40代の働く女性は、自立しているからモラハラからも逃れられる? いいえ、そんなことはありません。さまざまな事情で、支配的な配偶者との結婚生活を続けている人たちは少なくありません。経済力があっても、夫から一方的に経済的自由を奪われるケース(経済DV)は珍しくなく、その中で自分の価値を見失ってしまうこともあります。
本作では、支配的な配偶者を持った女性たちが「何を感じたのか」「どんな選択をしたのか」をお届けするとともに、カウンセラーによる心理的解説も行います。
※個人が特定されないよう変更を加えてあります
【うちの夫はモラハラでした】
話が通じないモラハラ夫とは、そもそも向き合えない
「産後のボロボロの状態でも、夫はモラハラを繰りかえしました。冷静な話し合いは通じません。我慢できず、ついに離婚を切り出したときには、『子どもは置いていけ』と壁を殴られて恐怖を感じました。しかも、そのときの彼は、満面の笑みを浮かべて楽しそうにしていたのです」
ある日、あまりに理不尽な夫に、ある日M子さんはついに言い返します。
「全部私が悪いっていうの?」
すると夫は激昂し…
「俺がお前を養っているんだ、そのご主人さまに向かってその態度は、なんだ!」
頭を掴まれて、土下座させられ
土下座をさせられるという衝撃的な体験。あまりに支配的で暴力的で……こんな人とは、もう一緒にいられない。数日後、M子さんは、覚悟を決めて夫に話しかけることにしました。
本編では、土下座を強要され、「離婚したい」と勇気を出して伝えたM子さんに対し、夫が無言でにらみつけ、じわじわと怒りを滲ませていく様子をお届けしました。
▶▶「離婚なんてもう一度言ってみろ、地獄を見せてやる」そう言ってモラハラ夫は笑いながら壁を殴った
では、離婚を口にした妻に牙を剥くモラハラ夫の“本性”が明らかになります。
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