【モデルプレス=2023/10/01】「フジテレビ」と「モデルプレス」がコラボレーションするアナウンサー連載「“素”っぴんランキング」。同じ場所で働く・協力し合う仲間だからこそ知る“素”の一面を、多彩なランキングテーマによって引き出していく同連載。Vol.6のテーマは「超ストイックなアナウンサー」。フジテレビアナウンサー45人以上への取材から1位に輝いたのは、山本賢太(やまもと・けんた/25)アナ。インタビューでは、ストイックな私生活から、現在担当する『ぽかぽか』“水曜ファミリー”でのチームワークづくり、挫折を乗り越える方法までたっぷりと語ってくれた。【写真】100kmマラソン完走の山本賢太アナ、ランニングトレーニング中の姿も◆フジテレビアナの素顔に迫る「“素”っぴんランキング」テレビには映らないフジアナの知られざる素顔に迫った連載第1弾「女子アナの“素”っぴん」、第2弾「“素”っぴんトーク」に続く第3弾「“素”っぴんランキング」では、フジアナ45人以上に取材し、その結果をもとにしたランキングを発表する。第6回のテーマ「超ストイックなアナウンサー」1位の山本アナは、2021年に入社。同年12月、富士山女子駅伝での実況からスポーツ実況に参入。2023年1月からは『ぽかぽか』にて水曜日の進行を務めている。◆山本賢太アナ「超ストイックなアナウンサー」1位になった感想は?― 「超ストイックなアナウンサー」1位に選ばれた感想を教えてください。山本アナ:1位というのは本当に嬉しいです。放送や今夏100kmマラソンに参加した『FNS27時間テレビ』、実況など、仕事に向けてはかなり準備する方ですが、会社で作業したり、家の前を走ったり、入社の頃から作り続けている弁当だったりという準備の様子を人に見せびらかしているつもりはなかったので、こんなに多くの同僚にそのように見てもらっていたというのを改めて知って、より頑張らないといけないと思いました。◆山本賢太アナ、ストイックすぎる減量・食生活とは― 日頃からトレーニングや食生活に気をつけていらっしゃると思うのですが、具体的にどういったことを続けられていますか?山本アナ:元々野球部でボールを遠くに飛ばすために体を大きくするトレーニングをしていたのですが、体を大きくしすぎたせいで体のキレが逆に出なくなってしまったことをきっかけに、減量を始めました。そこから減らすための食生活を勉強して、そこからずっとハマり続けて、MAXの体重からは20キロぐらい痩せました。入社してからはボールを遠くに飛ばす必要がないので(笑)、基本的には太らないようになるべく鶏胸肉と野菜を摂っています。他にも、入社1年目の冬まではお米をほとんど食べずにオートミールを食べていたのですが、逆に代謝が悪くなりすぎてしまったので今はお米を食べるようにしています。100kmマラソンの前まではその生活を続けていました。マラソンが決まったのが大体5月ぐらいで、それまで体重が75kg、体脂肪率が約9%だったのですが、このままだと体が重すぎて、疲れやすくなったり足に負担がかかりやすくなってしまったりと走りに影響が出てしまう可能性があったので、本番の7月までの2ヶ月間はなるべく炭水化物も摂らず、筋肉も脂肪も全部痩せさせる生活で、5~7kgほど減量して夢の60kg台に行きました。マラソンのためにトレーニングをして、100km走って、体重もかなり落ちたので、そこから食べても飲んでも全く太らない体になって、マラソンが終わってからは好きなものを食べていますが、ほとんど体重が変わってないんです。太りにくい体質になったのかなと思います。― 松崎涼佳アナ(※「崎」は正式には「たつさき」)からは、よく佐久間みなみアナと“筋肉トーク”で盛り上がっていると伺いましたが、普段どんなお話をされていますか?山本アナ:佐久間さんも食生活に気をつけていて、パーソナルジムにも通ってトレーニングをしているので、「最近体どうですか?」「体重維持はどうやってしていますか?」などと話しています。佐久間さんは、炭水化物もしっかり取りつつ、だけど脂肪はなるべく取らないという低脂質・高タンパクの食生活をしていて、トレーニングや食生活、ビタミン剤などサプリメントの話などを共有しています。◆山本賢太アナ「ぽかぽか」への入念な準備― 山本アナが選ばれたのは、大川立樹アナで「資料の作り方が細かい、とことん作る」と答えてくださいました。山本アナを選ばれたアナウンサーの皆さまからも、出演番組に向けて入念な準備をされているという声をいただいていますが、資料作りや準備で特に参考にされている部分と、ご自身で大切にしていることはありますか?山本アナ:大川さんは準備を入念にするので、資料の作り方ももちろんですが、例えば野球実況のために毎日試合を見てスコアを付けたり、今どういう戦術でこのチームは動いているかを研究しているので、本当に尊敬しています。僕ももちろん野球実況もしっかりと準備しますし『ぽかぽか』もかなり準備をしています。『ぽかぽか』ですと、前日の火曜日の夜に担当している『Live News イット!』のフィールドキャスターを終えて、よる7時ぐらいに会社に戻ってきて、そこから誰もいない『ぽかぽか』の会場に行って、声を出しながらもらった台本を頭に叩き込み、他のスタジオにいるスタッフと入念に打ち合わせをしています。ほかには、出演者全員分の台本の表紙に毎週コラムを書いています。仕事でミスした話を面白く書いて皆がくすっと笑える系もあれば、たまに感動系もあります。コラムとは別に、例えば、ハライチの岩井勇気さんにはオススメしていただいたアニメが面白かった話、澤部佑さんにはオススメしていただいたラーメン屋さんに行った報告や澤部さんのラジオで話題になったところに実際に行ってみた話、神田さんには、神田さんが毎週書いているコラムの感想、ゴリエ(ガレッジセール・ゴリ)さんにはYouTubeで作っていらっしゃる映画を見た感想、桂二葉さんには実際に落語を観に行った感想など、出演者1人ひとりに宛てたメッセージも書いています。『ぽかぽか』チームとして、少しでもコミュニケーションを取って良いチームワークができたらいいと思ったので、全員に全く違う内容を書くことも毎週続けるようにしています。さらに、技術の皆さんが集まる打ち合わせから参加したり、リハーサルでも前に出て意気込みを語って出演者・スタッフ全員で活を入れたりというのを毎週やっていますし、前説も担当しています。視聴者の方には前説を担当していることなど知らない方がたくさんいらっしゃると思いますが、そうやって本番以外の見えないところでも『ぽかぽか』チームを盛り上げるために、全員で番組を作るという意識を発信することを積極的にしています。― 見えないところでの努力が番組の放送にも繋がってきますよね。山本アナ:直接的にそれが出ているか分からないのですが、みんなで作っているんだという感じが出れば良いなと思っています。元々野球をやっていたこともあり、1つの目標に向かってみんなで頑張るというチームワークは大切にしています。◆山本賢太アナ、何事も全力で取り組める理由― そんな『ぽかぽか』では、やはりやりがいも大きいですか?山本アナ:受け身にならず、自らどんどん発信していくことで、生放送が終わった時に「今日の『ぽかぽか』の放送よかったな。すごい盛り上がったね」となると嬉しいですし、やりがいを感じます。1~2年目の時は若干受け身なところがあって、もちろん自分で参加しようという気持ちはありましたが、指示されたことをやるという意識の方が強かったんです。でも今は、自分がチームの一員として皆で作っている意識があって、そこにすごくやりがいを感じています。― 今お話しいただいた『ぽかぽか』や、先程おっしゃっていた『FNS27時間テレビ』の100kmマラソン、他にも5月に大きな話題となった『芸能人が本気で考えた!ドッキリGP』でドッキリを掛けられながらも、なんとか生放送に間に合おうとする姿。どんな時も山本アナは全力で向き合っているのが印象的なのですが、何事にも全力でストイックに取り組める理由は何なのでしょうか?山本アナ:『ぽかぽか』も野球実況もそうだと思うのですが、1つの放送の中で自分がどんな役割ができるか、何をするべきかという考え方だと思います。高校の野球部では、最後はレギュラーではなくベンチでメガホンを持って声を出すタイプだったのですが、下手だけど下手なりにどうチームに貢献するか。そこは、今でも通ずるものがあって、自分が今何を求められているか、自分は今何をしたらこの場がより円滑に回るかを考えて行動に移した結果、全力で懸命に働いているのだと思います。常にそのチームの中に入っている以上やらないといけないというのもあります。皆が良い放送を作ろうとしているのに、そこに全く準備していない人が1人でもいたら良いものは作れないので、僕も頑張らないといけない。皆が一生懸命やっている中で、たまたま僕が画面に出ている人間であるというだけです。◆山本賢太アナの悲しみを乗り越える方法― 1~2年目の受け身な姿勢が変化したというお話もありましたが、入社後の挫折や失敗などで、自分に対して怒りや悲しみを感じたことはありますか?山本アナ:失敗が本当に多すぎて毎週挫折している感覚があるので、結構落ち込みやすいタイプです。― その失敗で一度落ち込んでしまったとしても、次の放送までにどのように乗り越え、切り替えていますか?山本アナ:反省したら、挫折した原因をその日中に解消するようにしています。そもそもの落ち込む理由は失敗したから。失敗がなぜ起こるかというと、自分の技術が足りていないことが原因なので、それをなるべく早いうちに解消して、同じミスを繰り返さないっていうことを意識していますが、同じミスを繰り返すんです…。今『ぽかぽか』で「名店探偵ドコナン?」という新コーナーの進行を担当しているのですが「頑張るぞ!」と肩を回しすぎて、ただ声がうるさい感じになってしまって…。放送が終わった後の反省会でも、コーナー自体を素直に楽しめなくなってしまうと指摘されました。それで「なんであんなに落ちつけなかったんだろう」とかなり落ち込んで、間や進行の仕方など勉強が全く足りていないと痛感しました。そこで、伊藤さん(伊藤利尋アナ)が出ていた『バイキング』の過去の放送を観て、次の展開に行くときの言葉の使い方などを改めて勉強しました。あとは、何が良くなかったかをその日のうちにディレクターに聞いてメモしていて「放送中にこんな失敗をしたので、こういう改善をすればミスは繰り返さない」など、音声で書き起こししてくれる日記アプリで毎日記録しています。日記には、少し笑えるような話も全部メモして、なるべく『ぽかぽか』の台本に書くコラムに役立つように、どう思ったかも含めて忘れないようにするための日記ですね。― 日記は習慣として毎日欠かさずつけていらっしゃるんですね。山本アナ:その時の生の感想はとても大切な気がして。100kmマラソンの前日にも日記を書いていて見返したら「まじで明日頑張る。もう死ぬ気でやる」と書いてあったんです。その時に本当に頑張りたいと思って何がなんでも走りきると書いた感想はその日にしかないので、それを大切に、人に見せるものではないですが「あの時どう思っていたのだろう」と定期的に見返しています。◆山本賢太アナの夢を叶える秘訣― 最後に、これまでお話しいただいたご自身の経験を踏まえて、山本アナが思う夢を叶える秘訣を教えてください。山本アナ:10年後の目標はあって、そこのためにコツコツやらないといけないことはもちろんあるのですが、結局目の前のことを全力で頑張ることが1番大事なのではないかと思います。例えば、100kmマラソンも『ぽかぽか』の毎週の放送のために頑張る。いま目の前にあるいただいた仕事に対して全力で取り組んで、それを1つひとつクリアすると、またチャンスが増えて、だんだん自分が掲げた目標に近づいていくと思います。試合でいうと「優勝して日本一になる」というのももちろん大事でそれがないと叶えられませんが、夢が遠すぎるとそのために何をすればいいか分からなくなってしまう。だから「一戦必勝」で目の前で戦うチームの研究をして倒す。これの繰り返しなのではないかと感じました。― 1つひとつを全力で乗り越えていくことが夢への近道ということですね。ちなみに、山本アナが“10年後の目標”として掲げているのは何でしょうか?山本アナ:実況やバラエティーも全部を安心して任せてもらえる伊藤さんのようなアナウンサーになりたいです。今は多分若くて元気なところが「いいね」と言ってもらえている部分ですが、もう3年目で新人ではないので、次のステップを考えた時にやっぱり安定感を目指したいので、日々の放送を頑張る。これに尽きます。― 素敵な目標ですね!ありがとうございました。(modelpress編集部)◆山本賢太アナプロフィール生年月日:1998年4月11日出身地:東京都出身校:慶應義塾大学商学部入社年:2021年担当番組:Live News イット!(フィールドキャスター)、ぽかぽか(水曜日進行)、スポーツ中継(野球)、BSフジLIVEプライムニュース【Not Sponsored 記事】
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