人公の娘・鳴沢友果役に抜擢される。主な出演作は「ファイトソング」(TBS系/2022)、「雨に消えた向日葵」(WOWOW/2022)、「落日」(WOWOW/2023)、映画「沈黙のパレード」(2022)など。【Not Sponsored 記事】