39歳独女にまさかの“モテ期”到来!チヤホヤされて浮かれていたら「そのままだと婚期逃すよ」と言われて。婚活カウンセラーが見守る彼女の行方は | NewsCafe

39歳独女にまさかの“モテ期”到来!チヤホヤされて浮かれていたら「そのままだと婚期逃すよ」と言われて。婚活カウンセラーが見守る彼女の行方は

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39歳独女にまさかの“モテ期”到来!チヤホヤされて浮かれていたら「そのままだと婚期逃すよ」と言われて。婚活カウンセラーが見守る彼女の行方は

25~44歳女性の女性の就業率が上昇し、約8割の女性が働いている現代。女性の生涯未婚率も増加の一途を辿っています。働く女性たちの間では、「結婚したいのにできない」「出会っても成婚に至らない」といった悩みが増えています。アラフォー・アラフィフ女性専門の婚活カウンセラー・伊藤友美さんのもとには、さまざまな悩みを抱える婚活女性が日々訪れます。

今回ご紹介するのは、結婚に対してどこか悲観的だった39歳女性の物語。自分の中に潜んでいた思い込みと向き合い、愛する人と“思い描いた通り”の結婚生活を手に入れるまでの軌跡です。

※プライバシーを考慮して、事実関係の一部を変更しております。

39歳女性が「夫婦の愛情は続かない」と悲観していた理由

N緒さんは、外資系企業に勤務する39歳。「40歳になるまでに結婚したいんです」と、私のコンサルティングを受けに来ました。

N緒さんは、見るからに「モテそう」なタイプの女性です。学生時代からつねに彼氏はいたそうですが、結婚には至りませんでした。話を聞くと、N緒さんは無自覚のうちに、結婚に対するネガティブなイメージを持っていることがわかりました。

その原因は、両親の関係にあります。N緒さんが中学生の頃、父親の浮気が発覚し、両親は不仲に。N緒さんの記憶の中の両親は、激しい口論をしているか、お互いの存在を無視しているかのどちらかで、冷え切った関係にありました。おそらく経済的な理由で、母親は「離婚」を口にすることはありませんでしたが、娘たちの前でも夫への恨み言を隠さなかったそうです。

さらに、N緒さんには3歳上の姉がおり、その姉の夫にも不倫が発覚。夫婦仲は冷め切っているものの「2人の子どもをひとりで育てることはできない」と、姉も離婚を選びませんでした。いわゆる家庭内別居状態で、「夫はATMだから」と言います。

N緒さんは、「結婚したい」と口では言いながらも、心のどこかでは「夫婦の愛情は続かない」と悲観しているのでしょう。これまでも、おつき合いしている人が結婚をほのめかしたり、「親に紹介したい」と言い出したりすると、なんとなく気持ちが重くなり、冷めていってしまったそうです。

「お母さんの結婚は失敗だったと決めつけてごめんなさい」

身近な方が幸せな結婚に見えないというN緒さんにはまず、私が提唱する「親へのひっそり謝罪ワーク」をやってもらいました。N緒さんの中には、「両親の結婚は失敗だった」「母親の結婚生活は不幸だった」といった思い込みが、知らず知らずのうちに根づいていたのです。

多感な時期に両親の口論を目の当たりにしたり、母親から父親のグチを聞かされたりしたのですから、無理もないことかもしれません。とくに10代前半のような思春期には、自分の価値観や対人イメージの土台が作られる時期。ネガティブな結婚観は、その後の恋愛や婚活にも少なからず影響を及ぼします。

とはいえ、親御さんの人生を一方的に「失敗」や「不幸」と決めつけるのは早計です。結婚生活は、N緒さんが考えているよりもずっと多面的で、夫婦の間には夫婦にしかわからない絆や歴史があります。見えていたのは、ほんの一面に過ぎなかったのかもしれません。

N緒さんは、心の中で両親に謝罪を繰り返しました。

「お母さんの結婚は失敗だったと決めつけてごめんなさい」

「お母さんをかわいそうな人と見下してごめんなさい」

「お父さん、ひどい夫と決めつけてごめんなさい」

70代になった両親は、お互いに支え合いながら今も2人で暮らしているそうです。N緒さんは、3週間のあいだ毎日のように両親への謝罪を続けることによって、「仮面夫婦と決めつけていたけれど、2人にしかわからない情があるのかもしれませんね」と、両親を見る目が少しずつ変わったようです。

婚活を始めたら、スケジュールはデートの予定でいっぱいに

次に、N緒さんに必要なのは「自分がどんな結婚をしたいか」をイメージすることです。身近な夫婦の関係がうまくいっていない(ように見える)からといって、「自分もそうなる」と思いこむのは視野が狭すぎるというもの。自分がどんな人とどのような結婚生活を送りたいかは、自分が決めることです。

N緒さんは、「理想の人リスト」を作って理想の相手を思い描き、その人との結婚生活をイメージしました。そして、「私は、愛する人に愛されて、どんなときもお互いに向き合って、幸せな日々を積み重ねていきます」そう自分に言い聞かせて、N緒さんは婚活をスタートさせました。

結婚相談所に入会すると、容姿も美しく、人当たりもいいN緒さんは引く手あまた。毎週のようにお見合いの話が舞い込みます。N緒さんは初対面の相手とも仕事の話や趣味の話を広げて、楽しい時間を過ごすことができます。さらに、N緒さんが婚活をしていることを知った周囲の人からも独身男性を紹介される機会が増えて、N緒さんのスケジュールはデートの予定で埋まっていきました。

結婚がしたいのか、複数の男性にちやほやされたいのか

久しぶりに会ったN緒さんは、美しさに磨きがかかっていました。「婚活って楽しいですね。なんだか、結婚はしばらくしなくてもいいかなと思えてきました」と目を輝かせます。

そんなN緒さんに、私はこう尋ねました。「N緒さんは、結婚がしたいんですか、それとも複数の男性にちやほやされていたいんですか」

N緒さんは一瞬言葉を失いました。厳しい言い方かもしれませんが、「なんのために婚活をしているのか」がブレてしまうと、いくら婚活を続けても結婚は遠のくばかりです。

婚活には「登録バブル」といわれる時期があり、結婚相談所や婚活アプリに登録した直後は、お見合いの申し込みやメッセージが一気に舞い込みます。N緒さんのケースは、まさにこれ。複数の男性にちやほやされる〝モテ期〟に浮かれて、「たったひとりの結婚相手に出会う」という目的を見失っていました。

N緒さんは改めて自分の気持ちに向き合いました。「結婚したいから、ここへ来たんです。結婚を考えられる相手に絞ります」と初心に立ち戻りました。

本編では、結婚に対する思い込みと向き合い、自分の本音に気づいたN緒さんの変化についてお届けしました。

▶▶初婚の安定男子か、バツイチ子持ちか?迷える39歳が選んだ“幸せのかたち”は

では、2人の男性との出会いを経て、N緒さんが選んだ“自分らしい幸せ”とその後の結婚生活についてお伝えします。

写真はイメージです

《OTONA SALONE》

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