2024年は、乃木坂46、櫻坂46、日向坂46の“坂道グループ”それぞれに大きな動きがあった1年となった。特にここ数年加入した新世代の活躍が目立っており、グループの顔と言えるほどに成長したメンバーも多い。そこで本記事では、3組の2024年の活動を振り返りながら、2025年どのような点に注目すべきかも考えてみたい。
【関連】井上和は各所で活躍!久保史緒里・中村麗乃ら、2024年に存在感を発揮した乃木坂46メンバー
乃木坂46は2024年、グループのエースだった山下美月を皮切りに、阪口珠美、清宮レイ、掛橋沙耶香、向井葉月がそれぞれの未来に向かって旅立っていった。また、年明けの1月5日にはグループを牽引してきた人気メンバーの与田祐希の卒業発表もあり、ファンに大きな衝撃を与えたばかりだ。一方で、36thシングル『チートデイ』で自身2度目の表題曲センターに抜擢された井上和をはじめ、単独でWEB CMに出演を果たした池田瑛紗、副キャプテンに就任した菅原咲月など、多くの5期生が活躍。グループとしても、香港での単独ライブや10年ぶりとなる『乃木坂46 大感謝祭2024』の開催など、新たなチャレンジをした年でもあった。
櫻坂46はグループの中心メンバーだった小林由依が巣立ち、上村莉菜・齋藤冬優花も卒業を発表。1年で3作のシングルをリリースした中で、3期生の山下瞳月が2作連続で表題曲センターを務め、グループに新しい風をもたらした。表題曲のセンター経験がある藤吉夏鈴が、冠番組『そこ曲がったら、櫻坂?』(テレビ東京系)のスピンオフ番組『ちょこさく』で、「3期ちゃんが背負わなきゃいけない場面が結構増えてきている」「見守りたいって気持ちが大きい」と語るなど、3期生は先輩メンバーからの期待も大きいようだ。また、11月に2日間にわたってZOZOマリンスタジアムにて開催された『櫻坂46 4th YEAR ANNIVERSARY LIVE』は全券種チケット完売を記録しており、その勢いを印象づけるような年となった。
日向坂46は、2024年に齊藤京子、高本彩花の卒業に加えて、加藤史帆、東村芽依、丹生明里、濱岸ひよりの4人が同時に卒業を発表。さらに年が明けた1月6日には佐々木久美、佐々木美玲、高瀬愛奈の3人が同時に卒業を発表し、ここにきて世代交代が一気に進み始めた。グループとしては、日向坂46展「WE R!」や、日向坂46にとって縁の深い宮崎県での『ひなたフェス2024』開催など、精力的な活動を展開。さらに11thシングル『君はハニーデュー』では正源司陽子がセンター、12thシングル『絶対的第六感』では藤嶌果歩と正源司がダブルセンターを務めるなど、4期生の活躍の機会がグッと増えた印象だ。11月からは高橋未来虹が副キャプテンに就任し、新たなスタートを切っている。
今後、乃木坂46は6期生、櫻坂46は4期生、日向坂46は5期生の加入がそれぞれ控えており、フレッシュな新世代に注目が集まることが予想される。各グループでメンバー卒業が相次いだ2024年を経て、2025年は再び世代交代がテーマとなりそうだ。今年3組がどのような活躍を見せてくれるのか、注目したい。
※高橋未来虹の「高」ははしごだか