全国カラオケ事業者協会の調べによると、2011年度のカラオケボックス施設数は9137施設。参加人口は実に4640万人を超えると推測されています。友達同士で歌いに行くのはもちろんのこと、職場のコミュニケーションツールとしても利用されるカラオケ。最近では「ひとりカラオケ」専門店もオープンするなど、多様化するニーズに応え、まだまだ業界全体が広がっています。
さて、大人数でカラオケに行く場合、宴席であっても楽しい歌ばかり流れるわけではないのが面白いところです。なかには歌いながら感極まって泣き出す人もいますよね。
そこでNewsCafeのアリナシコーナーでは「カラオケで泣く?」という調査を実施しました。結果とともにさまざまな意見をご紹介します。
【アリ…34%】
■泣きたい時もある。泣いて大丈夫な人と行った時にはアリ。
■何気に涙が出てくる時があります!!
■失恋とか悲しい事があった時、胸に染みる歌詞ってありますよね…。
■自慢だが、私の歌で何人か泣いている。状況次第ではアリでしょ!
■カラオケだからってことじゃなく曲に感動して泣く。
■「上を向いて歩こう」震災後に歌って皆で感極まって泣いた。
■母ちゃんが音痴過ぎて笑い泣き! ずーっと真っ直ぐの音程で裏声。
■ガン末期の叔母が親戚とのカラオケで声を振り絞って唄った時に涙…。
■歌で、過去を思い出す事もあらぁな。
■亡くなった歌い手さんを偲んで…自然に涙が溢れ出る。
【ナシ…66%】
■自己陶酔して? なし。人の歌聞いて? 絶対なし。
■歌では泣かないし、そんな人とは、カラオケに行かないかも!
■ヒトカラなら良いかもだけど、泣かれても反応に困る…。
■どんだけ酔ってる!?
■歌は、楽しく明るく歌うもんでしょ。泣いたら場の空気が最悪だよ。
■自分で歌いながら泣くのはちょっと…。
■感情移入しちゃうの? 自分に酔っちゃうの? 演歌歌手なの?
■歌ってる時、次の曲考えていて泣く暇などない。
■泣きそうになる事あります。でも、大丈夫です。
■人の歌で泣きそうになった事あるが、涙は出ないなぁ。
結果は【ナシ派】が7割近くの多数派ながら「人の歌を聞いてジーンときた」「知らなかった歌の歌詞を知ってグッときた」などのコメントは【ナシ派】にも多く見られました。この場合、どの程度の感情の動きを「泣いた」と表現するかの違いになってくるため、単純に数字通りの結果と見るのは難しそうです。
【アリ派】のコメントでは「竹内まりやの『駅』。別れた彼氏とオーバーラップして、涙が出たなぁ」「泣かせた事ならあり。嫁ぐ前の友人をさだまさしの『秋桜』で」「中島みゆきの『エレーン』だけは、どうしても涙を誘うので、歌わない」など、思い入れのある曲名が多数寄せられました。
文字通り「ボロボロと涙を流して」泣くのか、心で泣くのか…人それぞれですが、カラオケはお酒を飲みながら楽しむケースが多いので、感情の動きは普段より大きくなりそうですね。
[文・野村裕子]
[写・Grant Grillo]
《NewsCafeアリナシ》
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