2019年1月、関西ジュニアの向井、宇宙Sixの目黒、少年忍者のラウールの3人の加入により6人組から9人組へとグループの形を変えたSnow Man。彼らにとって最も大きな“選択”であり、9人それぞれの人生の分かれ道とも言える決断だった。ただ、これまで応援してきたファンにも様々な想いがあり厳しい批判の声が上がることも。そんな中、3人の加入後初の舞台「少年たち To be!」(2019年)の挨拶にて、渡辺は「もし3人のことを悪く言う人がいたら僕は許しません。9人でSnow Manです、家族です」と声を大にして3人を守ろうと自ら矢面に立った。また、舞台「滝沢歌舞伎ZERO」(2019年)では「守りたいものが6人から9人になって、人は守るものが多ければ強くなれると思うんです」と深澤が涙ながらに言葉にした。
さらに、加入した3人も環境が変わり、あらゆる想いを抱えながらもデビューを目指しもがいてきた。特にまだ10代だったラウールは他の人以上に様々な感情が入り乱れていただろう。加入前には、向井がラウールの出演舞台「JOHNNYS’ King & Prince IsLAND」を鑑賞し、楽屋まで会いに行き「よろしくな」と握手と熱いハグを交わすことでラウールの不安を晴らす。また「滝沢歌舞伎」公演中には、プレッシャーで号泣するラウールを目黒がサポートしていた。
2020年、Snow Manの冠番組「それSnow Man にやらせて下さい」(※当時はParavi配信)にて、初めてのキャンプロケを実施。自然を思いっきり満喫する中、企画の締めとして焚き火を囲んでメンバーだけの時間を過ごしガチトーク。普段は照れくさくて伝えきれないお互いへの感謝の気持ちを伝えるなど、9人の絆が深まる特別な時間に。
2023年4月にゴールデン帯のレギュラー番組に進出した「それSnow Manにやらせて下さい」(TBS系/毎週金曜よる8時~)。新たな企画が次々と行われていく中、Snow Man9人が本気で日本一を目指すリアルドキュメント「ダブルダッチで日本一獲らせて下さい」は特に多くの人の涙を誘った。同企画は、Snow Manがダブルダッチの日本最大級の大会「Double Dutch Delight」に出場し、優勝を目指すという内容。初のドームツアー(「Snow Man 1st DOME tour 2023 i DO ME」)を控える多忙さもあり、なかなか成果が出ない状況が続く。向井は「自信なくなってきた」と消極的になりながらも「情けないと思って。先生もいるから申し訳ないと思って…」と悔しさを募らせ涙。目黒はTBS系金曜ドラマ「トリリオンゲーム」(2023年)の撮影で、練習に合流できない日々が続き、先生に深夜練習を打診する姿も見られた。
2022年、目黒が出演したフジテレビ系ドラマ「silent」最終回放送時、ライブツアー(「Snow Man LIVE TOUR 2022 Labo.」)を開催していたSnow Man。同日9人は同じホテルに泊まっていたが「終わった後にコンコンって(部屋の)ドアが鳴ったので出てみたら、みんな廊下に出てきていて…」(目黒)と最終回放送後に目黒の部屋の前の廊下にメンバーが揃い、ドラマに感動して涙していたという。
近年のエピソードとして上がったのは、2023年12月31日、グループの公式YouTubeにて開催された生配信企画「Snow Man Special Live~みんなと楽しむ大晦日!~」での記録樹立。「たくさんのみんなと一緒に、大晦日の夜を過ごしたい」というメンバーの強い思い入れで実現した大晦日YouTube生配信ライブは、“楽しい”がふんだんに盛り込まれた演出で多くのファンを魅了。その結果、同時接続133万人を突破し、YouTube同時接続数日本歴代1位を記録した。