就労経験なしの専業主婦から、離婚を経て、海外就職を実現した「人生はいつでもアップデートできる!」が旗印のインフルエンサー、プリオさん。
ネイティブ美人に囲まれた世界で、いい女認定されるまでに、美人に見える、見せる努力をしてきた経験から、その見識を惜しむことなくSNSにてシェア。みんなもハッピーに可愛くなろ!と鼓舞してくれてます。
オトナ世代って、やること過剰。仕事にせよ何にせよ、つい自分のことを後回しにしがちだったり、新しいものにも億劫になりませんか? そんな私(編集T)の前に飛び込んできた”プリオ”さん。新しいものやSNSだって、軽やかに取り入れていく30代女性から学ぶところがあるはず!と定期的にこちらで発信していただくことに!
【『100日後にスポーツ選手と離婚する女』プリオのドーピング美人道】#2
有名人の”キラキラ奥様”たちの中で”一般人妻”の私がやっていた処世術
こんにちは、ご紹介にあずかりましたプリオです。これからよろしくお願いします。さて、有名人の妻は華やかな世界だ。そう言われることも多いです。というか飽きるくらいに。ですが実際は泥臭くて意外と大変なことも多いよ、という話です。
私が「有名人の妻」になったのは20代前半……割と早い時期でした。
あの頃の私に一言アドバイスができるなら「あなたのやっていることは正解だから、他人を気にせず人と群れずにひたすらコツコツ小さな成功体験を積んでください」です。
有名人と一括りに言いましたが、私の元パートナーはスポーツ選手でした。
スポーツ選手の奥様は、もちろん手に職を持ってバリバリ働いている方もいらっしゃいますし、同様に専業主婦の方とさまざまです。私が結婚したばかりの頃、先輩選手の奥様は家庭に入られている方の割合が高かったのですが、昨今はご自身で手に職を持っておられたり、社会との接点を絶やすことなくご家族のサポートと両立されている方が増えてきているように見受けられます。「時代はこうしてどんどん変わっていくのだなぁ」と年々思いを馳せていました。
有名人の妻に不可避な問題「同席している場をファンに見られる」。考えに考えてたどりついた「両方立てる」秘策は
スポーツ選手の妻あるある。定期的に発生して気を使う問題は「他の奥様との関わり」そして「ファンの方との関わりおよび評価」この2点です。
他の奥様との関わりについては特段問題なく、ただ根っこが社交的ではなかったので積極的には交流せず、必要最低限、という立ち位置で日々過ごしていました。
同様にスポーツ選手の奥様が特に気を使うのは「ファンの方の存在」です。もちろんファンの方はありがたい存在ですし、大切にしなければいけないことは大前提。ですがまぁファンと言ってもさまざまで……。
例えば私の知っている例ですが、プライベートで選手やご家族を見つけた際に盗撮、そして試合中も望遠レンズを使い奥様やご家族の写真を盗撮。それらを掲示板に掲載してしまい、然るべき大人から然るべき対応を迫られる事態になったり……。これはあくまでも極端な例ですが、熱心さが裏目に出るあまり、時にはファンの方の行動で悲しい思いをされていらっしゃるご家族もいらっしゃったようです。
私はパートナーと結婚前に十二分に話し合い、「彼の職業(スポーツ)、および彼の評価に関わる言動はしない」と決めました。それはつまり「ファンの方と積極的に関わり合わないし、可能であれば私の存在は伏せる」ことです。
もちろん結婚していることは公ですが、相手が誰かはわからないようにすること。そして私は私でSNS等を行わない、友人や家族含めて彼のスポーツに関して私から一切発言しない。このような取り決めでした。
これは私から申し出た話です。なぜなら彼が本来評価されるべき本業(スポーツ)以外の場所で、不利益を被ってほしくないと思ったためです。もちろん私が良い妻である振る舞いをしてプラスに働くこともあるかと思います。ですが私自身、自分が社交的ではないことは心の底から理解していましたし、自分の一挙手一投足が彼の評価に直結すると思うと恐ろしくて前に出ていこうとは思えなかったのです。
ですが避けられない事態が1つだけあります。それは「偶然パートナーと一緒にいる時にファンの方にお会いしたらどうする」問題です。こればっかりは避けられません。
私が結婚前に立てた戦略はこうでした。
・彼のファンの方はたまたまプライベートの彼に会った時に隣にいる私を見て「思ったより美人ではないな」と思うだろう
・つまり美人ではない妻が隣にいる=顔で女を選んでいないと彼の評価は上がるはず
・そこで妻である私がファンの方のためにさりげないギブができれば彼の評価は爆上がりではないか?
このように思いついたのです。
その結果「少し厚手の良質なメモ帳とペンを、常にカバンの中に入れておくこと」を決めました。なぜならファンの方は選手に遭遇した際に「握手&撮影&サイン」この3点セットをお願いされることが多いためです。手があれば握手はできるしスマホがあれば撮影はできる。でも紙とペンがないとサインはできないけれど……大体みなさん持ち歩いておりません。
で、あれば私が「さりげなく、しかも保存できるような良質な素材の」紙とペンを持っていた場合ファンの方からの私の評価爆上がり間違いなしでは?
そう考え、常日頃から紙とペンを持ち歩くことを徹底していました。
私が圧倒的なスタイル・美貌の持ち主であればそこに立っているだけで「奥さん美人ですね〜」と言われて彼は鼻が高くなるでしょう。でも残念ながら現実は下の上の顔面の持ち主なので、容姿以外でカバーできる彼の評価を上げるための努力を惜しみませんでした。
相手の欲しいものを先回りして感じ取り、準備する。
これが1つのドーピング美人のコツとも言いましょうか。
こんな感じで「華やかなと見られる有名人の妻」の仕事は意外と泥臭いものですよ、と思い出の共有でした。
私のインスタでは「同業者会議」と名付けて同様にスポーツ選手のパートナーの方にさまざまなアンケートを取ったり交流の場所としていますが、みなさんそれぞれに悩みもあるようです。なので、光があれば影もある。隣の芝は青い。見えている世界だけが全てではない、とお伝えしたくこの記事を書きました。
つづき>>>『100日後にスポーツ選手と離婚する女』が語る結婚と人生『誰かの妻として生きるより、自分の手で人生つかめ』
ドーピング美人研究家 プリオ
PROFILE
2024年SNSにて離婚カウントダウンを開始。30歳就労経験なしからの離婚、自律&自立、海外就職までのリアルを発信中。SNS上で仮想会社「プリオ社」を設立し、フォロワーを勝手に社員と呼ぶ。社訓は「いい人間・いい人生の創出」。社員には自分が見てきた全てを独自の視点から包み隠さず全て共有し、熱狂的なファンも多い。「ドーピング美人」とは血の滲む努力で「美人っぽく見せるスキル」を磨き上げ、後天的に獲得した自己改善型の「美人っぽさ」のことを指す。自分の人生・選ぶもの全てに納得したい思いが強く、納得消費を追求中。美容は成分、オシャレは本質を重視。