3家族8人でケアンズ4泊6日の卒業旅行してきました!「大勢で海外旅行してわかった」意外なこととは【ケアンズ3家族旅行記】#1 | NewsCafe

3家族8人でケアンズ4泊6日の卒業旅行してきました!「大勢で海外旅行してわかった」意外なこととは【ケアンズ3家族旅行記】#1

社会 ニュース
3家族8人でケアンズ4泊6日の卒業旅行してきました!「大勢で海外旅行してわかった」意外なこととは【ケアンズ3家族旅行記】#1

「卒業旅行にケアンズ行かない?」

そんな話が娘の小学校のママ友の間で出たのは12月のことでした。11月に訪問した際の記事で興味を持ってくれたのです。

3家族8人という大人数での旅で、結果的に私は世界観が変わるような気づきを得ましたし、子どもはもしかして将来の進路に海外を視野に入れてくれたのかも、そのほか心に残ることばかりの100点満点の旅になりました。とはいえ、「こうすればよかったな」という後悔もありましたので、「複数家族での旅」のダイジェストをご紹介します!

【ケアンズ3家族旅行記】#1

パッケージ旅もらくちんだけれど、「気の知れた仲間同士での組み立て」もまた楽しい

ケアンズを例えれば「石垣島」、このひとことですべて説明がつくでしょう。成田空港と関西空港からジェットスターの直行便が出ており、往路は夜便、復路は朝便。片道7時間程度で、往復10万~12万円ほど。日本との時差は1時間、1豪ドルほぼ100円という、日本人にとっては猛烈に互換性の高い旅先です。抜群と言える治安のよさに加え、物価が「そこまでは」高騰していない点も魅力です。

真夏(2月)の最高気温が31度、真冬(8月)の最低気温が17度と、いうなれば気候エリートでもあり、中でも雨の少ない時期である7~11月が観光ベストシーズンだそう。もちろん3月、ちょっと雨は降るけれども気候のよいレインボーシーズンは卒業旅行にも大プッシュです。

・3家族8人でAirbnbをシェアしよう

・大きい家だと郊外になるだろう、レンタカーを借りて移動しよう

・いちばん多いのは現地3泊の3泊5日パターンだそうだけれど、ちょっとゆったりと4泊6日にしよう

・子どもと一緒に体験できるのもこれが最後だろうから、アクティビティをたくさん楽しもう

こんな方針で旅の組み立てが始まりました。

・牧野ファミリー パパ、ママ、小6娘、小2妹

・松木ファミリー ママ、小6娘

・井一ファミリー 私、小6娘

小学校卒業式後の3月23日(日曜)夜に成田を出て28日(金曜)に帰ってくる飛行機を予約、エアビーはケアンズシティから車30分程度のトリニティ・パークというエリアでプールつきの4ベッドの家を確保し、12人乗れるバンもレンタル。アクティビティもいろいろ予約しました。

さて、今回旅慣れたご家族とご一緒する際に「なるほどな」と思った最初の知恵は、「キャンセル保険」をかけた点でした。

これは感染症など特定の理由でのキャンセルを全額補償するというもの。私はそういうものがあること自体を知らなかったので、旅慣れた方はさすがだなと初手から感動しました。LCCは便変更不可ですし、エアビーも4泊で20万円ほどと大金です。飛行機に対して各家族で約1万円、エアビーにも全員で約1万円の保険をかけたのは、万が一のことがあってもその先の人生を仲良く過ごすためのとっても大事な一歩目でした。

40代50代が夜行便を使う最大の盲点、「たどり着いたらクタクタ」。初日はアクティビティなしにしておいてよかった

とっても楽しかった小学校の卒業式と謝恩会から約2週間、日曜の夕方に成田空港に集合して出発しました。LCCは第3ターミナルです。が、飛行機に乗り込むゲートでひと波乱が。今回3家族で「あとで並び変えよう」と後部の席をランダムに予約したのですが、ジェットスターはシステム上「保護者と子どもが隣り合っていない」とNG判定されてしまうようで遠くの席で並び替えになった上、ゲートをくぐる際に割り込まれて8人が2つに分かれてしまい、さらに姉妹がチケットを取り違えるという複数の不幸が重なり、後ろ4人が最後まで搭乗できない事態になってしまいました。

苗字の違う家族で行動する場合、全員が一緒にいないといろいろ不都合が起きるという「この時代の洗礼」を飛び立つ前から受けました。みなさんも「ひとかたまりで」移動してくださいね。

月曜の早朝4時すぎにケアンズに到着しましたが、着いたら全員が疲労困憊。この年齢になるともう、徹夜弾丸とはいかないですね……。たまたまエアビーのオーナーが超アーリーチェックインをOKしてくれたので、まだ真っ暗な中、空港からタクシーで20分ほどの宿へ向かいました。これは本当にありがたかった、心から御礼申し上げます。

ケアンズ旅行に唯一関門があるとすれば、この「早朝着」かもしれません。ケアンズ市内のホテルの場合は直接タクシーでホテルに向かえば荷物を預けられますが、エアビー利用の場合は荷物をどこに置くかを考える必要があります。7時8時頃集合のアクティビティに直接向かって荷物を預けられるならよいのですが、それ以外ならば1泊余計に予約しておくか、またはアーリーチェックインは交渉する価値ありだと思います。もうひとつ、ジェットスターはビジネスクラスもそう目玉が出るほどのプライスではないため、行きだけビジネスを使うという手もあり。ただし、子どもと親は一緒に座らないとならないので、親だけビジネスというわけにはいきません。

さて、今回予約した4ベッドのお家はこんな感じ。これで1棟1泊(8人)5万円ほどですので、かなりお得だったのではと思います。

海外に「みんなで行く」と、ただのコンビニもエアビーも、すべてが冒険になる!

我々はきっと疲れているだろうからと初日にアクティビティを入れなかったのですが、これは大正解でした。エアビーに到着するや、プール付きの邸宅に大喜びして子どもはプールに入りました。

大人はちょっと近所のコンビニへと探検に。このときたまたま購入した「ポテチ」と「チョコ」が鬼のように美味しく、我々はそのあと4日間延々とポテチとチョコを探してスーパーを巡ることになるのでした(笑)。この2品は絶対みんな買って帰ったほうがいい!

左、RED ROCK DELIのライム味のポテチは「これまで食べたことがない」フレッシュなライムの酸味。同ブランドは全品買って比較しましたが、このライムと、スイートチリが「甲乙つけがたい」判定になりました。2袋9ドルが底値でした。

右、キャドバリーのチョコレートOLD GOLDシリーズはずっしり180g、フィリングもぎっしりで「チョコですっ!!!」感が素晴らしい。2枚で9ドルほどでした。私はこのチェリーライプがとりわけ大好きですが、ラム&レーズンや限定品のエスプレッソアフォガートも高評価でした。

こんなに美味しいのにどちらも日本では全く買えません。ですがオーストラリアならそのへんのスーパーやコンビニで確実に売っています。これを買うためだけにまたオーストラリアに行かねば。

それぞれシャワーを使ったら、まずはお昼寝からスタート。起きてランチがてら近所のショッピングモールに4泊分の食べ物を買い出しに行き、初日夜は近隣で予約していたイタリアンへ向かいました。

オーストラリアのフーディング事情、いまや「グルメ大国」と言っていいクオリティになっていた

隣町、トリイティ・ビーチのビーチ沿いのすばらしくステキなイタリアンL’Unico Trattoria Italianoで、地元のビール(10ドル)。こんな素敵な50代が待っているだなんて、生きていてよかった。私、高校の頃に1年アデレードにホームステイしていたのですが、その当時のお料理は本当にイケていなかった。ですが21世紀になってみると、何を食べても美味しい。イタリアからの移民が多いと聞くケアンズが特別グルメな可能性もありますが、メルボルンやシドニーも美味しいと聞きますから、本当に美味しいのでしょう。

ここはケアンズのベスト・レストランの1つとご推薦をいただいて、事前にHPから予約していました。だいたい何を食べても美味しいケアンズの中で、ここと前回訪れたパームコーブのNu Nu Restaurantは、どちらも超ビーチサイドという絶対正義ロケーションもあって心に残りました。どこか予約をしておきたい人にはどちらもお勧めします。

お料理はほとんどのレストランでだいたい1皿3000~4000円です。ここではかなり食べ残してしまって大人4人+子ども4人で300ドル。オーストラリアでは残したものはtake-away bagに入れてもらえます。物価は全体的に日本の2割増くらいですが、レストランはどこも量が多いので、母娘で1人分をシェアしてちょうどくらいだと初日に学習しました。

さて、2日目はいきなり今回のハイライト、「ポンツーン」へのツアーです。

つづき(4月11日20時配信)>>>「ポンツーン」って何だか知ってる?ウミガメと泳げます!子どもが小さいうちにケアンズまで「わざわざ行くべき」決定的な理由とは#2


《OTONA SALONE》

特集

page top