【モデルプレス=2024/12/06】櫻坂46の10thシングル『I want tomorrow to come』の“BACKSメンバー”による単独ライブ『10th Single BACKS LIVE!!』が、12月3〜5日に千葉県・幕張イベントホールで開催。ここでは、12月4日に行われた「齋藤冬優花 卒業セレモニー」と、最終公演の様子をレポートする。
櫻坂46が『BACKS LIVE!!』を実施するのは、2024年8月に同会場で行った『9th Single BACKS LIVE!!』以来約3ヶ月ぶりのこと。「僕は僕を好きになれない」でセンターに立つ三期生・村井優を座長に、メンバー1人ひとりの個性が際立つ選曲・演出で会場のBuddies(櫻坂46ファン)を魅了するステージを展開した。また、事前に卒業が発表されていた一期生の上村莉菜、齋藤冬優花にとっては櫻坂46として最後のライブとなるが、公演直前に上村が怪我のため休演を発表。これにより、2日目となる12月4日公演に予定されていた2人の卒業セレモニーは「齋藤冬優花 卒業セレモニー」として行われることとなった。
この日は齋藤にとって、アイドルとして最後のステージ。この日は自身が「櫻坂46の楽曲で1番好き」と公言する三期生楽曲「何度 LOVE SONGの歌詞を読み返しただろう」でセンターに立ち、約9年にわたるアイドル人生の集大成のようなパフォーマンスで観客を圧倒させる。アンコールでは齋藤の卒業セレモニーも実施され、まずは選抜組を含む三期生とともに「BAN」をパフォーマンス。途中から一期生、二期生も加わり、齋藤との最後のステージを繰り広げた。
幸阪茉里乃センターの「無念」でライブが再開すると、井上センターの「確信的クロワッサン」ではアリーナ中央に伸びた花道を使ってパフォーマス。普段はクールな楽曲の印象が強い遠藤光莉が「君と僕と洗濯物」で可愛らしい側面を打ち出したかと思えば、「何度 LOVE SONGの歌詞を読み返しただろう」では前日までの齋藤に代わって幸阪が情熱的な歌とダンスで客席の熱気を高め続け、小池が中心に立つ「ソニア」でライブはこの日最初のクライマックスを迎えた。
アンコールでステージに登場した村井は、「今はすごくスッキリした気がしていて。自分がこのライブに向けて思い描いていたものが本当にできた気がして、うれしい気持ちでいっぱいです」と晴れやかな表情を見せる。そして、最後に「I’m in」を会場のBuddiesとともに歌い、心をひとつに重ねて『10th Single BACKS LIVE!!』は大成功のうちに幕を下ろした。ライブは本来ここで終了する予定だったが、鳴り止まない「櫻坂46コール」に応えるようにメンバーが再登場。喜びの表情を浮かべながら「19歳のガレット」をもう一度披露して、会場を多幸感で包み込んで3日間にわたるライブを完遂した。(modelpress編集部)