巨大な倉庫の中を回り、日本ではあまり見かけない、業務用の大きな商品を大型カートに入れ込む…会員制の倉庫型店舗、「コストコホールセール」が大人気だ。
米国で生まれたコストコは、世界7カ国・559店舗を展開、日本では1999年に福岡県糟屋郡に第1号店となる久山倉庫店をオープンしたのを皮切りに、2000年に千葉県の幕張倉庫店、神奈川県の金沢シーサイド倉庫店、と店舗数を増やし、2011年現在では北海道から九州までで9店舗展開している。
週末になると、店舗周辺は駐車場に入る渋滞が起こるほど、なぜこんなにも人気なのだろうか。
その秘密はまず、商品の豊富さにある。食料品から衣料、ガーデニング用品や医薬品まで取り扱う。店内は商品がうず高く積まれ、そに名のとおり倉庫のよう。そしてその安さ。商品数は定番のものがほとんど、大量仕入れすることでコストを抑え、また、「カークランドシグネチャ」という自社開発のプライベートブランド商品も豊富で、安く手に入る。日本であまり知られていない輸入商品の取扱品目も多く、これらを見て回るだけでも十分に楽しめる。まるで「宝探し」だ。
そして、ボリューム。我われが普段、スーパーなどで目にすることのないことのない大きさの商品、たとえば牛肉などの精肉はキロ単位での販売だし、茄子などの野菜、果物も1kgずつ販売している。また、輸入品ばかりではなく日本製のコンソメ顆粒は470gなど、とにかく量がとてつもなく、「お得感」と「わくわく感」がすごいのだ。また店内で作られている惣菜も種類豊富で、パーティーにはもってこいだ。
また、店内では試食コーナーも充実、サーロインステーキやご飯の上にいくらを乗せた「いくらご飯」など、日によって内容は違うが、いたるところで試食を行っているので、実際に味を確認してから購入できるのも魅力。
一家族では多い量でも、ご近所さんとシェアすればいいし、レジャー気分で楽しめる。会員制ということで入会時に年会費4200円(ビジネス会員3675円)がかかるが、世界のどの店舗でも利用可能。時おり、1日無料体験クーポンなども配布されているので、このときを狙ってまずは体験してみてはいかがだろうか?
《NewsCafe》
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