高橋海人&森本慎太郎「だが、情熱はある」は“生きる希望になる” 視聴者へ伝えたい思い語る「才能じゃない」 | NewsCafe

高橋海人&森本慎太郎「だが、情熱はある」は“生きる希望になる” 視聴者へ伝えたい思い語る「才能じゃない」

芸能 モデルプレス/ent/wide/show3
森本慎太郎、高橋海人(C)日本テレビ
【モデルプレス=2023/05/19】オードリー・若林正恭と南海キャンディーズ・山里亮太の半生を描く日本テレビ系ドラマ『だが、情熱はある』(毎週日曜よる10時30分~)にて、W主演を務めるKing & Princeの高橋海人(※「高」は正式には「はしごだか」/24)とSixTONESの森本慎太郎(25)。2人が感じた“身近な人を演じる”ことへの怖さと楽しさとは?今後の展開についても言及した。<後編>

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◆高橋海人&森本慎太郎W主演「だが、情熱はある」

本作は、オードリー・若林と南海キャンディーズ・山里の2人の半生を描く、実話に基づいたドラマ。若林役を高橋、山里役を森本が演じるほか、若林の相方・春日俊彰役を戸塚純貴、山里の相方・しずちゃん(山崎静代)役を富田望生が演じる。

◆高橋海人&森本慎太郎、身近な人を演じることへの思い

― 今作は「身近な人を演じる」という部分でも大きな挑戦だったと思います。俳優として新たに学んだ部分はありますか?

高橋:現在も輝いていらっしゃる方の役は初めてだったのですが、情報が身近にあったり、実際にご本人の連絡先も持っていたりっていう中で演じるのは、こんなに楽しいんだと知りました。普段は自分で1から役を作っていくことも多いのですが、誰かを再現することや、「ちゃんと答えがあって、それにどれくらい近づけるのか」っていう塩梅をチューニングしていく作業もすごく楽しいんです。

あと、この作品は「生々しい描き方」をしているのも特徴的で、よりリアルな分、「俺だったらこう考えるな」とか、自分自身と向き合うきっかけをもらえています。そういう意味でも、とてつもない経験ができているなと感じます。

森本:僕は完全に山里さんと性格が真逆だったので、「知らない感情や行動を知りながら役作りをしていく」という経験は今後にめちゃくちゃ活きるなと思っています。これまでは自分の感情にちょっと寄せたり、自分側に引き寄せて作っていったりして役作りすることが多かったのですが、今回は完全に山里さんに合わせにいきました。

僕は努力をしない人だけど、山里さんは努力の天才だから、そこも真逆だし…。全く知らない感情ばかりなので、自分の中で第2人格ができたみたいな感じですよね。

高橋:第2人格が山里さんって、すごい武器じゃん!

森本:これを自分のものにできたら、今後何段階もステージが上がっていくんだろうなと思う。本当に良い経験になりました。

◆「だが、情熱はある」今後の展開は?

― 現在はそれぞれのコンビでの物語が進んでいますが、今後は高橋さんと森本さんの共演シーンも増えてくるのでしょうか?

高橋:実は、僕たちもまだ最後まで台本を見ていないんです。プロデューサーさんたちが展開を考えていらっしゃるところで、色々な案があるようなので、本当にみんな知らないんですよ。

森本:今の時点で、既に最初の構想とも全然違うんです。

高橋:そう。最初「たりないふたり」が終わるところからスタートしてるから、今後どんな展開になっていくかっていうのは、僕たちも楽しみながらやっています。毎回台本がくるのが怖くもあり、楽しくもありますね。

森本:何話で(高橋と)合流かもわからないです(笑)。

― 今後の展開がわからない中で演じるのは、難しいのではないでしょうか?

高橋:それが、すごく楽しいんです。最初は怖さもありましたが、今ではもう「2人の人生を生きるのが楽しい」という気持ちになってきています。それに、監督含めて現場のスタッフさんがすごく情熱と愛とリアリティを持って臨んでいるので、そこにも鼓舞されるんです。今の団結感と情熱を持ったまま最後までやりきれたら、「満足のいく作品が作れたな」という達成感に繋がると思うので、1話1話みんなで丁寧に頑張っていきたいです。

森本:(高橋を見て)もう、右に同じです(笑)。まじでそうだよね。現場の熱がすごい。

高橋:部屋(のセット)とかすごいよね。机の中に昔若林さんが集めていた消しゴムのフィギュアが入っていたり、ラジオとか、聴いていた楽曲とかも見えないところまで全て再現されていたり…。それって、スタッフさんの愛じゃないですか。そうした部分を見たときに「うやむやでやっていられないよな。それに応えるようにやっていかなきゃな」と思いました。

森本:山里さんの部屋も、当時の写真を見て「ここの紙1枚分外にいってるから、内に入れて」とか、超細かいところまで再現されています!本当にすごいですよ。

◆高橋海人&森本慎太郎、今作で伝えたい思い

― 最後に、お2人が今作を通して視聴者へ伝えたい思いがあれば教えてください。

高橋:僕は、今作の台本をもらったときに「芸人さんって、才能じゃないんだな」って思ったんです。過去にオードリーのお2人がMCをされている番組に出演させていただいたときに、スムーズに進行されて、面白いところも作ってっていうお2人の姿を見て「芸人さんってすごいな。神からもらった才能なんだろうな」と思っていたのですが、それを一つひとつ紐解いていくと、すごく色々な経験をされて、色々な努力をされている方々なんだと知りました。

誰しも折れて悔しい思いをして、そこから頑張って一つひとつ乗り越えている。人間皆平等というか、「頑張ったら、あそこまでいけるのかな」と生きる希望になる。人間関係の繊細な部分も丁寧に描かれているので、皆さんにとっても、自分と向き合うきっかけにもなったらいいなと思います。みんなとは言わないけれど、誰か1人のすごく深いところまで刺さって、このドラマが誰かのバイブルみたいになれば良いなという願いを込めてやっていますね。

森本:めちゃくちゃ良いこと言う。そんなのナシよ(笑)。

高橋:情熱です、情熱(笑)!

森本:その熱量でいかれたら、自分もその熱量に合わせられない(笑)。色々思ってることはあるけど、同じようなことを言って半分ずつ使ってもらうことになるんだったら、そこはこっち(高橋)を使ってもらって、自分はちょっと変わったところを言った方がお互いに使われるじゃん!

高橋:(山里さん)過ぎるって(笑)。

森本:(笑)。でも、僕でいうと、伝えたいのは当時の山里さんのキャラクター!「気持ち悪い」とか「嫌なやつ」とか、今の山里さんには抱かないじゃないですか。だからこそ、このドラマを通して、皆さんから当時の気持ちを引っ張り出したい。普通に言われたら傷つく言葉なんですけど…(笑)。

先日しずちゃんご本人が僕の演技を見て「嫌なやつ」「本当に気持ち悪い」と言ってくれたのですが、当時の山里さんを知っている人にそう言ってもらえるのは最高の褒め言葉だなと感じて、すっごく嬉しかったんです。だから、この先もそういったことができたら、僕の中での「山里亮太」を演じた結果は丸だなと思えます。

劇中でも最後には今の山里さんに繋がってくるので、(好感度の)差があればあるほど今がより輝くじゃないですか。だから、今はどれだけ下を深く深く作っていけるかを意識していきたいです!

― 今後の放送に楽しみにしています!ありがとうございました。

(modelpress編集部)

◆高橋海人(たかはし・かいと)プロフィール

生年月日:1999年4月3日/出身:神奈川県/血液型:A型

◆森本慎太郎(もりもと・しんたろう)プロフィール

生年月日:1997年7月15日/出身:神奈川県/血液型:A型

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