
閉経の前後5年を一般に更年期と呼びます。日本人の閉経の平均年齢は一般的には50歳といわれていますが、新しい研究での平均値は52.1歳とされています。となると、47~57歳の世代は更年期に当たる人が多くなります。身体の不調に苦しみ「更年期障害」の状態に至る人もいます。
私ってもう更年期なの? みんなはどうなの?
オトナサローネは同世代の女性100人がいまどのような更年期を迎えているのか、そのあり方を取材しています。(ご本人の年齢や各種の数値は取材時点のものです)
◆ミサトさん 46歳
介護職。42歳で結婚。夫と息子との3人暮らし
40歳。ダイエットを始めたら生理不順に。もしかすると更年期のサイン?
私は介護の仕事をしている、46歳のミサトです。30代でシングルマザーになりましたが、38歳のときに現在の夫と出会い、42歳で結婚。今は小学生の息子と3人で暮らしています。
私が最初に更年期の予兆を感じたのは、39歳から40歳にかけての生理不順でした。順調だった生理周期が乱れ、3カ月に1度しかこない時期もありました。当時はダイエットをしていたのでその影響も疑いましたが、けっして過激なダイエットではなく、甘い食べ物やビールなどの嗜好品を控えて、1~2年かけて3~4キロのペースで無理なく体重を落としていました。このとき私は、「もしかすると、ダイエットのせいではなく、更年期のサイン?」と思いました。
41歳。仕事中のホットフラッシュに悩まされ…
41歳になると、更年期の症状といわれるホットフラッシュ(突然の発汗)が始まりました。それまで汗かきではなかったのに、顔まわりの髪の生え際や首、脇などから汗が吹き出し、流れ落ちてくるんです。
それはあるとき、突然に起きます。背中がゾクッとすると、それを合図に汗がじわじわと湧き出てくるんです。仕事中、利用者の方を抱きかかえようとして力を入れた時に始まることが多く、両手がふさがっていて汗を拭けないので、この時は本当に困りました。就寝中も、夜中に暑くなってパジャマを脱いでしまうので、寝る前に長袖から半袖に着替えるなどして、調整しなければいけなくなりました。
イライラが沸騰して爆発!子育てによるものか更年期によるものか分からないまま…
もう一つ、更年期に起きやすいといわれる“イライラ”もありました。子どもが食べ物をこぼしたり、生意気なことを言ったりすると、急に怒りがこみ上げてきて、イライラが沸騰して爆発し、怒鳴ってしまうんです。夫にも、「あんたなんかいらない!」と、思ってもいない暴言を吐いてしまったり。これが子育てのイライラだったのか、更年期と関係するのかは、はっきり分かりません。
そういえば、物忘れが激しくなったのも、この時期だったと思います。「明日は息子のお弁当が必要」と、ついさっきまで思っていたのに、間にちょっと別の作業を入れたら忘れてしまい、寝る直前に思い出すといったことが度々ありました。記憶力はいいほうだったので、若年性の認知症ではないかと不安になりました。
このように、40代に入ると急に、生理不順、ホットフラッシュ、イライラ、物忘れに悩まされるようになりました。当時はまだ交際中だった夫には、更年期かもしれないことを話し、夫も理解してくれたようでした。
そして、私が42歳、夫が44歳の年に結婚し、息子と3人家族の生活が始まりました。とても穏やかで幸せな日々なので、「もう1人、子どもがほしい」と思い始めたのですが、生理不順が続き、閉経の予感さえある私がもう1度妊娠できるか、不安でした。
本編では、40歳頃から生理不順やホットフラッシュ、イライラなどの症状が現れ、更年期の可能性を感じながらも「もう一人子どもがほしい」という思いを抱いていたミサトさんの体験をお伝えしました。
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