「こっち向いてよ向井くん」赤楚衛二の“向井くん役”に「大丈夫かな」と感じた理由 共感呼ぶ女性像を描いた背景とは<原作者・ねむようこ氏インタビュー> | NewsCafe

「こっち向いてよ向井くん」赤楚衛二の“向井くん役”に「大丈夫かな」と感じた理由 共感呼ぶ女性像を描いた背景とは<原作者・ねむようこ氏インタビュー>

芸能 モデルプレス/ent/wide/show3
波瑠、赤楚衛二「こっち向いてよ向井くん」第5話より(C)日本テレビ
【モデルプレス=2023/08/09】俳優の赤楚衛二が主演を務める日本テレビ系水曜ドラマ『こっち向いてよ向井くん』(毎週水曜よる10時~)の第5話が、9日放送される。放送も中盤に差し掛かかった今、同作の原作者・ねむようこ氏にモデルプレスらがインタビュー。キャストへの印象、印象的なシーンなどを語ってもらった。

【写真】赤楚衛二&町田啓太“エレベーターキス”

◆赤楚衛二主演「こっち向いてよ向井くん」

雰囲気よし、性格よし、仕事もできる、いいオトコ、33歳の向井くん。しかし彼は、ふと気づけば10年「恋」をしていない…。10年ぶりに恋をしようと意気込む彼に待ち受けていたのは素敵女子たちとの出会い、そして10年前の忘れられない元カノで…。切実なのに笑えちゃう、不器用だから胸を打つ。それでも恋を諦めきれない恋愛迷子たちのラブストーリーだ。

◆「こっち向いてよ向井くん」実写化の感想

― まず初めに実写化された感想を教えてください。

ねむ:役者さんが実際に喋ったり動いたりするというのは、独特なエネルギーがあり、漫画とは違う表現があるということを改めて感じました。より身近に自分の物語として捉えられるのではないかなと思いました。

― これまでの放送を振り返って印象的なシーンを教えてください。

ねむ:第4話のバレーボールのシーン、第2話のピエロのシーン等は漫画の中で向井くんが妄想していたところを、ドラマで実際に面白おかしくしていただけていたことが驚きで面白かったです。

― 実際の撮影現場をご覧になっていかがでしたか?

ねむ:自分が作り出したキャラクターが体を得たみたいな感覚ですごく面白くて不思議な感覚でした。

◆「こっち向いてよ向井くん」赤楚衛二に「大丈夫かな」と感じた理由

― 赤楚さんにお会いしてどのような印象を受けましたか?

ねむ:本当に優しい好青年で、キラキラしていたので「向井くんはもっとしょんぼりしているけど大丈夫かな」と思いました(笑)。しかし、しょんぼりした演技もお上手でした。一緒にお写真を撮っていただいたのですが、赤楚さんがこっち向いてポーズをしてくださり、サービス精神もあって好印象でした。

― 美和子を演じられている生田絵梨花さんの印象はいかがでしょうか?

ねむ:すごく素敵な方であんなに可愛い元カノがいたら向井くんは大変だなと思いました。理想の中の美和子と、向井くんと久しぶりに会った実際の美和子のギャップを演じ分けていただけると思うので、そこを楽しみに観たいと思っています。

◆「こっち向いてよ向井くん」麻美(藤原さくら)は原作そのもの

― お好きなキャラクターや、共感するキャラクターはいますか?

ねむ氏:アンちゃん(羽鳥アン/久間田琳加)が好きです。恋愛を楽しむタイプという私とは違う価値観を持っている人なので、足取りが軽いところが爽やかで良いなと思って観ています。共感するのは麻美(向井麻美/藤原さくら)です。結婚という制度の中で、頑張ってもがいている姿にすごく共感を持っています。

― 実写化されて、より魅力的になったと思うキャラクターはいますか?

ねむ:やっぱり麻美がすごく魅力的になったと思います。原作そのものであるし、とても魅力が増えているなと感じます。お母さん(向井公子/財前直見)もすごく魅力的だと思いました。麻美とお母さんの雰囲気は、家族としてすごく素敵なので、より魅力的になったなと。あとは洸稀(坂井戸洸稀/波瑠)ですね。1話のメロンパンを渡すシーンを脚本で拝見した時はちょっと洸稀が高圧的に見えるんじゃないかなと心配でした。でも波瑠さんが演じた洸稀はとっても自然で嫌味がなくてすごく素敵でした。今は波瑠さんが演じてくれる凛とした洸稀を見るのが毎週の楽しみです。

― 女性陣の共感を得るセリフが多くありますが、どういった経験から洸稀や麻美のような女性像を描こうと思われましたか?

ねむ:今まで生きてきて、自分の中で溜まってきたモヤモヤを「ここで発散しよう」みたいなところが少しあります。自分や、友人たちが持っているモヤモヤや怒りが源になっていると感じます。

― アンと麻美を演じられた久間田さんと藤原さんの演じぶりは、ドラマでご覧になっていかがでしたか?

ねむ:お二人とも本当にお上手でした。アンちゃんが可愛すぎて、本当にびっくりして、向井くんはあれで好きにならないなのかと思いました(笑)。お二人ともすごく魅力的で、藤原さんはお顔が赤ちゃんみたいに可愛らしいのに声が素敵で、そのギャップも麻美と合っていて良いなと思いました。

◆「こっち向いてよ向井くん」後半に向けて楽しみな部分明かす

― ドラマの後半に向けては、どういったことを楽しみにされていますか?

ねむ:悩んでいる洸稀ちゃんと環田和哉(市原隼人)さんの関係や、向井くんがドラマの中でどのような形の幸せを掴んでいくのかというところ、また美和子と向井くんが再会してひと悶着あるところもすごく楽しみです。

― ドラマを観た方へおすすめの原作の楽しみ方、また原作ファンの方に向けたドラマの楽しみ方を教えてください。

ねむ:ドラマの放送に合わせて、その分の漫画を一緒に読み進めるのが良いと思います。私は漫画の内容を知っているのに毎回すごくハラハラしているので、全部読んでからドラマを観ても楽しめます。割としつこくエゴサをするタイプなので、ドラマを観た赤楚さんのファンの方が漫画を読んでくださっているのは感じています(笑)。

― 貴重なお話をありがとうございました。

◆「こっち向いてよ向井くん」第5話あらすじ

結婚を見据えたお付き合いをしていたチカと別れ、再び恋愛迷子の向井くん(赤楚衛二)、久しぶりに参加した学生時代のサークル仲間との飲み会で、忘れられない元カノ・美和子(生田絵梨花)と10年ぶりに再会。もしかして何かあるかも…なんていう淡い期待もむなしく、美和子は他人行儀な態度で…。

「過去は過去でしかない」と洸稀(波瑠)が言うように、10年前の元カレなんてただの他人?2人の思い出も全部なかったこと?寂しくて肩を落とす向井くんだが…ひょんな理由で美和子とまた会うことになり…。

一方、麻美(藤原さくら)と元気(岡山天音)の仲は、まさかの三角関係が勃発してますます修復不能に…。10年ぶりの再会は予想外の展開へ?揺れ動く恋愛迷子たちの恋の行方は…?

(modelpress編集部)

【Not Sponsored 記事】
《モデルプレス》

特集

page top