
「離婚したい」と思ったら、すぐに離婚届を出したくなるもの。でもちょっと待って。現在の離婚状況のデータを知っておくことで自分のおかれた状況を客観視してみませんか?
本記事では、弁護士の服部弘氏と離婚カウンセラーの岡野あつこ氏が監修した書籍から、離婚を考える人が知っておきたい「現実」を紹介します。
※本記事は書籍『離婚と離婚後の生活で 知りたいことが全部のってる本』(主婦の友社:編集、服部弘・岡野あつこ:監修/主婦の友社)から一部抜粋・編集したものです
※マンガ・イラスト/ヒダカマコト





データで分かる今どきの離婚
まずは離婚にまつわる統計データを見てみましょう。
離婚するカップルってどのくらいいるの?
2025年に結婚したカップル…50万5,656組
2025年に離婚したカップル…18万2,969組
出典:厚生労働省「人口動態統計速報」(2025年12月)
3組に1組が離婚?
数字を見ると「3組に1組が離婚」しているようですが、何度も結婚と離婚を繰り返す人もいるので一概にはいえません。いずれにしても、近年の離婚件数は年間約18~20万組で推移しており、離婚率は微増傾向にあります。
子どもがいる人の割合は?
離婚した夫婦の子どもの有無
子あり離婚が半数超え!
子どもがいる夫婦の離婚が51.3%と過半数。子あり離婚をした人のなかでも、2人以上が52.2%と、複数の子どもがいて離婚するケースも少なくありません。
結婚後、何年くらいで離婚したの?
同居期間別に見た離婚件数
離婚は30代が多い⁉
「同居期間10年未満」での離婚が約半数を占めており、平均初婚年齢(夫31.1歳、妻29.8歳)から考えると、30代の離婚が多いと考えられます。
熟年離婚はふえている
「同居期間20年以上」の離婚件数は増加しており(前年比2.2%増)、特に「同居期間35年以上」での離婚の増加率が高い(前年比5.4%増)。熟年離婚は増加傾向にあるといえます。
再婚カップルってどのくらいいるの?
結婚したカップルの初婚・再婚の組み合わせ
再婚カップルは4組に1組!
夫婦ともあるいはどちらかが再婚というケースは25%。婚姻届を出したカップルのうち4組に1組が再婚ということになります。夫婦とも再婚というケースも約1割と少なくありません。
※グラフの数字(割合)は小数点第2位を四捨五入しているため、合計しても100にならない場合があります
ここまでの記事では主に、データで見る「今どきの離婚事情」について紹介しました。つづく関連記事では、事前に知っておきたい「離婚の心得」をお届けします。
つづき>>「早く離婚したい」は要注意!専門家が警告する、不利な離婚になってしまう「7つのNG行動」
■服部 弘(ハットリ・ヒロシ)
弁護士。大原法律事務所所属。1982年京都大学法学部卒業。東京弁護士会所属。 離婚・相続など民事全般を扱う。 共著に『同一労働同一賃金の法律と実務』(中央経済社)、『和解をめぐる法務と税務の接点』(大蔵財務協会)、『相続法と相続税法 相続事案に対する法務・税務の対応』(ぎょうせい)。
■岡野 あつこ(オカノ・アツコ)
離婚カウンセラー、夫婦問題研究家、パートナーシップアドバイザー。公認心理師。立命館大学産業社会学部卒業。立教大学大学院修士課程(社会デザイン学)修了。36年間で約4万件の相談を受ける。悩みを乗り越えた経験を生かした「離婚相談救急隊」を運営し、離婚カウンセラー養成講座も開講中。YouTubeチャンネル「岡野あつこチャンネル」は登録者7万人。オンラインサロン「岡野あつこの卒婚塾」主宰。







