産休から復帰の徳永えり、“小さい子を育てながらの参加”で共演者に感謝 久々芝居への思いも【「35年目のラブレター」インタビュー】 | NewsCafe

産休から復帰の徳永えり、“小さい子を育てながらの参加”で共演者に感謝 久々芝居への思いも【「35年目のラブレター」インタビュー】

芸能 モデルプレス/ent/wide/show3
モデルプレスのインタビューに応じた徳永えり(提供写真)
【モデルプレス=2025/03/07】映画『35年目のラブレター』(3月7日公開)にて、笑福亭鶴瓶と原田知世演じる西畑夫妻の長女・浩美役を演じた女優の徳永えり(とくなが・えり/36)に、モデルプレスがインタビュー。本作が産休後の復帰作となったが、オファーを受けた際の心境やお芝居への向き合い方の変化、そして話題作に多数出演している徳永にとっての「夢を叶える秘訣」に迫った。

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◆笑福亭鶴瓶&原田知世「35年目のラブレター」

本作は、2003年に朝日新聞で紹介されるやテレビ・雑誌で取り上げられ、さらには創作落語になるなど様々な形式で広まり多くの感動を呼んだある夫婦の実話。主人公・西畑保を鶴瓶、その妻・皎子役を原田、西畑夫妻の若かりし頃を重岡と上白石が演じる。一から文字を習い、妻へのラブレターを書くために奮闘する夫と長年支え続けた妻の心温まる感動の実話である。

◆徳永えり、産休後復帰作の心境とは「私自身ドキドキしながら…」

ー 本作が産休後の復帰作となりましたが、オファーを受けた際の心境や出演への思いを教えてください。

産後はもう少し落ち着いてから復帰しようと考えていたのですが、脚本を読んだ時に作品の素晴らしさに感動し「是非参加したい」とオファーを受けさせていただきました。

ー 出産を経て、お芝居への向き合い方に変化はありましたか?

しばらく芝居をする生活から離れていた為、何か変化があるかなと私自身ドキドキしながら現場に向かったのですが、カメラ前に立った時に良い意味で今までと変わらず、目の前のことに一生懸命に取り組めた自分がいました。もしかするとお芝居から離れていた時間があったからこそ、シンプルに「芝居ができることのありがたみ」を感じたのかもしれません。あとは小さい子を育てながらの参加でしたので、家族はもちろん、スタッフ、共演者の皆さまの懐深いご理解があってこそ成立した撮影だったなと感謝の気持ちでいっぱいです。

◆徳永えり、原田知世との印象的なエピソード明かす「生まれて初めてだった」

ー 笑福亭鶴瓶さんと原田知世さん演じる西畑夫妻を気に掛ける長女・浩美役を演じられましたが、役作りで意識したことはありますか?

両親が鶴瓶さんと原田さんということで、おふたりのエッセンスをいただけたらと思い本読みの時に探っていました。私は大阪出身なので、鶴瓶さんとの掛け合い台詞の中で関西弁ならではのグルーヴ感を出せたら、自然と父と娘の距離感が出るかなと思い甘えさせていただきました。原田さんからは、話される関西弁が柔らかくて温かくて本当に素敵だったので、そのニュアンスを自分にも取り入れようと声色を少し真似させていただきました。

ー 共演者の皆さんとの印象的なエピソードがあれば教えてください。

本読みの段階から西畑家は和気あいあいとした雰囲気で、そのままカメラの前に立っていたような気がします。1番印象的なエピソードは、原田知世さんに役作りで「原田さんの声を参考にさせていただきました」とお伝えしたところ、「えりさんの声はカリグラフィー(西洋や中東などにおける文字を美しく見せるための手法)の文字みたいね」と言われ、そんなお洒落な例えをされたことは生まれて初めてだったので、とても印象的で感動しました。

ー これまでも映画『コンフィデンスマンJP英雄編』(2022)、『正欲』(2023)、『ディア・ファミリー』(2024)など話題作に多数出演されてきましたが、今後挑戦したい役はありますか?

これまでもあまり自分が“こういう役を演じたい”と思うことはないのですが、挑戦という意味で、自分の頭では想像が追いつかない役と出会いたいです。あとは様々な方言も学びたいと思っています。今作もそうですが、役に方言があるだけでその人の陰影がぐっと色濃く出ますし、演じる上でも助けになるので、機会があれば挑戦していきたいです。

◆徳永えり「10代、20代の頃は常に壁にぶつかっていて…」

ー モデルプレスの読者には今、不安を抱えている方もいらっしゃいます。徳永さんが、これまで「壁にぶつかった経験」や「悲しみを乗り越えた経験」があれば教えて下さい。

10代、20代の頃は常に壁にぶつかっていて、乗り越えられるようになったのは30代に入ってからだと思います。でも振り返ると、1つ1つの壁を“乗り越えた”かどうかは正直わかりません。その代わりに30歳を過ぎたあたりから、どんな自分も〈受け入れる〉ことができるようになりました。できたこと、できなかったこと、楽しい、もやもや、緊張、怒り…自分と対話して、その時の自分を認めてあげる。それができるようになって初めて「壁も糧だ」と思えるようになりました。生きていると思いもしない悲しみと出会うこともありますが、「悲しい自分」をしっかり抱きしめてあげることが大切だと、私は思います。

ー モデルプレス読者の中には今、夢を追いかけている読者もたくさんいます。そういった読者に向けて、数多くの作品で活躍をされている徳永さんが思う「夢を叶える秘訣」を教えてください。

私も知りたいです(笑)。ただ、やはり情熱なのかなと思います。気持ちを強く持てばそれが努力や自信にも繋がりますし、その結果が例え違った形だったとしても、それまでの過程はきっと無駄ではないはず。物事への情熱は、結果自分を成長させて豊かにさせてくれるものだと思います。

(modelpress編集部)

◆徳永えり(とくなが・えり)プロフィール

徳永は、1988年5月9日生まれ、大阪府出身。2004年にドラマ『放課後。』(フジテレビ系)にて女優デビュー。2018年にはドラマ『恋のツキ』(テレビ東京系)にて連続ドラマ初主演を務めた。そのほか、ドラマ『梅ちゃん先生』(NHK/2012年)、『あまちゃん』(NHK/2013年)、『わろてんか』(NHK/2017年)、『エール』(2020年/NHK)、『ハコヅメ〜たたかう!交番女子〜』(日本テレビ系/2021年)、『Get Ready!』(TBS系/2023年)、映画『コンフィデンスマンJP英雄編』(2022年)、『正欲』(2023年)、『ディア・ファミリー』(2024年)など多数の話題作に出演した。

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《モデルプレス》

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