恋愛や結婚をなにかにたとえる比喩は世の中にたくさんありますが、最近聞いて「なるほど!」と思ったのが「結婚はタクシーを拾うのと一緒」というもの。なかなかに奥が深いのでひとつひとつ丁寧に分析してみましょう。
■手を挙げないと拾えない
タクシーは「乗ります!」という意思表示をしない限り止まってくれません。もちろん中には、路肩でなんとなくもじもじしていると止まってくれる車もありますが、道が暗かったり、雨が降っている深夜のような状況では、自分から積極的に呼びかけないと止まってくれないのです。
■タクシーのいる通りに出ないと拾えない
細い道でずーっと気長に待つのもいいですが、少し歩いて大通りに出たらあっさり拾えたというのも、よくある話。同じように普段行かないような場所にでかけると、意外に出会いはあるもの。似たような言葉に「白馬の王子様には『白馬通り』を歩かないと出くわさない」というものもあります。大きくて知らない通りはうるさいし怖いですが、ときには出かけていきましょう。
■人が乗っている車には乗れない
ようやくタクシーの姿が見えたので「あ、来た♪」と喜んでも空車じゃなかった・・・。基本的にタクシーは相乗りができません。同じように、素敵な既婚者をどれだけ眺めてもその人と結婚はできないのです。
■選り好みしてもあまり変わらない
タクシーは所詮タクシーです。もちろん中には気持ちのいい運転手さんや乗り心地のいいクルマはありますが、あくまでここでは「移動手段でしかない」というニュアンスを感じ取りたいもの。「○○のタクシーじゃないといやなの」などとこだわることは、あまり得策ではありません。
■諦めたころに通りかかる
で、あまりにつかまらないので「もういいや!」と土砂降りの中諦めて歩き出しているうちに、目の前で人が降りるというのもよくあること。別にタクシーに乗らなくてもあなたには足があります。そのうち拾えたらラッキーぐらいの気持ちで歩き出してしまえばいいのです。人生も同様です。
いかがでしょう? なかなかよくできたたとえ話だと思いませんか? ぜひみなさんなりの共通点を考えてみてくださいね。
[ライター 五百田達成/「恋と仕事のキャリアカフェ」主宰、オトナ女子の恋愛・結婚・仕事の悩み相談を受ける恋愛カウンセラー。TBSバラエティ番組「私の何がイケないの?」にも出演。詳細はオフィシャルブログ(http://ameblo.jp/iota-s/)まで]
[photo by:Jayray24]
《NewsCafeコラム》
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