RePlayce、中高生向けオンラインスクール「TANQ BASE」始動 | NewsCafe

RePlayce、中高生向けオンラインスクール「TANQ BASE」始動

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中高生向けキャリア探究オンラインスクール「TANQ BASE」
  • 中高生向けキャリア探究オンラインスクール「TANQ BASE」
  • 中高生向けキャリア探究オンラインスクール「TANQ BASE」の3つの特徴
 RePlayceは、中高生向けキャリア探究サービス「はたらく部」をリブランディングし、2025年12月1日からオンラインスクール「TANQ BASE(タンキューベース)」として再始動した。全国の中高生が場所を問わず、社会人コーチや同世代の仲間と共に「問い」を立てて探究する学びを通じ、次世代に求められる非認知能力の育成を目指す。

 前身の「はたらく部」は、学生が「はたらく」をより身近に感じ、社会とつながる機会をつくることを目的に開始された。サービス提供を続ける中で、参加する学生の学びの範囲がキャリアだけでなく、探究や挑戦など、自ら未来を切り拓く「学びの基地」のように広がってきたという。

 リブランディングの背景には、現代の子供たちが抱える課題がある。PTA連合会の調査によると、進路について親族や先生以外に相談する学生はわずか2%にとどまり、学校の先生でも親でもない「第三の大人」と触れる機会が少ない現状がある。一方で、リクルートワークス研究所の調査では、学生時代の社会的活動経験が多いほど、社会人になった際のキャリア満足度が高いことが明らかになっている。

 こうした社会課題と学生の成長の実態を踏まえ、キャリアを探究する基地をイメージした「TANQ BASE」へと名称を変更。「人との出会いによって子供たちの可能性は無限に広がる」という信念のもと、オンラインで全国どこからでも参加できる環境を提供する。さまざまな業界で活躍する社会人コーチや全国の仲間との継続的な対話を通じ、中高生ひとりひとりが自分の「好き」を見つけ、社会とつながり、能動的にチャレンジする習慣を身に付けることを支援していく。

 「はたらく部」は、経済産業省が主催する13回目の「キャリア教育アワード(大企業の部)」で優秀賞を受賞しており、「正解のない問いに意見を持つ思考力を鍛えることは、社会で活躍するために求められるものであり、かつ、企画性・教育効果・普及性に優れている」と評価されている。

 今回のリブランディングにより、これまでの教育ノウハウをさらに発展させ、総合的な学びのプラットフォームへと進化する。おもな特徴は、(1)学生ひとりひとりの成長にあわせたクラス設計、(2)多様なキャリアを歩んできた社会人コーチによる挑戦や進路形成の後押し、(3)総合型選抜や推薦型選抜など近年の入試傾向にあわせた新コースの開講、の3点。

 「TANQ BASE」では、単発のワークショップではなく、継続的に繰り返すことで非認知能力を身に付ける仕組みを提供する。「社会を知る」「自分を知る」「やってみる」という3つのアクションを軸に、中高生が受け身ではなく能動的に考え、チャレンジする習慣を育むという。

 サービス名の「TANQ BASE」は、探究(TANQ=Tankyuu)の拠点(BASE)として、中高生が自ら問いを立て、探究を深める場へと進化したことを表現している。また、サービス内容も拡充し、体系的なプログラムを提供する。社会人コーチは、ファシリテーションやコーチングの能力、社会経験を踏まえて中高生の「やってみたい」という想いを引き出す。子供との連絡先交換を禁止するなど、安心・安全な環境づくりにも配慮しているという。

 今後は、オンラインとオフラインを融合した次世代型教育プラットフォームの構築を加速。2025年4月に開校した通信制高校サポート校「HR高等学院」との連携を深めるとともに、多様な企業との協業を通じ、全国の中高生に継続的な探究学習の機会を届けていくとしている。詳細は公式サイトで確認できる。
《吹野准》

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