現在放送中のドラマ『パパと親父のウチご飯』(テレビ朝日系)で、白洲迅とダブル主演を務めているtimelesz・松島聡。同作は、初回放送の見逃し配信再生数が100万回再生を突破するなど話題を呼んでおり、松島の演技にも注目が集まっている。そこで本記事では、同作の見どころを紹介しながら、松島の俳優としての新境地にも注目していきたい。
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『パパと親父のウチご飯』は、『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』の作者として知られる豊田悠による同名漫画の実写ドラマ。突然元カノから娘を預けられた、接骨院を営む千石哲(松島)と、妻と離婚し、息子を引き取った漫画編集者の晴海昌弘(白洲)がシングルファーザー同士で共同生活をしながら子育てに奮闘する新感覚ホームドラマで、2組の父子という“新しい家族の形”が描かれるハートフルな物語となっている。
穏やかで優しそうな人柄で知られる松島は、今作ではそんなイメージから一転して、短気でケンカっ早いが情に厚い“ヤンキー系柔道整復師”役に挑戦している。粗野な言葉遣いが印象的な千石だが、第3話では、家庭環境の悪さから荒れた生活を送るも、柔道整復師の師匠である杉田公平(田中要次)との出会いを通して変わっていった千石の過去が描かれた。母親に冷たく突き放され、居場所を失って街で座り込むシーンや、杉田から差し出されたハンバーグサンドを頬張りながら、「うめぇ…」と涙を流す場面では、松島の繊細な演技が光った。
さらに注目したいのが、timeleszの新メンバー・猪俣周杜との共演だ。10月25日放送の第4話では、猪俣演じる接骨院アルバイト・阿久津竜也が金銭トラブルに巻き込まれる展開に。千石らに迷惑をかけまいとバイトを辞めようとする阿久津に対し、千石は、「おまえ、逃げんのか?おまえが本気なら止めん。だけど全くそうは見えねえぞ、今」と声をかけ、晴海と協力して問題を解決へ導く。阿久津を見守る千石の優しさに、SNSでは、「めっちゃほっこり」「口調は荒いのに優しさがずっとにじみ出てて好きになる」「優しい気持ちになれる」などの声が相次いでおり、心を打たれた視聴者も多かったようだ。同じグループで先輩・後輩として活躍する2人だからこそ、千石と阿久津のシーンがより深みのあるシーンになったのではないだろうか。
これまでとはガラリとイメージが異なる役どころで、俳優として新たな境地を見せている松島。白洲と共に座長を務める姿は、後輩の猪俣にも大きな刺激を与えているはずだ。物語の展開と共に、松島のさらなる成長にも注目したい。




