【モデルプレス=2025/10/23】関西ジュニアのグループ・AmBitiousの真弓孟之(まゆみ・たけゆき/21)が、映画『恋に至る病』(10月24日公開)でスクリーンデビュー。モデルプレスのインタビューでは、初めての映画出演で演技に挑んだ心境や、本作で主演を務めた先輩・なにわ男子の長尾謙杜との共演エピソード、俳優としての今後の目標などについて語ってくれた。【写真】長尾謙杜&山田杏奈、至近距離で見つめ合い◆長尾謙杜&山田杏奈W主演「恋に至る病」原作は、斜線堂有紀氏による同名小説(メディアワークス文庫/KADOKAWA刊)。2020年3月の発売直後からTikTokで話題となり、紹介動画は200万回再生を突破、30回以上の重版を重ねた話題作だ。この衝撃的な恋愛小説を、『月の満ち欠け』で第46回日本アカデミー賞優秀監督賞を受賞した廣木隆一監督が映画化。内気な男子高校生・宮嶺望と、クラスの人気者・寄河景の不器用で一途な初恋を軸に、同級生の不審死や恋人への恐ろしい疑惑が絡み合う、“この秋、最もピュアで刺激的なラブストーリー”が誕生した。本作が映画初出演の真弓は、宮嶺や景のクラスメイトであり、学級委員を務める井出翔太を演じている。◆真弓孟之、映画初出演の不安と支えになった存在「長尾くんは天才」― 映画初出演、おめでとうございます。出演が決まったときのお気持ちをお聞かせください。真弓:ありがとうございます。映画初出演という嬉しさはもちろんありましたが、実はこの映画の撮影は『御上先生』や『年下彼氏2』よりも前で、映像での演技経験がほとんどなかったので、不安の方が大きかったです。でも、僕が関西ジュニアに入った頃から最前線で活躍されていた長尾くんが主演だと知って、すごく心強く思いました。― 長尾さんとは以前から交流があったのでしょうか?真弓:なにわ男子さんのバックにつかせていただいたことはありますが、長尾くんとがっつり関わるのは今回が初めてでした。教室のシーンで席が隣だったこともあって、初日から息つく間もないくらい話しかけてくれて(笑)。現場では「孟之」って呼ばれて、僕は普段下の名前で呼ばれることがあまりないので、「その呼び方やめてください(笑)」みたいなノリも生まれて。おかげで一気に距離が縮まりました。― 長尾さんから現場で学んだことはありますか?真弓:普段はすごく明るくて、カットがかかるとふざけたりもするのに、お芝居が始まると一気に宮嶺になるんです。その切り替えがほんまにすごいなと思いました。他の出演作品を見ていても、普段と正反対の暗い役が多くて、それを見越してキャスティングされているのもすごいし、そのギャップを100点満点で出せる長尾くんは、ほんまに天才やなって思いました。撮影中も「俺、ずっと暗い役ばっかやねん」って笑ってたんですけど、僕はその振り幅にすごく感動しました。― 長尾さんの尊敬する部分はどのようなところですか?真弓:グループの中では最年少なんですけど、大橋(和也)くんと2人で“切り込み隊長”のポジションを担っていて、それがすごいなと思います。今回の現場でも、誰かに偏るとかではなく、皆さんと満遍なくお話ししていて、その姿はとても勉強になりました。― 山田杏奈さんとは初共演でしたね。真弓:はい。山田さんの出演作『ミスミソウ』を観たことがあって、ミステリーの中にいろんな要素が詰まっている作品に出られている印象です。今回、台本を読む前に原作小説を読んでいたんですが、景って自分の周りにはいないタイプで、正直イメージがわかなかったんです。でも現場で山田さんを見た瞬間に、「あ、景や!」って。ちゃんと役がそこに存在していて、説得力がすごかったです。周りを元気にする華やかさを感じました。◆真弓孟之、“学級委員長・井出翔太”をどう演じたか― 学級委員長という役柄でしたが、どのような人物と捉えて演じましたか?真弓:長尾くん演じる宮嶺が転校初日に自己紹介で噛んでしまって、クラスのみんなが笑うシーンがあるんですが、井出だけは笑わないんです。それ、実は台本にはなくて、「学級委員長ならこうするだろう」と思って自分で演じました。映像経験も少なかったので、みんなと違うことをするというのは怖かったですし、教室のシーンで大勢の中セリフを言うのも初めてで、めちゃくちゃ緊張しました。― 他にも意識したポイントはありましたか?真弓:委員長って、みんなにとって話しかけやすい“真ん中の存在”のイメージだったので、そういう立ち位置を意識しました。井出は僕よりも真面目だけど、人の話をちゃんと聞くところは似てるなと思います。あとは髪型。最初の打ち合わせでは目が隠れるくらい前髪を下ろしてたんですけど、監督から「真弓くんは前髪を上げた方がいいよ。似合ってるよ」って言われて、それを機に前髪を上げるようになりました。― 現場の空気づくりで意識したことはありますか?真弓:まずは挨拶です。普段から声は大きい方なんですが、委員長役として“引っ張る立場”を意識して、さらに大きな声で現場に入るようにしていました。そうすることで良い空気が作れるかなと思って。演技経験も浅かったので、現場入りする前から「全部吸収しよう!」って“末っ子マインド”でした(笑)。でも皆さんすごく優しくて、自然に話しかけてくださって、すごくラフな雰囲気でした。― もし真弓さんがこの物語のクラスにいたら、どんな立ち位置だったと思いますか?真弓:多分、井出みたいなタイプだったと思います。みんなが誰かを笑っていたり、イジっているとき、その内容によっては「これって本当に笑っていいことなんかな?」って気になってしまうんです。実際、あの自己紹介のシーンも「自分は笑わんな」って感じました。そういうところで、井出と自分はすごく重なっていると思いました。― 完成した作品を観て、ご自身の演技はいかがでしたか?真弓:正直、もっと頑張らなあかんなって思いました(笑)。関西人特有の悩みだと思うんですけど、標準語とのギャップがすごくて…。1回英語に翻訳して喋っているような感覚になるんですよ。でも、そこも長尾くんがいろいろ教えてくれて、本当に頼もしかったです。◆AmBitiousメンバーも驚いた映画出演 真弓孟之の個人仕事とグループへの思い― 真弓さんは個人でのお仕事も多い印象ですが、今回の映画初出演について、AmBitiousのメンバーにはどのタイミングで伝えたのでしょうか?真弓:実は、マネージャーさんにこの映画出演のお話を聞いてからもしばらくはメンバーに報告していなくて…。決まってから3ヶ月ほど経って、いよいよ撮影が始まるタイミングでやっと伝えました。リハーサルなどでグループの活動を抜ける日も出てきたので、「実は映画の撮影で…」って言ったら、メンバーみんなにめちゃくちゃ驚かれました(笑)。個人としても初の映画でしたし、グループとしてもメンバーが映画に出演するのは僕が初めてだったので、「映画!?ほんまに!?」って大騒ぎでしたね。― グループ活動と個人活動を両立するうえで、それぞれの現場で意識していることはありますか?真弓:個人の仕事で得た経験は、できるだけグループに還元したいという思いで取り組んでいます。個人の現場では、あえて安定した選択をするのではなく、少しチャレンジングなことにも挑戦して、「話題になるきっかけになれば」という意識もあります。でも、悪目立ちするのは違うと思っているので、そのあたりのバランスは常に意識しています。― 今後も俳優業には積極的に取り組んでいきたいですか?真弓:はい、挑戦していきたいです!ただ、トライアンドエラーの繰り返しで、本当に難しいお仕事だなとも感じています。長尾くんのように、たくさんの作品に呼ばれる先輩がすぐ近くにいるので、そういった先輩方から吸収しながら、僕も一歩ずつ頑張っていけたらと思っています。◆憧れの存在は二宮和也「いつか共演できるように」― 長尾さんをはじめ、身近にもたくさんの先輩がいらっしゃいますが、演技の面で特に憧れている方はいますか?真弓:二宮くんのすべてに憧れています。ほんまに、かっこよすぎる!最近だと、僕がずっと好きで読んでいた漫画『推しの子』の実写版で、カミキヒカルを演じられていて…。あの役を誰がやるんやろ、って思ってたら、まさかの二宮くんで、「やっぱりさすがやな」と思いました。実写化っていろいろ意見が分かれることもあると思うんですけど、読者としても納得できるカミキヒカルでした。あんな演技力を持てたら、きっと楽しいやろうなって思います。― 二宮さんとお会いしたことはありますか?真弓:お会いしたことはないんです。だから、いつかご一緒できたらめちゃくちゃ嬉しいです。その日が来るように頑張ります!― 今後、演じてみたい役柄はありますか?真弓:僕、『あなたの番です』っていうドラマがすごく好きで、ああいう考察ミステリー系の作品に出てみたいなって思っています。これまでは明るいキャラの役が多かったので、ちょっとミステリアスで影のある役にも挑戦してみたいです。そういう役を自然に演じられるような演技力を、これから身につけていきたいですね。― ちなみに、本作ではいじめるシーンも描かれていますが、いじめる側といじめられる側、どちらの役に興味がありますか?真弓:どっちも難しいとは思うんですけど、最初に演じてみたいのは“いじめる側”の役です。だいたい、いじめる側って最後にやり返されたりするじゃないですか(笑)。だから結果的に、どちらの立場も演じることになるのかなって思ってて。そういう役を通して、観てくれる人がどう感じるのかも知りたいし、自分の引き出しを増やすチャンスになったら嬉しいです。◆真弓孟之の“夢を叶える秘訣”「初心を絶対に忘れたらあかん」― 真弓さんはまさに今、たくさんの夢を叶えている最中ですが、モデルプレス読者に向けて、“夢を叶える秘訣”を教えてください。真弓:僕が一番大切にしているのは、「初心を忘れないこと」です。ジュニアの間は、グループに入ることがゴールではないですが、そこに入れたのも、どこかで誰かが「この子、いいな」って思ってくれたからだと思うんです。だからこそ、最初の気持ちを絶対に忘れたらあかんと思っています。感謝の気持ちを持って、自分にできることを全力でやる。それを常に意識して、今も活動しています。― 真弓さんはいつも、目標をしっかり持って取り組むタイプなんですね。真弓:そうですね。番組でも映画でも、新しいお仕事が決まったら、「こういう立ち回りをして、こういう反響がもらえたら嬉しいな」って具体的にイメージするようにしています。今回の映画も、良かった部分と反省点の両方があるので、また同じジャンルの作品に、今より成長した自分で挑戦してみたいです。そうやって、次に繋がる経験をどんどん積んでいきたいです。◆真弓孟之、作品を通して考えた“愛”の意味― 最後に、真弓さんがこの作品を通して得たことや、印象に残った気づきがあれば教えてください。真弓:いちばん大きかったのは、“愛”について考えさせられたことです。メンバーとも「愛って何なんやろ?」って、愛の定義についていろいろ話していて。愛って、ほんまにいろんな見え方があるじゃないですか。たとえばライブのとき、1曲ごとに「この曲ってこういうイメージやんな」って、メンバー全員が共通認識を持ってないと、振り付けも気持ちも揃わない。そういう理解や気遣いも、ひとつの愛のかたちやと思うんです。この作品を通して僕が感じたのは、「好きな人のためならなんでもできる」っていう気持ちこそが、愛なんちゃうかなってこと。宮嶺も景も根津原も、それぞれの形で“誰かを想う気持ち”を持っていて…。人って、いじめたくて誰かをいじめるんじゃなくて、そこには何かしら理由があると思うんです。たとえば、好きすぎてどう接していいかわからなくて、逆にいじめてしまうとか。そういうふうに考えたら、いじめの裏にも“愛”が潜んでいるんじゃないかって思えたし、すごく考えさせられました。“愛の深さ”や“愛のかたち”について、改めていろんなことを感じることができた作品でした。― ありがとうございました。初めての映画出演で、演技の難しさや現場での空気づくりに真正面から向き合った真弓。俳優としての第一歩を踏み出した今、作品を通して深く考えた“愛のかたち”や、先輩たちから受け取った刺激を胸に、さらなる挑戦と成長を見据えている。等身大の姿で臨んだ今回の経験には、これからの飛躍を予感させる、確かな輝きが宿っていた。グループでも個人でも、自分の歩幅で着実に前へと進む真弓は、その一歩一歩で、静かに未来を切り拓いていく。(modelpress編集部)◆真弓孟之(まゆみ・たけゆき)プロフィール2004年8月24日生まれ、大阪府出身。2018年2月25日に事務所に入所し、2021年に関西ジュニアのグループ・AmBitiousのメンバーに選ばれる。2021年6月、ABCドラマ『ジモトに帰れないワケあり男子の14の事情』でドラマ初出演。2023年4月、ミュージカル『サンキュー・ベリー・ストロベリー』で舞台単独初主演を務める。2024年2月より、ラジオ大阪にてファッション系ラジオ番組『真弓孟之のオシャレって言われたい』のパーソナリティを担当している。◆作品情報映画『恋に至る病』出演:長尾謙杜、山田杏奈醍醐虎汰朗、中井友望、中川翼、上原あまね、小林桃子、井本彩花、真弓孟之(AmBitious)/忍成修吾、河井青葉/前田敦子監督:廣木隆一 脚本:加藤正人、加藤結子原作:斜線堂有紀「恋に至る病」(メディアワークス文庫/KADOKAWA刊)音楽:加藤久貴主題歌:「奇跡を待ってたって」Saucy Dog(A-Sketch)制作プロダクション:アスミック・エース、ダブ 配給:アスミック・エースコピーライト:(C)2025『恋に至る病』製作委員会【Not Sponsored 記事】
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