【モデルプレス=2025/02/27】モデルプレスでは、3月1日に東京・国立代々木競技場 第一体育館にて開催される「第40回 マイナビ 東京ガールズコレクション 2025 SPRING/SUMMER」(以下、「マイナビ TGC 2025 S/S」)のフィッティングに潜入し、クリエイターのしなこ(28)にインタビュー。Vol.1では、「有名にならないといけない」という強い思いに隠された悔しさや、現在のバズリの心境を聞き、人気の理由に迫った。【写真】しなこ、-22kgダイエット成功のビフォーアフター◆しなこ、マルチに活躍する原宿系クリエイターしなこはお菓子を作って食べるASMR動画で一気に知名度を上げ、バズるスイーツ作りも行う原宿系クリエイター。2024年には歌手デビューを果たし、ロックダンスを取り入れた“しなこダンス”をTikTokでカバーする人が続出。クリエイター達が働くタピオカドリンク店「ベビタピトーキョー」の店長も務め、マルチに活躍している。◆しなこ、大泣きしながら帰宅した日々・理不尽な対応から芽生えた強い思い― ASMR動画、「ベビタピトーキョー」店長、お菓子のプロデュース、楽曲など様々なバズを起こしているしなこさんですが、改めて現在の活動を始めたきっかけを教えてください。しなこ:まずインフルエンサーになりたかったんです。インフルエンサーにすごく憧れがあって、大学を卒業するときに大学院に行くかインフルエンサーになるかで悩んでいました。大学院に行くなら髪を黒に染めないといけないと言われて「無理!」となって、ワクワクするインフルエンサーの道を選びました。最初は有名になってインフルエンサーの仕事ができるまで頑張りたいという気持ちを持ちながら、TikTokやYouTubeを頑張ったり、お店で働いたりしていました。本当はアパレルで有名ショップ店員になりたかったんですが、全部落ちてスイーツショップに入ったら、たまたまそこで出した哺乳瓶ソーダが大バズりして、何万個、何十万個売れたことが最初のきっかけで、そこから事務所に入って「もっともっと有名になりたい」「ならないといけない」と思ったんです。VAZという事務所だったんですが、すごい人がいっぱいいたので、先輩たちを見て「ああなりたい」と思って、突っ走ってきました。― 「有名にならないといけない」という強い思いはどこから来ていたのでしょうか?しなこ:最初は憧れで進路を決めたんですが、事務所に入ったときに動画が伸びないことなど悔しい思いをしました。有名な人とそうじゃない人に対して事務所の対応に差があって、私は上に媚びを売ったりもできないタイプなので、そういうことができる子だけ楽屋に入れてもらえることなどに理不尽を感じていたんです。周りからこの活動や見た目に対しても馬鹿にされたり、先輩からもイジっていい対象に思われちゃったりしたんですが、「そりゃそうだよな」と。私がやるかもしれないと言われていた仕事が直前になって他の人に決まるというのもいっぱいあって。「上に上がりゃ関係ねぇ」という言葉がありますが、まさにそうでした。私が有名になりさえすればみんなも変わるだろうし、求められる人にならないと当たり前の対応だと思ったんです。いつも大泣きしながら事務所から帰っていたんですが、それはその人たちが悪いのでなくて、私が有名じゃないからそういう扱いを受けるし、求められるような武器を持てば、こうやって取材に来てくださる機会が増えると思ったので、絶対に求められる人になるしかないと思ったんです。― 最近ですとテレビ出演、有名人の方とのYouTubeコラボも増えている印象ですが、現在の活動への心境はいかがですか?しなこ:ありがたく思っています。芸能人の方の娘さんが見てくださっていたり、嬉しい限りです。でも、まだまだ自分は進化し続けないと落ちる。時代は常に進んでいるから、自分が今このままでいいと思っていると時代に取り残されるので、私はもっと進化し続けて、現状維持せず新しいことにもチャレンジしていきたいです。◆しなこ「ベビタピ」は最大6時間待ち― 「ベビタピ」には1日どのくらいの方が来るのでしょうか?しなこ:どのぐらいだろう。オープン日が一番やばかったんです。オープン日は閉店時間を決めていなくて、22時くらいまで営業したので何千人といったレベルで来てくださいました。通常の営業ですと、3、4時間待ちが普通で、長くて6時間待ちです。今は整理券を発行していてファストパスも購入できるので、その場で待たなきゃいけないことは全然なく、ファストパスを買えば並ばずに入ることができます(ボイスレコーダーに向けて呼びかけ)!― いろいろなバズを生み出して、小中学生も含めて多くの人から人気を集めているしなこさんですが、ご自身が思う人気のきっかけはどこだと感じていますか?しなこ:哺乳瓶ソーダがバズったなど、これまでいくつかポイントがあると思うんですけど、やっぱり歌を出したことが大きなポイントだと思います。歌はすごく苦手だったので絶対にやりたくないと思っていたんですが、プロデューサーのあぃりDXが「プロデュースさせてほしい」と言ってくれたときにすごくワクワクを感じて、私はワクワクセンサーに沿って生きているので、チャレンジしてみようと。これまでASMRで何千万再生とバズったのもあるんですが、それは子供たちが見てくれただけで、親は知らないことが多かったんです。今は親子揃って応援してくれていたり、Z世代のみんながダンスを楽しんでくれたり、私を知ってくれている方の母数が増えたと感じていて、歌を出して、チャレンジしてみて良かったなと思っています。― バズを生み出す秘訣はありますか?しなこ:曲はあぃりがプロデュースしてくれているんですが、一緒に作っていく上でどうしたらみんなから求められるかということを一番大事にしています。自分のやりたいことだけを押し付けても有名になれなかったと思うんです。私はカリスマショップ店員になりたくて、哺乳瓶ソーダをプロデュースすることが人生の目標ではなかったけど、やってみたらバズったし、自分が持っているものの中でみんなが求めるものは何かを常に考えたときに、ダンスだったり、ギャップだったり、そういうことは常に意識しているかもしれないです。◆しなこの夢を叶える秘訣― モデルプレス読者の中には今、夢を追いかけている読者もたくさんいます。そういった読者に向けて、しなこさんの「夢を叶える秘訣」を教えてください。しなこ:夢は諦めなければ叶うという言葉があるかと思いますが、私はその言葉に付け足すべきだと思っていて、夢は諦めずに行動し続けた人、チャレンジし続けた人、チャレンジし続けたら叶う!だと思うんです。行動しなければ何も始まらないし、叶わないし、失敗も学べない。まずはチャレンジして、行動に起こすことが大事だと思うし、自分の人生でも一番大事にしていることです。(modelpress編集部)★Vol.2では-22kgに成功したダイエット方法、Vol.3ではワキガを克服したことについて語っている。◆しなこプロフィール1996年3月11日生まれ、東京都出身。2018年にYouTube活動を開始し、原宿系ファッション、ポップで可愛らしいASMR動画、バズスイーツ作りが人気に。2024年3月には「しなこワールド」で歌手デビュー。「グミキュンプリンセス」「歯ラ歯ラ」「マシュマロパンチ」など曲を出す度、SNS上でカバーする人が続出。原宿の行列店「ベビタピトーキョー」の店長も務める。◆「マイナビ TGC 2025 S/S」開催概要開催日時:2025年3月1日(土)開場12:00、開演14:00、終演21:00(予定)会場:国⽴代々⽊競技場 第⼀体育館【Not Sponsored 記事】