先日放送された「マツコの知らない世界」(TBS系)で、マツコ・デラックス(44)が再現女優の過酷な実態に驚いたという。
「番組では『テレビを支える!!再現女優の世界』と題して再現ドラマに出演する2人の女優が、マツコに再現女優の裏側を明かしました」とはテレビ誌ライター。
どんな内容が明らかになった?
「たとえばドラマ女優なら、1カ月前に台本をもらって役作りをするのが一般的です。しかし、再現女優は当日出来上がったばかりの台本をもらうんです」
えっ、信じられない!
「当然、これでは入念な役作りなどできるはずもなく、やっつけ仕事になってしまいます。また、ギャラにも大きな違いが出ていました。ドラマ女優は1本あたり最低20万円から上は数百万円とさまざまですが、再現女優のギャラは月3万円から多くても5万円程度」
ひどすぎる!
「万単位のお金をもらえるのはまだいいほうで、新人は1日8千円を事務所と折半するため、手取り4千円という女優もいました。マツコはこれらの実態を知り、『今日は何ていうんだろう。テレビ業界の闇を見ているような…』と神妙な表情で言いました」
同じ女優でこんなに差がある理由は?
「テレビ局に差別意識があるんです。番組制作会社に出すギャラもそうですが、局は視聴者に見えないところでケチっている。売れっ子女優にはスタイリストを付けて最新のファッションを用意しますが、再現女優は衣装は全部自腹。ケンカのシーンなどで服が破れても弁償はなく、すべてが自己責任です」
そうだったのか。
「有名女優を使わない再現ドラマは格安で制作できるので、テレビ局にとってはおいしい存在です。ドラマ女優だと『このセリフはありえない』などと怒って撮影が中断することもありますが、再現女優はどんなに理不尽な演技指導にも従うんです」
確かに、そんなわがままを再現女優が言ったらクビになるでしょう。
「再現女優が差別される根本にはテレビ局の『テレビに出してもらっているだけでありがたいと思え』という上から目線。しかも雇用が不安定で、再現女優の9割まではアルバイトを掛け持ちしているそうです」(先のライター)
テレビ局員の給料は一般サラリーマンよりずっと高めだが、こんなところで節約していたのか・・・。
《NewsCafeゲイノウ》
page top