「え!たった3秒の筋トレ?」運動嫌いな人におすすめしたい世界で一番「時短な運動」、それでも効果がある納得の理由とは?【ニューヨーク・タイムズで紹介され話題】 | NewsCafe

「え!たった3秒の筋トレ?」運動嫌いな人におすすめしたい世界で一番「時短な運動」、それでも効果がある納得の理由とは?【ニューヨーク・タイムズで紹介され話題】

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「え!たった3秒の筋トレ?」運動嫌いな人におすすめしたい世界で一番「時短な運動」、それでも効果がある納得の理由とは?【ニューヨーク・タイムズで紹介され話題】

40代50代になり、「太りやすくなった」「以前と同じダイエットをしてもやせづらくなった」と恐らく十人中十人が悩んでいるのではないでしょうか?半分あきらめモードで考えること自体をやめている方もいるかもしれません。

ー1日の中のたった「3秒」をつかって、その悩みが解決するとしても、あなたは何もやりませんか?

にわかに信じがたいその方法を伝授している書籍「たった3秒筋トレ 世界最短時間で10歳若返る」(講談社刊)が今話題です。

そのコンセプトについて、著者である大学教授で理学療法士の中村雅俊先生は下記の通り話します。

「運動のハードルをどこまで下げられるか。なおかつ最大限の効果を出すにはどうすればいいのか。さまざまな研究を重ねて辿り着いたのが、本書で紹介する『3秒筋トレ』です。
『3秒筋トレ』とは、その名の通り、1回3秒かけてゆっくりブレーキをかけながらカラダを動かす運動。世界でもっとも簡単な筋トレだと自負しています」

更年期世代の「痩せない」は、筋肉の衰えが大きな原因のひとつです。頭の片隅に「運動しなきゃ」は常にありつつ、結局自分のことは後回し。運動する時間も余力もない、という人も多いでしょう。でも運動不足を放っておくと、痩せないだけではなく「疲れやすい」「血圧が上がる」、など40代50代になり感じる様々な不調の原因になっているのです。

国際論文にも発表し世界的に話題となった「3秒筋トレ」。これができなければ、もう何の運動もできるはずがない!というほどの手軽さです。まずは、中村先生に、筋肉が体におよぼす影響について教えていただきました。

▶何もしないと1年で-2%!?

筋肉は何もしなければ30代以降で年に1%、50代以降で年に2%落ちる

疲れやすい、太りやすい、やる気が出ない、更年期世代の私たちによくあるお悩みです。こんな不調も筋肉が落ちてきたことが一因なんです。しかも筋肉が落ちるのは運動不足のせいだけでなく「30代になれば誰しもその機能は落ちる一方」だというのです。

「筋肉が発揮できる力、つまり筋力のピークは一般の人で20〜30代です。

何もしなければ30代以降では年に1%、50代以降になると年に2%も減り続けることがわかっています。ですから、運動不足の人が50代になれば20代の頃より20%も筋力が落ちているという計算です。筋力が落ちれば当然疲れやすくなりますし、脂肪燃焼もしづらくなるため、太りやすくなります」(中村先生)

“貯筋”があれば、太りにくい体を維持できる。過去に運動でついた筋肉は持続する

「明日こそ、来年こそ運動するから」と言い訳を繰り返しても、筋力の低下は待ってくれません。中村先生は「一日も早く“貯筋”(筋肉の貯金)を始めましょう」と言います。

「お金を貯める貯金もできるだけ早く始めたほうがいいですよね。貯金と同じようにできるだけ早く始めたほうがいいのが、運動で筋肉をつける“貯筋”です。この二つの大きな違いは、貯金は使えばなくなりますが、筋肉は使えば増えるんです。しかも、1歳でも若い時に始めたほうが体を動かすのがラクですから、効率よく“貯筋ができます」

“貯筋”は1歳でも早く始めたほうがいいことの理由に、過去に運動をしてついた筋肉はある程度持続してくれるという研究でも明らかになっています。

▶過去の運動習慣が老後に影響!?

「65歳以上の高齢者の方に、40~65歳までに運動していたか、そして今も継続しているかどうか、というアンケートをとった研究があります。当然の結果ですが、一番元気なのは『昔も今も運動をしている人たち』で、最も筋力がなく、歩くスピードも遅かったのは、『昔も今も運動をしていない人たち』。

でも、筋力に関しては、『昔→運動していない、今→している』の人よりも、『昔→運動していた、今→運動していない』人のほうが多いという結果になったのです。つまり、年に1~2%ずつ筋肉が落ちていても、少しでも若いうちに運動をして“貯筋”をすることで、過去に運動をしていなかった人と比べて将来の筋肉の量に差がつきます」

でも、貯筋のために筋トレを始めたとしても、痩せるためには有酸素運動をしなければいけないのでは?と疑問に思う人もいるかもしれません。また、「私はウォーキングをしているから大丈夫!」という方もいます。

「結論から先に言うと、ウォーキングだけでは足腰は十分に鍛えられません。大きくて強い足腰の筋肉は、散歩レベルのウォーキングで鍛えるのは難しいもの。ですから、ウォーキングをしている人も、ぜひ「3秒筋トレ」を行っていただきたいのです。
「3秒筋トレ」は、その名の通り、筋トレ。筋肉を鍛えるのが狙いです。一方、ウォーキングのおもな狙いは、筋肉を鍛えることではありません」

と著書の中でも述べています。さらに、

「有酸素運動は、実はそれほどカロリーを消費できないので、脂肪を落とすのにとても時間がかかります。ですから体重を落とすという意味では、ダイエットは食事をコントロールする以外に方法はないのです。しかし筋トレでは直接的に体重を落とすことはできませんが、筋肉に張りが出ることで、ボディラインが引き締まり若々しい見た目に変わります」(中村先生)

その筋トレが3秒でできるなんて、これはやらない手はありません。ただ、たった3秒でトレーニングできるとはにわかに信じがたいのも事実。

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《OTONA SALONE》

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