年末の恒例番組「NHK紅白歌合戦」において、今年はいわゆる"K-POPアーティスト"出場者がゼロになった。そのことついて、なんと韓国メディアから反発の声が挙がっているようだ。
NHK放送総局長は、出演者選考の判断について「様々な調査を行ったうえで、世論の支持、今年の活躍ぶり、演出・企画の3点の数値が昨年より下がったため」と理由を述べている。少なくとも「2012年の音楽シーンを反映した前向きな雰囲気の人選である」とは明言しているのだ。つまり「政治と文化は違う」としたうえでの回答である。
しかし、韓国3大紙は懐疑的な見方を示した。中央日報は「本当に独島問題と関連しないだろうか」と疑問視し「韓国人歌手は領土問題の影響で紅白から排除された」と断定。朝鮮日報、東亜日報も「今年もK-POP歌手の日本での活躍が目立ったのになぜなのか」と同様の論調で展開しているという。
そこでNewsCafeのアリナシコーナーでも「紅白に韓流なしってアリ?」という調査を実施した。結果とともにさまざまな意見をご紹介しよう。
【アリ…88.4%】
■紅白は韓国の番組ではない。韓国人歌手は出ないのが普通。
■天皇陛下を侮辱した国の歌手を紅白に何故必要?
■別にKーPOPを聞きたいと思わないし、必要ないでしょ。
■こんな国民感情の時に、爆発的ヒットでもしてない限り必要ない。
■国民のための番組なのだから国民の支持がなければ当然不要。
■そろそろ韓国ドラマも淘汰されてほしいね…。
■そもそも韓国だけ出場枠が存在し特別扱いすること自体がおかしい。
【ナシ…11.6%】
■少女時代や東方神起に何の責任もない。責めるべきは、政治家です。
■領土問題とは別に考えて欲しい! K-POP好きなので今年は寂しい…。
■KARAだけは出したれよ。
■出して文句言われるより出さないで文句言われた方がましってか?
■条件付きでならいいんじゃない?
9割近くが【アリ派】と、アリナシコーナーの様々なお題の中でもかなり圧倒的な結果になった。一方の【ナシ派】もコメントを見てみると「K-POPはナシでいい」という意味で【ナシ派】に票を投じた人が少なくないようで、合わせると「紅白歌合戦に韓流アーティストの登場を期待しない」とする人が9割を超えると言っていいだろう。
前述の通り、NHK側はアーティスト選考基準への政治的影響を否定している。その真相のほどはわからないまでも、このアンケートに応えてくれた視聴者側のコメントを見る限り、いわゆるKーPOP全般に"音楽的魅力"を感じていない人が多いことは見てとれる。
もちろん、李明博大統領の竹島上陸や天皇批判発言による対韓感情の悪化についてもコメントは届いている。しかし、その事実を踏まえずとも「韓流アーティストを紅白で見たい」と思う人が少数派であることは数字に表れている。
そもそも、日本の歌やドラマ・映画は、韓国のテレビ(地上波)では禁止されているという。目には目を、とは言わないが、やはり韓国側からの反発はお門違いであると言わざるを得ない!?
[文・能井丸鴻]
《NewsCafeアリナシ》
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