現在放送中のNHK連続テレビ小説『おむすび』に出演している関口メンディー。今年6月25日に所属していたグループを卒業ならびに事務所を退社し、新たな道でチャレンジを始めた関口は、朝ドラで俳優として存在感を発揮している。そこで本記事では、関口の俳優業に着目しながら、その魅力にフォーカスしたい。
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EXILE、GENERATIONS from EXILE TRIBEのパフォーマーとして、パワフルなダンスと愛嬌のあるキャラクターで人気を博した関口。グループ在籍時から俳優業にも挑戦しており、2023年秋クールのドラマ『パリピ孔明』(フジテレビ系)には抜群の歌唱力とクールな踊りで多くのファンを魅了するスーパーアーティスト・前園ケイジ役で出演。また、今年春クールのテレビ東京開局60周年連続ドラマ『95』でも、高校生の主人公たちのチームの一員でケンカが強いドヨン(新川道永)を演じるなど、演技には精力的だ。
そんな関口が現在出演しているのが、平成時代に“ギャル文化”と出会ったヒロイン・米田結(橋本環奈)が、やがて栄養士となり、“目には見えない大切なもの”を次々と結んでいくNHK連続テレビ小説『おむすび』だ。関口が演じているのは、結の恋人・四ツ木翔也(佐野勇斗)が所属する社会人野球チームのエースピッチャー・澤田龍志。翔也の先輩で、アスリートとして食事にも気を遣う進歩的な一面も持つという役どころだ。第42回では、栄養バランスを考えた手作りの食事を食べつつ、翔也に対して、「本気でプロを目指すなら飯も真剣に食え」とアドバイスを送ったり、第54回では、就活中の結を自身らの社員食堂の栄養士に誘ったりと、しっかり者の澤田を好演している。
関口は、12月13日放送のNHK『あさイチ』の中で、初出演となる朝ドラの現場について、「すごく皆さんがのびのびとされているなという印象」とした上で、スタッフの作品を良くしようという気概も感じたとコメント。また、エースピッチャーという役を演じるにあたってトレーニングにも励んでいると明かし、「パンプアップをして、より社会人野球の選手として、プロになりそうなちゃんと体作りをしたいなと思ったので」と語っていた。SNSでは、「リアル澤田先輩」「本当にハマり役」「ガタイ良くてほんとにプロからスカウトくる選手に見えた」などの声も多くあがっており、関口のストイックな役作りが澤田というキャラクターに説得力を持たせたと言えるだろう。
今後の関口は、1月7日から放送スタートのドラマ『東京サラダボウル』(NHK)や、2月14日公開予定の映画『ババンババンバンバンパイア』への出演も決まっており、俳優としての活動に弾みをつけている。朝ドラ出演を糧に、今後の飛躍にも期待したいところだ。