東京出身ながら、東京、沖縄、そして最近もうひとつ「山の家」が加わり、「3拠点生活」を送るタレントの田中律子さん。45歳で移住して住民票を置く「沖縄」だけでなく、「山の家」も選択したのなぜか。また、地元ならではのコミュニティや日常生活の過ごし方。そしてお仕事など、お話を伺いました。アイキャッチ写真は「山の家」。
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部屋から海を臨む、沖縄の家
――45歳で沖縄に移住されましたが、きっかけを教えてください。
「どうしても沖縄に住みたい。沖縄におうちを買いたい」っていう夢が20年以上前からありました。12年前に沖縄のおうちを買ったんですけど、その10年ぐらい前から家を探してたんですよ。なかなかいいところが見つからず10年経って、今のおうちを見つけて、すぐ「これだ!」って。
―― 決め手はなんだったんですか?
海の目の前っていうのと、ヨガスタジオが作れること。あとは、家族が多いので、みんなで行けるおうちというのもありましたね。
【沖縄のおうちは、部屋から海が!】
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―― 実際、移住で苦労されてる方も多くいらっしゃいますが、律子さんはどうでしたか?人間関係構築とか。
おうちを買ってから5年ぐらいは、お父さんが住んでくれていたんです。なので、お父さんが地元の方とのコミュニティを作ってくれていました。私がちょこちょこ沖縄に帰るたびに、「うちの娘!」って紹介してくれたり。
あと、私がサンゴの保全活動をやっているのを知ってくれてる人が多かったので、「いつも律っちゃんありがとうね」って。逆に「来てくれてありがとう」みたいな感じで、本当にウエルカムでしたね。
【SUPを楽しむ】
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――最近、東京、沖縄に加えて、「山の家」の3拠点生活になったんですよね。
そうですね。「山の家」は今年5月に完成したのかな(※「山の家」の場所は非公開です)。
【山の家のお庭にはバレルサウナも】
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>>3拠点生活の配分は? どう住み分けているの?
都会、海、山…人生を楽しむための3拠点生活
――3拠点とお聞きすると、どのように住み分けるんだろうと思うのですが、どういう配分でそれぞれ過ごそうと構想していますか?
東京はやっぱり仕事でいることが多いですね。で、仕事が2、3日あくこともあるのですが、2、3日では沖縄には帰れない……そういうときは「山の家」に。
―確かに! 東京から行くにはちょうどいい距離ですよね。
本当にそうなんですよ。電車でも、東京の家から2時間ぐらいで帰れるので。もともとひいおじいちゃんの土地なので、ずっと管理してくださったおじさんがすぐ隣に住んでるんです。
―― では、「山の家」の人間関係も問題なく?
そうですね。隣のおじさんがナスやパプリカとか、いつも野菜を持ってきてくれます。
―― 沖縄の家と「山の家」の設計士さんは同じですが、家づくりのコンセプトの違い、それぞれこだわったポイントを教えてください。
沖縄の家は、海の目の前だったので、カリフォルニアスタイルというか、サーファーのおうちをイメージして作ってもらいました。
「山の家」は、ネイティブアメリカンやサンタフェとかが好きなので、ターコイズやテラコッタでサンタフェを意識したおうちを作ってもらいました。
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■田中律子
1971年東京都出身。12歳でスカウトされ、モデルデビュー。女優として数多くのテレビドラマや映画に出演するほか、1988年筒美京平・初プロデュースの「FRIENDSHIP」でアイドルデビュー。サンゴの再生に取り組むNPO法人「アクアプラネット」や一般社団法人「日本サップヨガ協会」の理事長も務める。「路線バスで寄り道の旅」(テレビ朝日系)、「ワルイコあつまれ(NHK総合)の「バブルランウェイ」のコーナーに出演中。インスタグラムは