【モデルプレス=2025/01/13】1月6日(日本時間)に行われた「第82回ゴールデン・グローブ賞」にて計4部門を受賞したドラマ「SHOGUN 将軍」(ディズニープラス「スター」にて全話独占配信中)。13日には樫木藪重役で助演男優賞に輝いた浅野忠信が緊急会見を行い、作品への想いを語り尽くした。【写真】「ゴールデングローブ賞」受賞凱旋会見、サプライズで登場した人物◆浅野忠信、凱旋緊急会見実施「第82回ゴールデン・グローブ賞」では、テレビドラマ部門で、本作のプロデューサーを務め、徳川家康にインスパイアされた武将・吉井虎永を重厚感たっぷりに演じきった真田広之が主演男優賞。按針の通詞であり、虎永の元で戦乱の世を強く生き抜いた鞠子役アンナ・サワイも主演女優賞を獲得。主演の3人にも引けを取らない存在感を発揮した、野心家・樫木藪重役の浅野も助演男優賞を堂々受賞し、史上最多となる3人の日本人が受賞の栄誉に輝いた。さらに作品賞でも見事受賞を果たした本作は、今回最多タイ受賞となる計4部門受賞という栄冠を獲得。このゴールデングローブ賞4冠受賞を記念し、この日は浅野が凱旋する緊急会見が行われた。多くのマスコミ陣が詰めかけお祝いムード1色となった会場へ、笑顔で登場した浅野。その手には、煌めくトロフィーがしっかりと握りしめられていた。開口一番、「とても嬉しいです!」と満面の笑顔。「すでに日本でも授賞式の様子をご覧いただけた方もいると思うんですが、今までにないくらい喜びましたし、今もその喜びが続いてます」と受賞の喜びを語った浅野は、ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社代表取締役社長のキャロル・チョイ氏から花束を贈呈され、「日本のエンターテインメント界が僕を育ててくれたので、この作品で、このような賞をいただけたことが本当に嬉しいです。ディズニーの方々のサポートにも感謝しています」とコメントした。◆浅野忠信、名前を呼ばれたときは「感動しました」その後、作品についてのトークを展開。MCから授賞式で名前が呼ばれたときの心境について問われると、浅野は「エミー賞の授賞式では(受賞できず)悔しい思いをしてずっと不貞腐れていてギリギリまで行くつもりはなかったのですが(笑)。救いはハリソン・フォード。憧れのハリソンさんと同じ場にいれるだけで嬉しいと思っていたら、まさかの自分の名前が出たんですよね。“すみません、ハリソンさん”と思いましたし、会場に素晴らしいスターの方たちがいたので、まずは皆さんの顔をみて、すごいこの人たちの中で僕の名前が出たんだと感動しました」と当時の心境を語った。続けて「名前を呼ばれた瞬間に、念のため考えておいたスピーチが飛んで頭の中が全て真っ白になりました。誰も自分のこと知らないヤバいと思い、バンドのMCをやっている時の気持ちで、即興で話しました(笑)」とコメント。「真田さんからは“来てよかっただろ?”と言われました(笑)」と裏話を披露し、「皆さんが想像以上に藪重を喜んでくれた。(演じた役が)藪重で本当に良かったです」と役に感謝を示した。また、本作の主演・プロデュースを務め、同アワードで主演男優賞を受賞した真田から祝福コメントも到着。嬉しいサプライズに、浅野は「誰にお祝いの言葉を言われても嬉しいが、真田さんからの言葉は本当に大きいですね。真田さんとは10代の頃からずっと共演させてていただいていて、懐の大きさにずっと甘えさせていただいていました。僕のことを誰も知らないときから、耳を傾けてくれて、アクションのことも教えてくれたのが真田さん。一緒に悔しい想いをした時もあったので、『SHOGUN 将軍』では“ここでもう1度徹底的にやってやろう”とリベンジの気持ちもあったので、とっても嬉しいですね」と頬を緩めた。◆浅野忠信、チームワークの根本にいた存在とはメディアとのQ&Aタイムでは、浅野のさらなる熱い想いが炸裂。今回、藪重役が高い評価を受けたこととなったが、その役作りについて「最初から6話のテンションを心掛けた」とする浅野。まだ先の台本が分からない中で、1話撮影の時点から先々を想像しながら演じたという。そんな藪重の魅力については、「藪重が面白いのは、ものすごく動物的で素直に生きていて、自分を悪役だと思っていないところ。藪重は鏡のような存在で、鞠子や将軍様はじめ、彼の周りは内に秘めた悪いヤツの集まりだから、彼も悪く見えるんだと思う」とし、「自分も似たところがあるので、縛られずに演じられて楽しかったです」と撮影を振り返った。栄光を勝ち取った秘訣をチームワークだとする浅野は「チームワークの根本に何があったかというと、真田さんなんですよね」とコメント。「決してすべて上手く行ったわけではないですが、真田さんという強い核があったから、最後までこういった形を保つことができました。それが無ければ、ただ大変な現場だったと思います」と感謝。これまで、ハリウッド作品には出演経験があるが、言葉の壁で限界は感じていたという浅野。「これ以上ハリウッドではできることはないので、これからは日本の作品をやるしかない、勝ち目があるとしたら日本の作品を日本語でと思っていた。日本語で演技をできたことが勝ち目だったと思います」と話し、その役が世界的に高く評価されることとなったことことで、今後のキャリアにも影響がありそうだとし、「これまでは頑張ってきたことがある所には全然届いていないと思うことがあったが、賞をいただいたことで、誰かに届く届かないではなく、より自分のやりたい演技、信じてきた演技を、怖がらずに続けていいんだなという確証を得られたと思います」としみじみと語った。◆浅野忠信、妻への感謝語る次シーズンについては、「何も聞いていないので、僕が1番教えてほしい(笑)」と会場を笑わせ、「(藪重は)死んじゃっているからと思うが、それは製作陣たちが今考えていると思うので、役割があればまた是非参加したいですね」と期待感も示した。それをサポートした存在として“妻(中田クルミ)”の存在も挙げ、「僕はすぐテンパって弱音を吐いてしまうのですが、泣き言をいつも聞いてくれる。カナダの撮影にも付いて来てくれて、ずっと支えてくれた。そのサポートがなければ今はなかったので、本当に感謝しています」とも話した。さらに、昨年逝去した名プロデューサー、ケヴィン・チューレンについても言及し、「ケヴィンがいなかったら今日はなかった」ともコメント。「いつか何かの賞を受賞した時にケヴィンの名前を出してありがとう言いたかった。生きていたら会いに行って、このトロフィーを置いて帰りたかったですね。本当に感謝しています」と熱を込めた。◆浅野忠信、さらなるサプライズに喜び作品への並々ならぬ想いが語られたところで、浅野へさらなるサプライズが。戦国武将・戸田広松を演じた西岡德馬、樫木央海役の金井浩人が会場へ駆けつけた。西岡は浅野の表情を見て「これは本当に喜んでいる顔だ!」と笑い、「本当におめでとう!エミー賞の時はノミネートされただけでもすごいことでしたが、今回は良かったねと言いたい。本当に良かった」と祝福のコメント。西岡と共に重みのあるトロフィーを持たせてもらった金井は、「僕は皆さんと会場にいけなかったですが、(受賞を知ったとき)ひとりで雄たけびをあげるほど、本当に最高な1日でした。忠信さんとご一緒させていただいたことはかけがえない宝物。一緒にお芝居させていただいて、本当にワクワクしたし、チャレンジでした。大きな尊敬の念と感謝してもしきれない気持ちです」と浅野に感謝を示し、「これからも精進して作品でご一緒させていただくのを楽しみにしています」と今後の意気込みを語った。これに対し、浅野は「とてもびっくりしました。現場で本当に支えていただいたので、(当時を)思い出すとニヤニヤしちゃいますね。あの(撮影の)日があって、こうやってお二方に会えて…。本当に感謝しています」と笑顔を見せ、互いに功績を労い合った。最後に成人式当日の実施となったことにちなみ、新成人へのコメントを求められた浅野。「成人の日のことはすごく覚えています。その頃はもう俳優をやっていましたが、有名でも何でもなかった。何にもなかった僕がここまでこれたので、皆さん大丈夫です。大人からは、“夢を持ちなさい”とか“何かやりなさい”とか言われると思いますが、何もなくても十分楽しい。自分さえいれば十分だと思います」と力強いメッセージを贈り、イベントは終了した。(modelpress編集部)◆真田広之から浅野忠信への祝福コメント全文忠信君、受賞おめでとう!10代の貴方との初共演から、何度も現場を共にして来た共演者として、本当に嬉しく感無量です。そして「SHOGUN 将軍」では素晴らしい、貴方にしか出来ない“藪重”をありがとう。緻密な計算とリアルな瞬発力で、作品に深みと普遍性を与えてくれました。また次回、どんな役で対峙出来るのか、今から楽しみで待ちきれません。本当におめでとう!!!【Not Sponsored 記事】
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