本作は、借金取りに追われながら東京へ逃げてきた母親が、2人の子どもの夢を叶えるためにドラッグの売人になることを決意し、危険な世界へと足を踏み入れていく衝撃のヒューマン・サスペンス。
主人公・永島夏希を演じる北川は、ほぼスッピンで顔を崩して大きく笑い、ときに泣きじゃくり、夜のネオン街を全力で駆け回るなど、これまで見せたことのない表情で母親役を熱演。
北川演じる夏希のボディーガードとなる格闘家・芳井多摩恵を、2027年のNHK朝ドラヒロインに決定し注目を集める森田望智が演じている。
今回解禁されたメイキング映像は、1人で2人の子どもを育てる夏希が、早口の関西弁で子供たちをせかし、自転車に乗せる朝のシーンから始まる。身なりなんて構っていられない、ほぼすっぴん姿の北川が、ナチュラルな関西弁を繰り広げ、母親の忙しない朝の日常風景をかたどっていく。
次のシーンでは、生活のために昼夜問わず働く夏希が、パート先の上司からネチネチとハラスメント発言を受け、ついに我慢の限界に。嫌味の矛先が子どもたちに向くと、夏希の表情がスッと冷え、次の瞬間「うるさいねん!!!!」と絶叫、作業途中だった地球儀を力いっぱいぶん投げる。
カットがかかると、思わず感情が高ぶってしまった北川が「ごめんなさい…!」と我に返る場面も。子どもを思う母親を体現すると共に、座長としての頼もしさを感じる圧巻のシーンとなっている。
そしてついにオールアップを迎えると、感極まった子どもたちが泣き出す中、実生活でも姉弟を育てている北川は「夏希ほどではないですが私も日々追い立てられるように生活しているので、夏希には共感しやすかったです」と語った後、共演の森田を見つめ「森田さんも半年も前から頑張ってくださって…」と、気づけば大量の涙が。
これには「泣いちゃう!せっかく我慢してたのに!」と森田も瞳を潤ませていた。本作のほか、ドラマ「あなたを奪ったその日から」、連続テレビ小説「ばけばけ」、映画『未来』と、これまでのイメージを覆すような役どころが続く北川。俳優として存在感を増す彼女を感じられる映像ともなっている。
『ナイトフラワー』は全国にて公開中。






