【モデルプレス=2023/05/27】俳優の高橋一生が27日、都内で行われた主演映画「岸辺露伴 ルーヴルへ行く」の公開記念舞台挨拶に、共演の飯豊まりえ、長尾謙杜(なにわ男子)、美波、木村文乃(※リモート参加)、メガホンをとった渡辺一貴監督とともに出席。作品への真摯な思いを語った。【写真】高橋一生、結婚していた!?長澤まさみも驚きの告白◆高橋一生「岸辺露伴」集大成で真摯な思いイベント終盤、改めて挨拶を求められた高橋は「この作品は娯楽です、当然のこと。娯楽作品というのは、人の心を動かし得るものだと思っています。現実的な作品、写実的な作品は僕も好きですしすごく必要だなと思いますが、時代によってはそれがすごく身につまされてしまったり、夢を見れなくなってしまったりすることもあるんじゃないかなと」と切り出した。「現実では皆さんなんとか笑っていらっしゃいますけど、つらくて悲しく寂しいものになっていっているような気がします。ですけれど、僕はちょうどその世界の始まりくらいの頃に岸辺露伴の役をいただきました」とコロナ禍に入ってから役を受けたことを明かし、「せっかくこの役をいただけたのであれば、はっきりとした虚構の世界で、夢の世界を皆さんに見ていただいて、現実に生きる力を携えていただきたいと思って、3年間やってまいりました。その集大成みたいなものがこの作品にはつまっていると思います」と本作について真摯な思いをコメント。続けて「『皆さん何度も足を運んでください』なんていう月並みなことは言いません。ですが作品というものがすごく消費されやすくなっていて、俳優はもちろん、作品も忘れ去られていくスピードがどんどん速まっていっているように思います」と現状を明かし、「この作品が楽しいとか素敵だなと思っていただけたのだったら、作品というものも俳優というものも、スタッフワークというものももしかしたら儚いものなのかもしれません。それを大事にしていただけたらと思います」と作品に関わるすべての人たちを思いやった高橋。「岸辺露伴の“露”は儚いものという意味らしいです。僕は俳優として、この儚いものとともに過ごしていきたいと思っているので、皆さんも皆さんなりにこの儚いものとともに過ごしていただきたいです。そしてこの作品と長く過ごしていただければ」と伝え、会場から拍手を浴びた。◆高橋一生主演「岸辺露伴 ルーヴルへ行く」相手を本にして生い立ちや秘密を読み、指示を書き込むこともできる特殊能力“ヘブンズ・ドアー”を備えた人気漫画家・岸辺露伴が遭遇する奇怪な事件に立ち向かう姿を描いた、シリーズ累計発行部数1億2千万部超を誇る荒木飛呂彦の人気コミック「ジョジョの奇妙な冒険」から生まれた傑作スピンオフ「岸辺露伴は動かない」。2020年末より実写ドラマ化され、「実写化の理想系」「完成度が高すぎる」などそのクオリティを多くの原作ファンが絶賛。さらに、一話完結型の構造が功を奏し、人気は原作ファンに留まらずドラマファンにも大きな反響を呼んだ、その制作チームが今度はフランスと日本を股にかけ、劇場長編映画に挑む。それは美の殿堂、フランスのルーヴル美術館を舞台に展開される、荒木初となるフルカラーの読切で描かれた人気エピソードにして岸辺露伴最大の事件。最高潮の芸術とエンターテインメントが融合した極上サスペンスである。(modelpress編集部)【Not Sponsored 記事】
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