【モデルプレス=2025/04/17】俳優の鈴木亮平と女優の有村架純が17日、都内で行われた映画「花まんま」(4月25日公開)の完成披露プレミア試写会に、共演の鈴鹿央士、ファーストサマーウイカ、オール阪神、オール巨人、メガホンをとった前田哲監督、イメージソング「my wish」を歌うアーティストのAIとともに出席。映画初共演を果たした2人がお互いの印象を明かした。【写真】有村架純、美デコルテ際立つドレス姿◆鈴木亮平、有村架純と初共演も「初期から存じ上げていました」2005年、第133回直木賞を受賞した短編集『花まんま』(文春文庫)は、記憶の濃淡を丁寧に語り分けながら、人間の哀しさや温かさを繊細に織り込む巧みな筆致で評価される作家・ 朱川湊人の代表作で、ある兄妹の不思議な体験を描いた物語。早逝した両親と交わした「兄貴はどんなときも妹を守るんや」という約束を胸に、たった1人の妹の親代わりとして大阪下町で生きる熱血漢の兄・俊樹を鈴木が、まもなくの結婚を控えながら、ある“秘密”を抱えている妹・フミ子を有村がそれぞれ演じる。本作で初共演を果たした鈴木と有村は、改めて、共演した感想を求められると、鈴木は「地元がすごく近くてですね、隣の市出身なので、(有村が)デビューしたときから“伊丹の子がデビューした”って思っていましたし、地元の中学校の友だちとかからも『伊丹出身の子が最近デビューしたんやけど、めちゃめちゃかわいいねん』という話を聞いていたので、初期から有村さんのことを存じ上げていました」と打ち明け、絡みはなかったが『阪急電車 片道15分の奇跡』で同じ作品に出演して以降、1度も共演することがなかったそうで「このお話をいただいたときに関西の兄妹だと聞いて、『俊樹の役が自分だったらフミ子さんの役はどういうイメージですか?』って聞かれたときに、『有村架純さんとはいつかご一緒したいと思っています』とお伝えさせていただいて、それがこうして叶って、僕としてはものすごくうれしかったですし、実際、現場に入る前も、入ってからも、すごくナチュラルに気を遣い合わない関係でいられる兄と妹でいられて、その距離感みたいなものを、何も言わなくても初日から兄妹として存在できたので、相性がすごくよかったんじゃないかなと思っています」と声を弾ませた。一方、有村は「授賞式ではご挨拶させていただいたりしていたんですけど、ああいった場って背筋がシャキッとしている状態で、リラックスしていない状態での会話だったんですけど、現場に入るとこの地元にずっと住んでいるお兄ちゃんみたいな雰囲気が漂っていて、関西弁で話しかけてくださったので壁が一切ないというか、自分1人でお芝居に向かうというよりも、みんなを自然と巻き込んで現場を前に進めてくれる方なんだなと感じて、とてもやりやすかったです。私も相性がよかったのではないかなと思っています」と吐露した。◆鈴鹿央士、鈴木亮平&有村架純に感謝また、フミ子の婚約者でカラスと話せる学者・中沢太郎を演じた鈴鹿は、鈴木と有村と共演した感想を求められると「お2人とも優しくて、現場で“どうしようかな”って悩んだときとかに2人とも『大丈夫だよ』って今みたいに…」とたどたどしくコメントすると、鈴木は「(今は)“大丈夫だよ”って目で見てないよ。“大丈夫かな?”って」と打ち明けて会場の笑いを誘いつつ、「大丈夫、大丈夫!しゃべれてる」と声をかけると、鈴鹿は「こういう感じで支えてくださって…本当にありがとうございました」と弱々しく話し続けると、オール巨人から「よぉ俳優やってるね。ごめんごめん、セリフはちゃんとしゃべれるんですよね」とツッコミが飛んだ。一方、有村は「愛されるべきお人だなと思いましたし、たぶんどこの現場に行っても愛されているんだろうなという気がします。とっても人としてユニークというか(笑)」といい、鈴鹿が「よく言われます」と受け入れると、有村は「ぽろっと出てくる言葉がとっても面白かったり、この人の実態ってなんだろうって深掘りしたくなるようなお人だなと思いました」と語った。◆有村架純&鈴木亮平、AIの歌声に感動イベントでは、AIが鈴木と有村の間で『my wish』の1フレーズをアカペラで歌う一幕もあり、歌声を聴いた鈴木は「歌詞もそうですけど、声がすごいですね。心がギュッと掴まれるようで、歌詞も願いは叶うということで、この曲を初めて聴いたときからこの映画のために作ってくださったと聞いて、俊樹の願いってなんだろうなとか、フミ子の願いをどれくらいわかってやれたかなっていろいろ考えた曲でもあったので、こうして生で聴けて感無量です」と目を輝かせた。有村は「本当はAIさんのほうを見ようかなと思ったんですけど、耳がもったいなさすぎて、ずっとこちら(右耳)に全集中して耳を傾けさせていただきましたが、本当にすばらしいですし、この曲を初めて聴いたときに、母のような温もりだったり、包容力みたいなものを感じて、AIさんの母のような慈愛に満ちた愛みたいなものがこの作品にまさにぴったりだなという風に思いました」と熱く語った。さらに、イベントではオール阪神・巨人が撮影時に仕込んだという芸を鈴木が披露する一幕もあった。(modelpress編集部)【Not Sponsored 記事】