2025年1月13日。成人の日にSUPER EIGHTは自らの20周年を祝うかのように、ドームツアー「SUPER EIGHT 超 DOME TOUR 二十祭」を完走した。道の途中、ともに歩んできた仲間と別々の道を選ぶという経験もした。それも1度ではない。どんなに強く見えても、苦しくないなんてことはなかったはずだ。
ファンにとって、うれしいサプライズとなったのがユニット曲&ソロ曲。横山作詞、安田章大作曲の「Kicyu」は、当時の衣装をオマージュした新衣装をまとい、昔のままの振付で再現。一方、大倉忠義は16年ぶりに、ソロ曲「だってアイドルだもん!!」を披露。当時グッズとして生まれたクマのぬいぐるみ“オオクマ”のビッグサイズとパジャマ姿の大倉がステージに登場し、チャーミングなパフォーマンスで沸かせる。ライブ後半には村上と丸山隆平が、しっとり色っぽく歌い踊るユニット曲「YOU CAN SEE」を。今だからこその、大人の余裕で魅了した。
◆SUPER EIGHT、著名人に自らオファーでコラボ実現
SUPER EIGHTのライブはバンドがないと始まらない。ライブ中盤ではバックステージ上に大倉のドラムが置かれ、安田と横山はギターを、丸山はベースを、村上はショルダーキーボードを抱え、花道を歩きながらアグレッシブに演奏。「Do you agree?」や「強情にGO!」など、近年のバンド定番曲とは、またひと味違う選曲で楽しませる。楽器についた傷と擦れた跡は、表には出さない彼らの努力の痕跡だ。