EIGHT-JAM「2024年の年間マイベスト10曲」1位のjo0ji(ジョージ)って?音楽P“カブり選出”の魅力・異色の経歴に迫る | NewsCafe

EIGHT-JAM「2024年の年間マイベスト10曲」1位のjo0ji(ジョージ)って?音楽P“カブり選出”の魅力・異色の経歴に迫る

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jo0ji(ジョージ)/Photo:TAKAY/Styling:Kan Fuchigami/Hair-Make:Go Takakusagi
【モデルプレス=2025/01/20】1月12日から2週にわたって、テレビ朝日系「EIGHT-JAM」(毎週日曜よる11時15分~)にて、年始の恒例企画「プロが選ぶ年間マイベスト10」が発表された。その中でも、jo0ji(読み:ジョージ)による「眼差し」が特に話題となっている。

【写真】「2023年の年間マイベスト10曲」1位に選出されたのは?

◆2024年「プロが選ぶ年間マイベスト10」1位選出のjo0jiって?

2016年から始まった本企画には、過去にあいみょん、Official髭男dism、King Gnu、TOMOOなどがブレイク前にランクインし、その年にヒットするアーティストが確実に選ばれるランキングとして音楽業界内でも注目を集めている。

jo0jiの「眼差し」は作詞家/歌詞プロデューサー・いしわたり淳治が1位、音楽プロデューサー・蔦谷好位置が10位に選び、川谷絵音も「jo0jiも入れようと思ってた」とコメントした。別の選者が同じアーティストを選ぶ「カブり」現象は、過去にあいみょん、Official髭男dism、藤井風など、その後大ブレイクを果たしたアーティストたちで起こったため、今年の「カブり曲」となったjo0jiには今後のさらなる飛躍が期待される。

jo0jiとは、鳥取県出身の男性ソロアーティスト。今も地元の漁港で働きながら音楽活動を行っている。落ち込んでいた友人に向けて書いた「不屈の花」をYouTubeに公開したことをきっかけに、音楽活動をスタート。2024年には、Spotifyが躍進を期待する次世代アーティスト「RADAR:Early Noise」に選出された。

◆jo0ji(ジョージ)、70年代フォークを令和ポップスに昇華

稲葉浩志(B’z)、SUPER EIGHTなどのプロデュースを手掛ける蔦谷は「眼差し」について、「jo0jiのメロディーは70年代フォークを経過したポップスの香りを持つ」「懐かしさと斬新さを兼ね備えた独自の作品を作り続けている」と絶賛。King & Princeや石川さゆりなどに歌詞を提供するいしわたり淳治は、「アレンジは現代的で、メロディーと歌詞は古き良き日本の歌謡曲の影響を多分に受けている」「彼の音楽を一言で言うならば『格好いい』に尽きます」と評した。jo0jiは吉田拓郎、柳ジョージ、中島みゆき、RCサクセションなどのレコードを聴いて育ち、70年代の日本のフォーク、ロックなどを令和のポップスに昇華した曲作りを行っている。「都会的」「グローバル」なサウンドメイクが主流の国内ポップスシーンにおいて、「田舎的」「土着的」な雰囲気をまとった音楽性は異端であり、蔦谷は「新たな流行りを作っていくような、そんな予感をさせる」とコメントした。

いしわたりは「音楽を作る時の出発点が人と違うような感じがして、曲を聴くたびに才能の煌めきを感じていました」と語ったが、jo0jiの歌詞も深い。jo0jiが書く歌詞には漁業の街で生活し、歳の離れた人たちとも過ごす中で育んだ、自身の死生観が表れている。人間の温かさや、すべてを人の手でコントロールできるわけではないことなど、現代のデジタル化社会で見落とされがちな価値観も歌っていることが多くの人を惹きつける理由のひとつだろう。また初めて楽曲を作ったきっかけが「落ち込んでいた友人を励ますため」であり、その後のjo0jiの音楽にもまるで友人に語りかけるような親密感がある。リスナーに対する「救い」や「癒し」の成分が含まれているのが、jo0jiの歌だ。

蔦谷といしわたりは、jo0jiの独特な歌い方や色気のあるボーカルについても言及した。往年のフォークシンガーたちが表現してきたような「慈愛」を感じさせる歌声が、歌詞に温かさをもたらし、聴き手に寄り添うものになっている。

◆jo0ji(ジョージ)、今後ライブ・イベントでも活躍

その色気ある歌が生で繰り広げられるライブパフォーマンスも業界内ではすでに高い評価を受けており、2月には、音楽ジャーナリスト・矢島由佳子がキュレーターを務め、グローバルカルチャーメディア・Rolling Stone Japanとラジオ局・FM802が主催するイベント『Juice』に、2020年以降の音楽シーンに登場した新世代アーティストの代表としてimase、なとりとともに出演することが決定している。jo0jiのライブについて、imaseは「そもそも歌がめちゃめちゃ上手いし、感情の乗せ方が独特」「貫禄もあるし、凄まじい」、なとりは「立ってるだけで鳥肌を与えることができる」と、そのカリスマ性を評価(Rolling Stone Japan WEB/2024年12月発売号より引用)。3月には東名阪にて、Omoinotake、WONK、煮ル果実を迎えた対バンツアー『馴染』の開催も決定している。

ランキング内では「眼差し」が取り上げられたが、スタジオトークにていしわたりと蔦谷は「いい曲しか出していない」「全部がいい曲」と盛り上がった。さらにSUPER EIGHTの横山裕は「スターダムへ駆け上がっていく匂いがプンプンと…」と興味津々。時代のスターとしてのポテンシャルを秘めたjo0jiの動きに、今後も注目が集まる。なお、2024年11月1日に渋谷WWWXにて行われた“jo0ji 1st ONEMAN LIVE 漁火”東京公演より「≒」(読み:ニアリーイコール)のライブ映像が1月20日20時に公開された。「≒」は即完売となった本公演の最後に演奏された楽曲で、クライマックスに向け上昇していく会場の熱量をそのまま体感できる映像に仕上がっている。(modelpress編集部)

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