来年の春頃に予定しているコンサートツアーをもってグループの活動を終了すると発表し、日本中に大きな衝撃を与えた嵐。この夏には、そんな嵐のメンバーが主演を務めるドラマの放送が決定しており、ファンからは喜びの声があがっている。そこで本記事では、7月より放送開始予定の嵐メンバーの主演ドラマや、それぞれの新たな挑戦にスポットを当ててみたい。
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まず、2023年放送のNHK大河ドラマ『どうする家康』での熱演も記憶に新しい松本潤は、7月より放送スタートの日曜劇場『19番目のカルテ』(TBS系)で主演を務める。同作は、病気を診るだけでなく、心や生活背景をもとに患者にとっての最善を見つけ出し、生き方そのものに手を差し伸べる19番目の新領域・総合診療医を描く新しいヒューマン医療エンターテインメント。松本が演じるのは、患者と誠実に対話し、苦しみを解きほぐして導いていく総合診療医・徳重晃で、キャリア30年目にして初の医師役に挑む。同作のプロデューサーは、松本との初対面の印象について、“何でも見透かされてしまいそうな眼差しに、本当の思いを話さねばという気持ちになった”と明かしており、問診を武器に患者と向き合う徳重というキャラクターは、松本にとって親和性の高い役柄と言えそうだ。
また、2022年にはホラー映画『“それ”がいる森』で主演を務めたほか、2023年にはドラマ『今日からヒットマン』(テレビ朝日系)でサラリーマンとヒットマンの“二刀流”生活を送る主人公を演じるなど、さまざまなジャンルの作品で存在感を発揮している相葉雅紀も、7月9日から始まるドラマ『大追跡~警視庁SSBC強行犯係~』(テレビ朝日系)で大森南朋・松下奈緒とトリプル主演を務める。同作は、分析・追跡捜査の専門部隊のSSBC(捜査支援分析センター)の活躍を描く作品で、相葉が演じるのは、SSBC強行犯係に出向してくるキャリア組であり、内閣官房長官を伯父に持つ名波凛太郎。過去には相葉直属の先輩でもある東山紀之や井ノ原快彦も主演を務めた水曜9時枠での主演作ということで、新たな刑事ドラマとして愛されることを期待したいところだ。
そして、櫻井翔演じる刑事・武蔵三郎が、謎の武装集団が引き起こす占拠事件の解決に奔走する“占拠シリーズ”の最新作『放送局占拠』(日本テレビ系)も7月より放送が決定している。櫻井は公式コメントの中で、「僕自身も続編3作というシリーズは経験がなくて、そういう意味で新しい挑戦だと思っています」と、2023年に放送された『大病院占拠』から今作まで続く同シリーズに対する思いを明かしたほか、「より緊張感があり、2025年という時代にフィットして、ヒリヒリするような内容となっているので、アップグレードした占拠シリーズをお見せできるんじゃないかなと思っています」とも語っていた。先日解禁された予告映像では、舞台となる放送局での緊迫した人々の様子や、苦い表情を浮かべた武蔵が、「嘘だろ!?」とお馴染みのセリフを口にする姿が公開されており、シリーズならでは魅力はそのままに、最新作としての新たな進化にも注目だ。
先日、一時停止となっていたファンクラブの新規入会受付が再開されるというトピックもあった嵐だが、新ドラマへのメンバー出演を受け、ファンからは、「翔くん潤くん相葉ちゃんのドラマがある 熱い夏」「この夏最高に幸せだっ!」などと歓喜の声があがっている。数々のヒット作を輩出してきた日曜劇場や、伝統の刑事ドラマ枠、そして人気シリーズ最新作でのそれぞれの挑戦を通して、嵐としてもパワーアップした姿を見せてくれそうだ。