10月14日で、櫻坂46が活動をスタートさせてから5年が経った。前身グループの欅坂46時代の歴史を背負いながら、新しい形を模索してきた5年間はまさに挑戦と変化の連続だったと言えるだろう。今では“ライブで魅せるグループ”という強みがより多くの層に伝わり、唯一無二の存在感を放っている印象だ。本記事では、櫻坂46のこれまでの歩みを振り返りながら、今後の展望についても考えてみたい。
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欅坂46は、2015年8月に乃木坂46に続く「坂道シリーズ」の第2弾グループとして誕生した。2016年4月に1stシングル『サイレントマジョリティー』でデビューすると、まさに“快進撃”と呼べる活躍ぶりを見せたが、2020年10月に欅坂46としての活動は終了し、新たに“櫻坂46”に改名して再スタート。1stシングル『Nobody’s fault』では表題曲センターを森田ひかるが務め、3rdシングル『流れ弾』では田村保乃、4thシングル『五月雨よ』では山崎天がセンターと、作品ごとにさまざまなメンバーの魅力を前に押し出していくスタイルで、新しい“櫻坂らしさ”を形にしていった。
中でも大きな武器となったのがライブだ。櫻坂46は、熱量の高いダンスパフォーマンスと観客の心をぐっと掴む演出で、会場を圧倒するようなライブ空間を提示してきた。今年4月から8月に開催された全国ツアー『櫻坂46 5th TOUR 2025 “Addiction”』でも、京セラドーム大阪でのファイナル公演まで駆け抜け、観客を強烈に惹きつけた。SNSでは、「凄まじいライブだった」「初めてこんなに圧巻されて涙が浮かんだライブ見た」「最高のライブだった!」など絶賛の声が多くあがっており、改めてグループの進化を証明する機会となった。
そんな櫻坂46の次なるステップが、10月29日にリリースされる13thシングル『Unhappy birthday構文』だ。今作では3期生の村井優が初めて表題曲センターを務める。彼女はかねてよりパフォーマンスへの評価が高かった実力派のメンバー。冠番組『そこ曲がったら、櫻坂?』(テレビ東京系)では、「覚悟はあります。不安ももちろんあるんですけど、この13枚目シングルで、大好きな櫻坂をもっと見てもらえるようにっていうその気持ちのほうが大きいですね」「目が離せないよっていうくらい新しい櫻坂の素敵なところを櫻坂の全員で皆さんにお届けできたらなって思います」と意気込んでおり、6年目に突入した櫻坂46の“新たな顔”を見せてくれそうだ。
今年4月には9名の4期生を迎えた櫻坂46。実力を磨いてきた既存のメンバーに、可能性にあふれるフレッシュな新世代も加わり、グループはますますパワーアップしつつあると言えるだろう。5周年を迎えた櫻坂46がこれからどんな景色を見せてくれるのか、期待が高まる。
※山崎の「崎」は立つ崎。