【モデルプレス=2025/07/24】東京「ファブリック六本木」のキャバ嬢・りの。昔は無愛想で「怖い」と言われていた彼女が、接客業で“陽キャ”へと変化。人見知りを乗り越えたきっかけ、仕事も人生も楽しむために必要だった考え方とは?【インタビュー全2回の1回目】【写真】六本木キャバ嬢・りののキャミワンピ姿◆芸能とゴルフを経て夜の世界へ進んだ理由― これまでモデルプレスのインタビューで、芸能活動をされていたことや、プロゴルファーを目指していたことをお聞きしました。改めて芸能事務所に所属された頃の話をお聞きできますか?りの:中学の頃は女優になりたくて、映画の一般公募に応募したことがあるんです。そこで審査に残った子たちのスカウトキャラバンみたいなのがあり、手を挙げてくれた事務所に所属しました。でも父は芸能活動に反対で、「ゴルフをやってほしい」という思いがあったんです。父はゴルフが好きで「今からでも遅くないから、プロゴルファーを目指して欲しい」って(笑)。プロゴルファーを目指した時期もあったんですけど、どちらも嫌になって辞めて、夜の仕事を始めました。― 夜のお仕事を始めたきっかけは?りの:シンプルにお金が欲しかったから始めました。独立心が高くて、18歳には家を出たんですが、いつかは自分のお店を持ってみたいなと。その為にはお金が必要だし、自分の選択肢を増やす為にもお金は必要だと思い、稼げる夜の仕事を始めたのがきっかけですね。六本木のキャバクラとかは怖かったので、最初は門前仲町のガールズバーで働き始めました。そこで3年くらい働いていたんですが、ふと「一緒に働いていて憧れる人がいないな」と感じたんです。そのあと都心に出ようと思いキャバクラで働き始めました。― キャバクラで働き始めることへの不安はありませんでしたか?りの:働いていたガールズバーのグループが結構大きくて、キャバクラもやっていたんです。お手伝いみたいな感じで、キャバクラで働くこともあったので、抵抗は無かったですね。― これまで色々と挑戦されていますが、迷うよりも行動することが多かったですか?りの:そうですね。思いついたら即行動します。失敗するよりも、考えすぎて行動できないほうが怖いんですよ。悩んでいる時間がもったいないなって思ってしまいます。◆無愛想から笑顔の接客へ― これまでのキャリアの中で、最も成長を感じた経験や学びを教えていただけますか?りの:ファブリックで働き始めた当初は、めちゃくちゃ無愛想だったんです。人見知りというのもあって、どう距離感を近づけていけばいいか分からなかったし、迷惑に思われたらどうしようとばかり考えていました。でも、そこから徐々にではあるんですが、気にしすぎるのも良くないし、無愛想なのはもったいないなと思ったんです。― どうせなら好かれるように?りの:そうですね。無愛想でいるのは相手に楽しくないのかなと思わせてしまう可能性もあるし、嫌われてしまう可能性もあるので。私は顔立ちがはっきりしている方なので、黙っていると怖いと思われることが多くて、お客様からもよく言われます。学生の頃なんて、愛想という考え方もないし目も悪かったので、めっちゃ怖い人だと思ったって言われました。― 性格を変えるのはなかなか難しそうですね。りの:キャバクラなので、人見知りは解消しないとやっていけないって感じでしたね。ビジネス陽キャをしてたら、そのまま陽キャが板に付いた感じです。思い返してみたら、ファブリックに入った当初からすごく性格が変わったなと感じます。◆SNSが変えた仕事への意識― 去年の誕生月が分岐点となり、初めて目標を持ったと伺っています。何か理由があってのことだったんですか?りの:自分を追い込むのが嫌で、目標を作ってしまうと、毎月その目標に向かって自分を追い込まないといけないじゃないですか。ガールズバーをしていた頃は週6日フルタイムで働いていたので、毎日抜け殻のようで…。そうなるのが嫌で、頑張らないをモットーにしていたんです。― でも昨年のバースデーでは目標を立てようと。りの:長いことキャバクラで働いてきましたが、振り返ると頑張った時期が無かったなと思ったんです。それこそ、ガールズバーで働いていた時の方が頑張っていたなと。一つの区切りというか、あの時は頑張ったと胸を張れることが欲しいと思い、27歳になるバースデーで目標を初めて立てました。― 目標を立てることで気持ち的に変わる部分はありましたか?りの:頑張っている私を周囲の人が応援してくれて、すごく楽しい期間だったなと感じます。でもやっぱり目標を立てると感情を揺さぶられるので、たまにでいいかなと思いました(笑)。夜職を続けている子たちのモチベは、お金もあると思うけど、楽しいから続けている人も多いと思うんです。お給料が良かった月はハイブラ買ってモチベ上げることもありますが、私は仕事が楽しいから目標を設けなくても続けられちゃうんです。― これまでのキャリアの中で、最も成長を感じた経験や学びを教えていただけますか?りの:Instagramのアカウントはあるけど、最近まで全く動かしていなかったんです。性格的にSNSやるなら、ちゃんとやらないとという気持ちが強くてなかなか始められていなくて。でも100人フォロワーがいたとして100人がちゃんと見ているわけじゃないし、もっと気楽でもいいんじゃないかなって。若いうちしかできないこともあるから、軽い気持ちで始めました。それがここ1年くらいです。― SNSを始めて変わったことはありますか?りの:それこそTikTokライブを1ヶ月くらい前から始めたんですけど、TikTokを観て来てくれた方が4人くらいいます。SNSの影響力ってすごいなと改めて感じました。― 今年はFABRICグループでいちキャストにとどまらない活躍をした人物を表彰する授賞式「FABRIC STAR CAST AWARD 2025 Powered by モデルプレス」にて「ビューティー賞」を受賞されましたが、反響はいかがですか?りの:お客様がお祝いしてくれました!「SNS始めたことで、良い意味で華やかになった」と言ってくれて。やっぱり不特定多数の人に見られているという意識を持つことで、前よりもっと見た目に気をつけているんだと思います。◆りのの挫折を乗り越えた方法― りのさんがこれまでの人生の中で挫折や辛いと感じた経験はありますか?りの:ガールズバーで働いていた頃が人生で一番辛かったかもしれないですね。ガールズバーでは雇われ店長でもあったので、キャストの方に「あそこのお客様に付いてください」とお願いすることもあるんです。周りが良い方ばかりだからよかったんですけど、18〜19歳くらいの年下に指示されるのっていい気しないですよね…。ずっと罪悪感がありました。それに店長でもあったので、週6日フルタイムで働いていたのもキツかったです。プレッシャーと責任感でなかなかやめられずにいたんです。ストレスでめっちゃ太ったし、その時だけすごい肌も荒れちゃいました。― そこから抜け出せたのは何かきっかけがあるんですか?りの:割と我慢強い方なので、ずっと続けていたんですけど、ある時に理不尽なことで怒られて「もう我慢するの止めた!」ってプッツリいっちゃって。お店の方と大ゲンカして辞めました(笑)。それまで感情的になることは一度もなかったので、それが良くなかったんだなと、今になってみて思います。◆りのの夢を叶える秘訣― 以前のインタビューでは「自分の欲に忠実になること」が夢を叶える秘訣だと語っていただきましたが、その考えに至った経緯を教えていただけますか?りの:「自分の欲に忠実」ではあったんですけど、それを実現しようと思っていなかったというか。マインド次第で自分の欲を表に出すことができるんだなって、それこそ一昨年のバースデーで感じました。売り上げをもっと増やしたい、お店の看板になりたい、モデルやってみたいとか、色々と欲はありますよね。それが叶う可能性があるなら、表に出さないともったいないなと思ったんです。― 欲を叶えるための行動を?りの:そうですね。あとは、自分がどうなりたいのかを周りに伝えるのも大事ですね。キャバクラは人間対人間なので、応援したいと思ってもらうことも大事。でも、応援してもらうことが当たり前だとは思わず、もしよかったら力を貸してくださいといったスタンスでいるようにしています。― ありがとうございました。芸能 ゴルフ ガールズバー そしてキャバクラ──揺れ動いた過去があるからこそ、今のりのには芯のある強さがある。自分に正直に向き合う姿勢が、彼女の魅力をさらに引き出していた。◆まとめかつては人見知りで無愛想だったというりのさん。ガールズバー時代の辛い経験を乗り越え 、今では持ち前の笑顔とSNSを武器に多くのファンを魅了しています。彼女がたどり着いた「マインド次第で欲を表に出す」という考え方や、周りへの感謝を忘れない謙虚な姿勢は、多くの読者に夢を叶えるための勇気を与えてくれるはずです。(modelpress編集部)【Not Sponsored 記事】